2005/11/21

Qタロウ(Qtek9000)が日本語を理解するまで6

第三段階はちょっと難しい。

実は私の使っているSoft ResetアプリはそのままではCABファイルではないのだ。

このソフトはまずPC(Windows上。MACではない)のデスクトップにダウンロードして解凍するとインストラーアプリになっている。このアプリを PC上で実行すると次回PocketPCとシンクロした時にPocketPCにCABファイルとしてインストールする形になっている。

もちろん、PockePCが繋がっていればそのままインストール出来る。Windowsの場合ならばだ。
ところがMACでは出来ない。こんな単純なことがすぐに出来ないのだ。

で、どうするか。
実はVirtual PC上のWindowsにインストールしたActiveSync 4.0(PocketPCのシンクロソフト)が役に立つ。

この手のソフトはPC上で実行すると、次回PocketPCとシンクロした時にPocketPCにCABファイルとしてインストールする形になっている。
どういう原理かというと、実行したアプリはPocketPC用のアプリを一旦Windowsの中に生成する。CABファイルならPocketPC上で実行出来るCABファイルを作ってWindowsのフォルダの中に一旦(?)保管しておくのだ。
そして、WindowsPCとPocketPCがシンクロした時にそのファイルをPocketPCに転送するのである。

という事は、Virtual PC上のWindows上でも同じ様にインストールを実行すれば、Windowsの何処かにPocketPC用に生成されたファイルが保存されているはずである。
見つけ方は簡単だ。
Virtual PC上のWindows上でExplorerを起動させて、Windows内のファイルを見ながら探して行けば良い。
大体は、マイコンピュータの中のローカルディスク(C)の中、ProgramFileの中にあるはずだ。
そこからインストールしたアプリのフォルダを見つけ出し、フォルダごとSDカードにコピーすればよい。
ただ問題なのは、CABファイルでない限りPocketPC上で自動生成しないので、その他のアプリは自分で何処の階層に入れるかを手動で行わなければならない。
これは非常に難しい。まず何処の階層にどのファイルを入れたらよいのかわからない。
だから、まず最低限必要なファイルは最終的にCABファイルになるものにすればよい。

PocketPC上でCABファイルを実行すれば後は勝手にインストールしてくれるという訳である。

さて、目的のフォルダ(ファイル)をSDにコピーしたら、同じ手順でSoft Resetアプリをインストール。
私の使っているアプリはProgramsフォルダーにインストールされた。
そのアプリを見つけてソフトウェアリセット(ソフトリセットとは違う。アプリケーションによるリセット)。
これはソフトの動作確認のため。もしダメなら工場出荷状態に戻して、一からやりお直し。新しいアプリも探す必要がある。
幸いにして私の使ったSoft Resetアプリは問題なく動作した。

第四段階。

同じ手順で「PocketweakJ(英語版もあるが日本語が表示出来るのだから日本語版がベスト)」というアプリをインストール。
このソフトはATOKをいれる時に重要で、IMEの変更等をするソフトである。
インストールしたらソフトウエアリセット。(注意!ソフトリセットではない!)
必ず、先ほど入れたSoft Resetアプリでリセットしよう。
これには訳がある。
「PocketweakJ」というアプリはPocketPCのシステムの中を変更するアプリである。
システムなどの項目を変更した場合、本体の裏にある穴にスタイライズを入れて行うソフトリセットでは、変更は反映されないのである。
この場合、必ずソフトウェアリセットが必要なのだとか。

その次にレジストリエディタを同じ様にインストール。
これはレジストリ。つまりプログラムの根底をいじくるアプリである。
これは使わない可能性もあるが、まず確認のために必要になってくる。

まずはここまで出来ればATOK導入の下地はOKである。

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