2005/08/23

ドリアン


とにかくドリアンである。

果物の王様などと言われ、タイは言うにおよばず東南アジア一帯で広く食べられるこの果物。

写真のようにトゲトゲ(じゃないのもあるらしい)の分厚い皮を剥くと中から白い実が出てくる。

これを小さく切って食べるのだが・・・私には決して美味しいとは思えない。


タイにもドリアンがいくつも種類があって、私も何種類も食べて見た。

食べられないことはない。匂いもするが我慢出来る。中には我慢出来ないほど臭いものもあるが。

味はねっとりと甘い。うーん、どうも私の味覚には合わないようである。


タイ人はドリアンが好きな人が多い。タイの果物の中ではかなり高価な部類に入ると思うが、季節になると(って一年中あるのはあるみたいだが)「トゥリアン、トゥリアン(タイではドリアンのことをトゥリアンという)」と呪文の様にわめく奴もいる。(私の友人だけか?)

どこかの国じゃ「女房を質に入れてでも食え」と言うらしい。


もし、ドリアンのある国に行かれたなら土産話に食べて見ればよい。好きな人と嫌いな人がピタッと別れる味だ。

ただ、食べるときには注意を。コーラなどの炭酸飲料とは一緒に食べない事。

ドリアンがガスを出すのか、炭酸飲料のガスが抜けなくなるのか原理は良くわからないが、お腹がパンパンに張って大変な事になる。


ドリアアンは生だけではなく、ドライフルーツもある。その他にも月餅などの餡にも使われていたりする。

そう、先週買って着たスターバックスの月餅にもドリアンが使われていた。(今回のお土産その1 参照)

ドリアンが嫌いな私がちょっとおもしろいからと言ってスターバックスの月餅を買って来てしまったのだが、とうぜん嫌いなドリアンである。食べる気がない。

で、とりあえずは、コーヒー味の月餅から食べる。うーん。あんまり美味しくない。やっぱりペニンシェラの月餅にしておけば良かった。ドライフルーツの入った美味しそうなのがあった。

コーヒー味の月餅を4分の1食べて残りは家族におすそ分け。

で、残ったドリアンである。恐る恐るパッケージを破る。もうこの時点で嫌な匂いがする。ちょっと暖かい所に置き過ぎたか?

先に家族に強制的におすそ分けをすると、全員が悲鳴をあげた。

うーん、腐ってた?いやそんな事はないと思うのだが。

とりあえず危険ということで、私は食べずにゴミ箱へ。

家族の共通の意見は「たまねぎ入れたみたい」だった。やっぱ腐ってたか?

父親曰く「殺す気か!」であった。

やっぱり私はドリアンと愛称が悪いらしい。

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