昨日、待望のMobilePreesEX第二段を手に入れた。(すんませんでした)
聞くところによると売れているらしい。
これもW-ZERO3効果であることは間違いないだろう。
年内には20万台近い出荷と言われていて驚異的な出足だ。
ここまで受け入れれた大きな要因は携帯を含む通信機能だと思う.。
現代人は多かれ少なかれ携帯依存性である。
特に日本の携帯は独自にそして特殊は発展を遂げたため携帯依存性の傾向は他の国を大きく上回る。
PCの変わりに携帯というのが一部にまかり通っているのが日本だろう。
写真も取れる、ネットも出来る、メールも出来る。その上、音楽プレイヤーにもなるしIC決済も出来る。
こんな多機能な携帯文化が今の所日本だけである。
ところが、ある一定のPCスキルを持っている人にとっては携帯では物足りない不便を感じている人も多かったはずだ。
ところが、PDAの市場は明らかに落ちていて、選択の余地もなければ、その使い道さえも良くわからない人間も多い。
感単にスケジュール管理とアドレス帳のつもりで入っていけばさほど難しくはないのだが、何か何でも出来るようなのだが、難しいというイメージが固まってしまっていたように思う。
実際のところPDAはPCの補助にはなっても変わりにはならない。
ところが、そこに通信機能がつくことで、今まで持ち歩いていたデータをネット環境でアクセス出来ることになる。
そうなると、使い勝手は断然アップし、今までデータを詰め込んでいたメモリにPC対応のソフトを載せることも出来る。
電子辞書からの脱皮とでもいうのだろうか。それによってさらにPCとの連携がアップし、WordやExcelなどとの互換ソフトもインストールできるようになった。
海外でスマートフォンが流行ったのはビジネスにおいて手軽なPC端末機能としての価値があったからだろう。
ところが、携帯が以上に発展してしまった日本ではグローバルスタンダードを受け入れる土壌が閉ざされていたのだと思う。
今回のW-ZERO3はそんな土壌に投げ入れられた国連隊のようなものだろう。
PDA+通信機能が生み出した新しいスタイルは、ノートパソコンまでは持ち歩きたくないけど、携帯では役立たないと思っていた人たちにとって願ったりかなったりのデバイスだったのだと思う。
確かに海外のものと比べれば不満な部分も多い。
例えば、何故WindowsMobile Phoneエディションではないのか?
PHSでの実績がないことが一番の原因だと思うが、それよりもWill-COMのW-SIMの設計の問題もあっただろう。
ただ、通信関係のソフトウェアをW-SIMがもっているのでその分、メモリも節約出来、軽快な動作が可能になった。
Bluetoothがついていないのも日本ではヘッドセットの普及が以上に悪いことが大きな原因だろう。
携帯についていても使わない機能No1がBluetoothだと言われている国なのだ。
この国文化を考えるとあえてBluetoothをつけて値段を上げるよりもとりあえず提供しやすい価格を実現したことは評価出来る。
ボディの出来も決して良いとはいえない。悪く言えばゲーム機の様だ.。
ただ、この値段でアルミボディは不可能なので致し方がないところだろうか。
値段と機能、そして日本の文化になじむという点を考慮しても私は合格点のガジェットだと思う。
ただしこのガジェット、正直なところテスト版という意味も大きい。
そういう意味ではユーザーの方はこうしたい、ああしてほしいという要望や問題点をシャープやWillcomにしっかりと伝えるべきだろう。
そのフィードバックが、次の世代のガジェットを誕生させる大切なプロセスなのだと思う。
0 コメント:
コメントを投稿