2006/06/28

花売りの両親に罰則適用

タイではタクシーなどに載って信号で止まると、よく小さな子供がは白い花飾りを売りに来る。
タイでは良く見かける光景だ。

が、先日9歳の花飾り売りの少女が車に轢かれて死亡した事件が起きた。
これを受け、社会開発・人権保護省は、子供に花飾り売りをさせている両親の取り締まりを開始すると発表したとのこと。
同省は、これらの行為は児童保護法と道路交通法に違反すると説明し、違反者には3カ月の懲役、または3万バーツ以下の罰金が課されるらしい。

しかし、この取り締まりは功を奏すのだろうか?
タイで花売りをしている子供達は、まともに働かない両親達を親に持つ子供や、売られたり、両親がいない子供などが多い。
果たして、まず働かない、また貧困家族の両親が3万バーツ以下なんて罰金が払えるのか?
はたまた、これを取り締まることで、この貧困な人たちの生活は向上するのか?

いや、反対にさらに貧困に陥るのではないか?
彼らはことあるごとに騒ぐ。確かに両親や保護者が悪いのは判る。しかし、決して貧富の差をなくそうという話はしないように見えるのは私だけでしょうか?

とはいえ私も、花飾りを売るに来る子供達に何をした訳ではない。どちらかといえば、避けていた。

あぁ、自己嫌悪。

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