2005/12/01

ニッポンでアーハンタイ

先日、友人達と久しぶりに会って食事をした。

私は寿司が食いたかったのだが、いつも入っている寿司屋が満杯で入れなかったこともあり、一人のリクエストでタイ料理を食べに行った。


行った店は大阪の北新地の中にある「あい・タイ」という店。

値段は普通、味もそこそこだと思う。

日本のタイ料理なら。


よくよく考えれば日本でタイ料理屋に行ったのは半年以上ぶり、もしかしたか今年は一回も行ってないかもしれない。


いくつか理由はある。

まず第一に値段が高い。

まぁ、そりゃタイに比べたら当然高い。バンコクだって私たちが行く店は屋台を除き、決して安物の店に行くわけではないので結構な値段を払っているはずだ。それでも、やはり最低倍は違う。

物価が違うから当たり前なのだが。


第二に味が日本人向けになっているというより、タイで食べる味にはなかなかお目にかかることは少ない。

これも当然で、材料が日本に全部あるわけではないので代用品も少なからず使う必要があるからだ。


野菜一つとっても日本で食べられている野菜はタイの野菜とは品種が違う。

日本は世界一野菜にうるさい国だと思うし、野菜品種開発という意味では世界一の技術とパテントを持っている国である。

タイでも日本向けに高級品種の野菜が作られ、冷凍で運ばれているが、これらの野菜はほとんど現地では流通しない。なぜなら値段が高いのだ。

タイで作っているのにほとんどタイで食べる事が出来ない野菜たち。

日本人はそんな野菜を食べている。

だが、反対にそんな美味しすぎる野菜が味を壊してしまうのである。


他にも、水が違うので本場と同じ味を作るのはこの時点で難しい。

お金をかければ全ての素材をタイから入れてということも出来るが、一定の料金で同じ味を再現するには限度があるということだ。


ただ、家庭で作るならそれなりの味で満足するだろうが、レストランに行けばそれ以上の味を求めてしまうのが人情というものだろう。


そして第三の理由。

実はこれが一番大きいかもしれない。

これは私だけかもしれなが、特にタイ料理が食いたくて仕方がないほど、タイに疎遠ではないということ。

タイ料理ならタイで食べればよいと考えている。(値段のことは別として)


反対に海外や国内の出張などが多いので、日本食というやつを積極的に自ら食べないとほんと、一ヶ月間日本食を食べてないなんてことが起こりえる状態なのだ。


実は今週も月曜日は出張先では昼も夜も接待で中華とイタメシ、火曜日は昼は六本木でなぜか中華、夜はパティーだったので立食。水曜日の昼は時間がな かったのでラーメン、夜は大阪に帰って伊丹空港で買った551の蓬莱の豚饅と貝柱のシュウマイとレトルトの野菜スープ。今日の昼は外人が来ていたので、昼 真っからステーキ、これから接待でイタメシである。

朝は食べない(食べられない?)人なのでこういった食事になってしまう。


あぁ、寿司食いたい!!

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