2006/03/14

買収騒ぎ

4月2日に予定されている下院議員選挙では、民主党など主要野党3党がボイコットしている為、与党・タイ愛国党と零細政党からのみの立候補者となっているのですが、零細政党からの立候補者の最低200人は立候補要件を満たしておらず失格となる模様。

主要野党がボイコットしており、多くの選挙区でタイ愛国党の候補 1人のみとなることを避ける為(この場合、有権者数の20%以上の得票が当選に必要となる為)、タイ愛国党が零細政党に金を渡し、立候補させたとの噂も出ている。(以上、共同通信とタイネーションをまとめるとこんな感じ)

それを裏付けるように民主党は、トラン県内の選挙区から出馬した小政党の民主主義前進党所属候補者3人を伴い記者会見を開き、3人が候補者が買収されて立候補していた事を公表。(ここからは「タイに地元新聞を読む」 さんから抜粋引用一部追加)

 3人はテレビ報道等で大政党が小政党を買収して候補者資格の要件を満たしているいないに関係なく候補者を所定の選挙区で出馬させるよう促していた疑惑が指摘されているのを知り、処罰を受けるのが怖くなって、民主党のステープ幹事長の所に相談に現れたとのこと。

彼等はトラン県フワイヨート郡ターウィウ地区内の住民で、それぞれが村内の仲介者を介して紹介された芸人のプラムワン・スーグローム氏からバンコク都内のホテルで3万バーツで選挙出馬の話を持ちかけられたらしい。

自分の所属する政党が何を党是(いわゆるマニュフェストですね)として掲げているのかすら知らないまま、3月8日に立候補手続きを行ってしまったとのこと。

プラムワン氏が大政党の指示の元で動いていたのかについては判らないと語っているらしい。尚、プラムワン氏がタイ愛国党の党員であることは確認されているとのこと。

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