2006/01/15

ウルトラマンの街


アユタヤ郊外に、「ウルトラマンの街」が誕生するらしい。
映画制作会社ツブラヤ・チャイヨーが、ウルトラマン一族と怪獣の模型を陳列する博物館などを建設。
博物館はウルトラマン一族の出身地「M78星雲」をイメージし、数々の死闘を演じた歴代ウルトラマンと怪獣、宇宙人数千体を陳列。身長50メートルのウルトラマンとバルタン星人の像も造るんだって。

今年の6月までに着工、2009年にはオープンということらしい。
ウルトラマンはタイでも人気が高い。ツブラヤ・チャイヨーのソムソン取締役は「世界中に知られるような施設にしたい」とか言ってるらしい。

ふーん。そうなんだ。

前にも書いたが、このツブラヤ・チャイヨー社は昔、円谷プロの借金の肩代わりに初代ウルトラマンから6代目タロウまでの日本以外の放映権と制作権を持っている。
著作権は日本の円谷プロが持っているが、日本でもタイでも裁判で負けている。
つまり、ウルトラマンは日本以外に日本の文化として権利が無いということだ。

施設が出来れば、多分日本人も遊びに行くだろう。(私も行くかもしれない)
非常に悲しい話である。
日本の生んだウルトラマンがタイの生んだウルトラマンとして世界に紹介され、それを世界中の人が見行く。
著作権や契約を甘く見ている日本人にとって大きな代償だ。

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