日本では携帯でメールというのは当たり前だが、タイではあんまり当たり前ではない。
もともとインターネットが普及していないのに加えて携帯の性能自体が日本より数段遅れている。
そのため、メールよりもSMS(ショートメッセージサービス)を使う人が多い。
日本では「スカイメッセージ」「ショートメッセージ」「Cメール」などの呼び名で、今も携帯に機能がついているが、あまり使われていない。
文字数に制限もあるし、画像を送ったりは出来ないがメールやそれに準ずる機能がついていない電話も沢山あるので、タイだけではなくGSM圏内ではいまだにSMSが中心なのである。
では、インターネットメールが出来ないかというとそういうわけではない。
まず必要なのは、GPRSというデータ通信が出来てMMSというメッセージサービスが出来る携帯とその携帯で使うSIMカードである。
前にも書いたがSIMカードは電話番号が入った切手の半分くらいのサイズのICカードで、電話を買い換えてもこのSIMを電話に差し込めば直ぐに使う事が出来る。
次にAIS(タイの携帯電話会社。まぁドコモですね)のone-2-calの場合、サービスセンターに電話をするか、街にあるサービスカウンターに出向いてGPRSをアクティベートつまり使用可能に設定してもらう必要がある。(メールでも可能)
DTAC(タイの携帯電話会社。しいて言えばauかな)は知らないが、Orange(タイの携帯電話会社ボーダフォンというよりJPHONEでも私は結構好きです。)の場合はSIMカードを買うとそのままGPRSも使えるようになっている。
これで、OKかと思うとまだ作業がある。次に電話機を設定しなければならない。
各電話会社ともホームページから設定を電話へ送信することを出来る様になっているが、機種によっては設定がないものも多い。
同じメーカーのものでも発売時期や機種のクラスによって設定が違う。
自分で設定を調べて手で入力することも出来るが、これは最低限インターネット接続の知識が必要。
で、どうするか。
NOKIAやソニーエリクソンならメーカーのホームページから各機種にあった設定を落とす事が出来る。
ただし、これは英語ページのみなので、翻訳サイトなどを使ってがんばってみよう。
ソニーエリクソンの場合、タイのサイトはタイ語になるので判らないからないだろうからシンガポールあたりのページに接続すると判りやすいでしょう。
設定はGPRSの設定とは書いていないWAPという名前になっている。
これはWAPというデータ通信の方式を使うということで、GPRSというのはそのWAP方式に対応したシステムの呼称である。
それではまずWAPのセッティングを携帯に送る。
するとしばらくすると携帯に設定が届き「新しい設定が送られえてきたがインストールするか?」と電話が聞いてくるので、YESを押す。これでWAPのセッティングは完了である。
次にまたメーカーのホームページから今度はMMSの設定を送信する。
MMSとはマルチメディアメッセージサービスのことでこれだとSMSと違い写真や動画も送る事が出来る。
さらにこのMMSにはメールアドレス付加される。つまりインターネットメールが可能なのだ。
同じように携帯に設定が届き「新しい設定が送られえてきたがインストールするか?」と電話が聞いてくるので、YESを押す。これでMMSのセッティングは完了。
MMSの設定だけ送っても問題のない機種もあるようだが、WAPの設定に頼る機種もあるので両方送って設定するのがベストである。
さてこれで、タイの携帯というかGSM携帯からインターネットメールが可能である。
テストとして、携帯からパソコンなどにメールを送ってみよう。すると、携帯のメールアドレスが判る。
詳しい設定やその他はネット検索すれば出てきます。
タイ限定というなら
「タイとPDAとモバイルと」http://siam-breeze.seesaa.net/
へどうぞ。
非常に役に立つデータがそろっております。
が判らないのでやってくださいとか、携帯買うので着いてきてくださいとか、その他もろもろの人に頼るような故事はやめてください。
このブログのsiam_breezeさんはタイでまじめに働いていらっしゃる方ですの、私達観光客の様に自由に動ける立場でも営利目的でBlogをやってらしゃるわけでもない。
あくまで個人が知りえたデータを公開して下さっているだけです。
親切なかたななので、やってみてわからない事があれば教えていただけることも多いと思う。
が、基本的には公開されていることが全てであって、これを読んで判らないならあきらめましょう。
一応これで、インターネットメールが可能なのだが、ただいくつか問題が。
これも機種によるようだが、日本の携帯の様に直接携帯にメールが着く機種と、AISからサーバーにメッセージが届いたと案内があり、そこからWAPでそのサーバーのメッセージを読みに行く形になるものがある。
全てのことが日本と勝手が違うし、あまり親切とは言えない。
まぁ、だからこそ楽しいのかもしれない。
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