2006/01/22

タイへ行く人のために3(服装について)

タイに行くのにどんな服装が必要か。
暑い国ですので、もちろんTシャツに短パンというのが一般的なイメージでしょう。
でも、実は間違い。
男性の場合は襟の付いたシャツ(半袖でOK)とロングのパンツ(ジーズンやチノでOK)がベストです。
女性の場合はミニスカートやホットパンツは履かないこと。よっぽどうまく着ないとそういう職業方と間違われてしまいます。Tシャツやタンクトップは問題はありません。
どちらの場合もTシャツやジーンズさえもキチンとアイロンがかかっていることが理想的です。
洗いざらしというのはタイでは「みすぼらしい。貧乏人」ということになりますので要注意。
靴は男性の場合暑いですが出来れば革靴やスニーカーを、女性はパンプスでも大丈夫です。
この格好なら何処に行っても大丈夫です。

こう書くと必ず
「そんなことない。私はTシャツ、短パン、サンダルでタイに行った」
という人が多いのですが、それはそれで別に問題ありません。
ただ、何処へ行っても扱いが違うということです。

例えばこんな例。
私はゲイソンプラザという高級ブティックの入っているショッピングプラザの中になるGUCCHIでパスケースを購入したことがあります。
その時、別に日本人の男性客がおり、彼の格好はTシャツ、短パンにサンダル。
私は半袖シャツにトラウザースにローファー。
彼はバッグを物色していたのですが、呼んでも店員が来ない。
私は店に入ったとたんに店員が着て「何かあればお声おかけください」という。
彼がバッグを見つけて店員を呼ぶがなかなか来ない。
私は、パスケースが見たいというと、奥のソファーに案内されて、店員が見繕って持ってくる。
彼はバッグを二つも買って普通に帰る。
私はパスケースを選んでラッピングしている間、ソファーでコーヒーサービス。
彼は推定30万円の買い物。私は約1万2千円の買物。

別に私は常連でも何でもありません。この差は単に着ている服装の差です。
タイは服装で人を区別(差別かもしれない)します。
その他、ホテルやレストラン等でも差がつきます。スターバックスでさえ差がつきますから。
とまぁ、ちゃんとした服装をした方がお得というか、嫌な思いをしなくてすむ確率が高くなるということです。

それと、もう一枚羽織れる長袖のカーディガンやシャツを持って行くこと。
実はタイは寒いです。(笑)
いや、外は暑いのですが、車や電車の中、レストランやホテルなど冷房の効いた所はしばらくいると寒くなるぐらいです。
ちょっと荷物になりますが、必ず鞄に入れて持ち歩く事をお勧めします。
彼の国は冷暖房という発想はなく涼しい事がサービスと考えるところがあり、ホテルの部屋なども寒いかもしれません。

タイは日本より階級による服装差が激しい国です。
日本人にはなじみもなく理解出来ない所も多く戸惑いますが、様は安物は着ない、服にはアイロンをあてる。
一度着たものは二度着ないくらい気を付けていれば問題ないと思います。

また、服が無かったら、デパートへ。無理に持って行くより、買って持って帰るつもりでもう一つバッグを持っていくのも一つの手です。
タイは衣料品が非常に安い国です。が屋台等では出来る限り買わない様に。
自分で着るものはデパートで買ってください。
日本人の経済階級からいくと高級デパートで服を買うのが一番ですし、意外にリーズナブルに服が買えます。
時間があれば一度覗いてみてください。
デパートの位でいうと、セントラルチットロム(セントラルはいくつもありますが、チットロムという所にあるセントラルは高級デパート)、サイアムパラゴ ン、エンポリアム、ちょっと落ちて伊勢丹、またまた落ちて東急って感じでしょうか。ロビンソンというデパートもありますが、現在これはセントラルグループ のセカンドブランドで、日本人が常に買物するようなデパートではありません。

こう書くと人を差別しているようですが、いかんせんタイにはまだ階級制の名残と経済格差による区別が残っています。
頻繁にタイに行く人ならそういった問題に対面するのもよいでしょうが、観光で行かれるのであればとりあえずは近寄らないのが良いかと。まぁ英語も通じなくなりますし。

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