2005/12/18

タイのビール会社

タイのビールっていうよシンハビールという人が日本人には多い。
タイではビヤシンと呼びますね。

ところが、タイで一番売れているビールはビヤチャーンである。
何故一番売れているビールが国を代表するビールにならないのか?

いろいろ理由はありのだけど、一番の理由はタイの階級の名残。
ビヤチャーンは労働者層を中心に飲まれるいるビールなので、プライド オブ タイにはなれないということだろう。
嘘のようだが数年前までは私たち外国人のいるエリアでは売っていなかったし、レストランやバーなどでも置いていなかった。
あまり飲まない私でもビヤシンよりビヤチャーンのほうが美味しいと思う。
「ビヤチャーンはないのか?」
などと聞くと鼻で笑われたものである。

ところが、ビヤチャーンは数年前から英国ヒットし、今やビヤシンを抜く勢い(まぁ出荷数量は遥かに抜いているのだけど)である。
最近では我々の行くレストランでも置いているケースが増えて来た。

で、そのビヤチャーンを作っている会社がタイ・ビバレッジ社という会社。
実はメコンウィスキーなども持ってるタイで一番大きなビバレッジカンパニーである。
実は最近、この対ビバレッジ社が日本食ビュッフェチェーンや緑茶飲料でおなじみのOISHIを買収するとの噂が流れている。
タイ証券取引所は情報の周知徹底のため、OISHI株の取引を停止しているそうだ。
タイ・ビバレッジ社は上場を計画しているのだが、反アルコール運動の市民団体、仏教界などからの反対でいまだタイ証券取引所が上場を認められていない。
ちなみにこのタイビバレッジ社のオーナー、チャルーン氏はタイのウィスキー王とかアルコール王とか呼ばれていて(なんでもなんとか王だな)、インペリアルホテルグループやパンティッププラザのオーナーでもある。

OISHIねぇ。
私は二度と行きたくないレストランの一つだが。
まぁ、非常に順調な業績なので買い物かとは思う。

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