2005/11/03

日本で公開されるタイ映画

さて、今月から日本で公開されるタイ映画が多い。

昨年の「マッハ!」一昨年の「アタックナンバーハーフ」の成功から単独公開ながらタイ映画が日本でも公開されるケースが多くなったようだ。
今年も既に何本かの映画が公開されており、私も出張を良い事に「フェーンチャン」を見に行ったりした。
ここで、何本かご紹介。

まず「ビューティフルボーイ」(タイでの英語タイトルは『ビューティフルボクサー』)。


日本のホームページはこちら。上映館などをチェックできます。
http://www.beautifulboy.jp/

これは、日本でも有名になったオカマのムエタイ戦士 パンリヤー・ジャルーンポンの自伝的映画。
性同一障害という病気もつ彼女(彼?)がふとしたことでボクサーになり苦悩しながらも生きていく姿が良く描かれた映画。パンリヤー本人も女優として出演している。
私的には面白かった。ただコメディではなく真面目な映画です。はい。

2本目は「風の前奏曲」(タイ語タイトルは「ホームローン」英語タイトルは『オーバチュア』。もともと『プレリュード』と発表されたが結局『オーバチュア』に変更された模様)こちらはHPがないので映画ファンコムのレビュー。http://www.eigafan.com/New_info/Review/kaze/

このラナートというタイの楽器の名手を取り上げた物語。
これも美しい映画です。例えるならタイ版「戦場のピアニスト」ってところだろうか。
タイ人より日本人の私のほうが感動して笑われた。
そういう意味では海外に出せる映画だと思う。

3本目は、「デッドライン」(英語タイトルは『 102 Bangkok Robbery』

HPはこちら、https://www.happinet-p.com/jp/deadline/
1997年のタイの通貨危機を題材にしたアクション映画。
まぁ、タイ版西武警察だなぁ、これは。
バンコクを知っている人なら、「あっ、ここラチャダーだ」とか「MBKだ」とか言ってたのしめる。
見所はMBK(マーブンクローン前での銃撃戦)。
MBKにヘリがぶちあたってぶっ壊れる。
まぁ、気軽に楽しんでほしい映画。私は今のセントラルワールドセンター前のBicCの上のEVGのオープニングででっかい70mmスクリーンで見た。

最後はこれ、「レター」(英語タイトルは『The letter』)
もともと1997年の韓国映画「手紙」のリメイク。


ここは、HPが今の所ないようです。

バンコクでプログラマーとして働く女性が祖母の葬式で帰ったチェンマイで男性と出会う。
惹かれ合った二人はチェンマイとバンコクの遠距離結婚をする。
幸せに続くはずだった生活はやがて悲運な運命に出会うことになる。
といった悲恋もの。でも最後はちょっと救いがある。
この映画は、「一緒に見に行かないなら一生恨んでやる。」と彼女に脅されて満席のMBKの上のSFシネマで見た。女性とカップルばっかり、タイ映画には珍しく、最後のクレジットまで観客がたたず、女性客のほとんどがすすり泣くという映画だった。
もちろん、私の彼女もすすり泣き、下ろしたての私のシャツを涙まみれに・・・。
こういう映画は男はハンカチみたいなもんですから。

後は前に紹介した「トムヤムクン」や、「七人のマッハ」なる映画も公開予定。
タイは日本より映画の製作本数も多く、「マッハ!」に成功で海外からの引き合いも資金も入っている。これからされに面白い映画が公開されていくだろう。

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