2006/02/21

どうなるチャトチャック ウィークエンドマーケット

バンコクのウィークエンドマーケットとして有名なチャトチャックウィークエンドマーケットに問題が生じている。

ウィークエンドマーケットのある土地 所有者であるタイ国鉄が借主であるバンコク都に対して 賃貸料の大幅な値上げを求めているのだ。


チャトチャックウィークエンドマーケットは、もともとタイ国鉄が遊ばせて土地をバンコク都が借り上げマーケットを設立。

低価格の家賃で店舗を誘致し内外の観光スポットの一つとして育て上げてきた。

また、バンコク都はチャトチャック市場での利益を元にミンブ地区で第2のウィークエンドマーケットを開設する計画があるようだ。


今回のタイ国鉄の値上げ要求は、現在の1平米辺りわずか32バーツから397バーツへの値上げ。

赤字に苦しむタイ国鉄は、チャトチャックの人気に目をつけて家賃の値上げを要求した形になる。


これに対して、バンコク都が妥協案を出した。

妥協案の内容は、現在1平米月当たり32バーツを、2001年に遡って50バーツにするという案。


ただ、タイ国鉄の要求額とは大幅な開きがあり、タイ運輸省からは

「(大赤字の)タイ国鉄は人助けして いる身分ではない」

と尻を叩かれている状況であることを考えても、今後の交渉は難航の恐れがあると予測される。


もし、タイ国鉄の要求どおり賃料が上がれば、バンコク都より転貸を受けている各店子への賃料も上がり、商品価格に転嫁せざるを得なくなるか、最悪の場合チャトチャックへの出店をやめる店子が増大し、閉場に追い込まれる恐れもあるとのこと。

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