一度は憲法裁判所に検察庁より書類が提出されたが、検察庁の結論が無かったため差し戻しになった。
それを受け、検察庁のナンバー2、チャイカセム次長検事を長とする特別委員会は、タイ愛国党、民主党の2党と小政党3党の不正疑惑について検討し、5党す べての解散を求めるため起訴すべきとの結論に至ったとのこと。
これに伴い、検事総長の承認後、起訴手続きが執られ、憲法裁判所で審理が始められることになるらしい。
しかし、民主党の疑惑については26日に1500ページに及ぶ報告が急遽提出されたばかりであるため、これについては支持者が反発しないように、タイ愛 国党とのバランスを取るまたはタイ愛国党の差し金によるものではないかと検察の対応を疑問視する声が上がっているらしい。
確かにあの四角い顔のお方ならやりそうだ。
また、タイ愛国党や民主党に解散が命じられた場合、党首を含む役員は5年間、党内での役職に就くことが禁止されるらしい。
しかし、他の政党に所属し下院選に出馬、当選すれば、首相を含む閣僚に就任することは可能だなのだとか。
ところが、もう一つ問題が、現段階で総選挙は10月15日投票と決まっていることから、選挙前に解党になった場合、党員は憲法の「90日規定」つまり90日以上その党に所属しなければ選挙に立候補することが出来ないという法律に触れることになって、総選挙に立候補すること が出来ない。さらに、今のままの党で立候補して当選したとしても、選挙後に解党になった場合、議員資格を失うことになる。
なんとも混乱を招く話である。
この話、もともとは、タクシン暫定首相率いるタイ愛国党に不正があったと民主党が言い出したのが始まり。
一度提出した書類が審議の上結論をつけずに裁判所に持ち込まれたのは、タイ愛国党をかばったからだという噂も出ていた。
今回の結論も結局、解散させるなら民主党もということで、解散を避けさそうとする意図が見え隠れする様に見えるのは言いすぎだろうか?
そういえば、問題のタクシンさんは、この話で動揺し、タイ愛国党を離党しようとする党員に対して、忠誠を誓った党員に一人頭20万Bを配った歩いたのだとか。
そのお金は何処から持ってきたのタクシンさん?
0 コメント:
コメントを投稿