2006/01/20

クラッシュ!!

実はあんまりアカデミー賞といやつに興味が無い。
往々にして賞を取る作品というやつは、やっぱり賞を取る為に作られている様な気がするのは私だけだろうか?
民衆の支持を受けヒットをした映画がアカデミー賞を取る訳ではない。
そんなことならスターウォーズが作品賞を取っていないのはおかしい話である。
まぁそれはさて置いて、昨年のアカデミー賞作品「ミリオンダラーベイビー」は結構良かったと思う。
大作ではなかったが、何か訴えるものがあった。一般受けする映画ではなかったと思うが私は結構好きな映画だった。

で、その「ミリオンダラー・ベイビー」の製作・脚本でアカデミー賞にノ ミネートされ、一躍注目を集めたポール・ハギスが監督デビューした。

作品名は「クラッシュ」。(公式ホームページ http://www.crash-movie.jp )

くらっしゅ1 くらっしゅ2

公開は2006年2月11日よりシャンテシネ他にて全国順次公開らしい。
私は昨年タイで見た。
私は映画の内容を語るのが好きではない。
なぜなら映画は見て感じてほしいと思うから。
かと言ってどんな映画かと言われた書かない訳にもいかないので、マスコミ発表を。


ロサンゼルス、24時—。
ハイウェイで起こった一件の自動車事故が、思 いもよらない“衝突”の連鎖反応を生み出し、様々な人間の運命を 狂わせていく . . . 。

刑事たち、自動車強盗、地方検事とその妻、TV ディレクター、鍵屋とその娘、病院の受付嬢、雑貨屋の主人—。
様々な階層の、様々な人種の彼らは、予想もしない角度で交錯しながら、愛を交わし、憎しみをぶつけ合い、悲しみの淵に立たされる。神の見えざる手によって人生を翻弄される人間たち。ロサンゼルスの36時間の中で沸騰する、彼らの怒り、悲しみ、憎しみ、喜び . . . 。

さて、これではどうも判らないと思うが、一つの自己から始まる人間ドラマその交差する人々の会話や仕草の表現がたまらなく良い映画である。
「ミリオンダラーベイビー」で見せた静かで深みのある会話の数々が
ポール・ハギスの持ち味なのだと判らせてくれる映画だと思う。
会話の間のわずかな沈黙が物語を語る。そんな言葉が似合う映画だと思う。

一人で見るのも良いが、友人や恋人と見てほしい映画の一本だ。

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