2005/08/04

ヤムママー

昨日のママーの続きである。
タイでは普通の麺屋台などでセン(米麺ですね。基本的にはビーフンと同じようですが、麺の巾で呼び方でセンヤイ/太麺、センレック/中麺、センミー/細麺といいます。)やバミー(こちらは玉子麺。いわゆるラーメンの麺ですね)などと一緒に平然とママーを売っている。
注文する時にセンやバミーの変わりにママーというと麺がインスタントラーメンに変わる。
これで商売が成り立つのだからすごい。4Bのママーがちょっと手を加えると20Bの料理に早変わりするわけだ。
もちろんそのままインスタントを作る訳ではないようだ。
麺の上には具としてルークチン(魚や肉のミンチボール)やレバーのスライスがのっていたりと一応手は加える。
その中で面白い料理がある。通称「ヤムママー」という食べ物。「ヤムママー」の「ム」は息をはかないMなのでパッと聞くと「ヤンママー」に聞こえる。一瞬タイでも「ヤンママ」がいるのかと疑ったが、良く聞くと料理の名前であった。
で、どういった料理かというと、野菜などと茹でたママーの麺を合えてそこに粉末スープを入れ後は砂糖、唐辛子、ナムプラー(タイの魚醤、魚で作った醤油ですね。日本でいうとしょっつるです)などで味を調える。
他にも作り方はあるようだが、私が知ってる屋台はこうやって作っていた。
使うママーはトムヤム味なのでトムヤムママーとでもいうのか。
いや、ヤムというのは「和える(あえる)」という意味なのでトムヤムヤムママーか?
まぁ、「ヤムママー」はつまりはママーの和え物とい訳だ。
私から見ると美味しいか?と思うのだが、私が良く行くマッサージ店のスタッフは良く食べている。
それでもやっぱりあんまり上等な食事ではないようで、
「何食べてるの?」
と聞くと誰もが、
「ヤムママー」
とちょっと恥ずかしそうに答える。
チャレンジ精神の有る方、是非一度お試しください。
私はそれよりも普通のクエッティオ(麺料理って感じかな)を食べるので「ヤムママー」は遠慮します。

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