2005/08/30

携帯メール

日本では携帯でメールというのは当たり前だが、タイではあんまり当たり前ではない。

もともとインターネットが普及していないのに加えて携帯の性能自体が日本より数段遅れている。

そのため、メールよりもSMS(ショートメッセージサービス)を使う人が多い。

日本では「スカイメッセージ」「ショートメッセージ」「Cメール」などの呼び名で、今も携帯に機能がついているが、あまり使われていない。


文字数に制限もあるし、画像を送ったりは出来ないがメールやそれに準ずる機能がついていない電話も沢山あるので、タイだけではなくGSM圏内ではいまだにSMSが中心なのである。

では、インターネットメールが出来ないかというとそういうわけではない。


まず必要なのは、GPRSというデータ通信が出来てMMSというメッセージサービスが出来る携帯とその携帯で使うSIMカードである。


前にも書いたがSIMカードは電話番号が入った切手の半分くらいのサイズのICカードで、電話を買い換えてもこのSIMを電話に差し込めば直ぐに使う事が出来る。


次にAIS(タイの携帯電話会社。まぁドコモですね)のone-2-calの場合、サービスセンターに電話をするか、街にあるサービスカウンターに出向いてGPRSをアクティベートつまり使用可能に設定してもらう必要がある。(メールでも可能)


DTAC(タイの携帯電話会社。しいて言えばauかな)は知らないが、Orange(タイの携帯電話会社ボーダフォンというよりJPHONEでも私は結構好きです。)の場合はSIMカードを買うとそのままGPRSも使えるようになっている。


これで、OKかと思うとまだ作業がある。次に電話機を設定しなければならない。


各電話会社ともホームページから設定を電話へ送信することを出来る様になっているが、機種によっては設定がないものも多い。

同じメーカーのものでも発売時期や機種のクラスによって設定が違う。

自分で設定を調べて手で入力することも出来るが、これは最低限インターネット接続の知識が必要。


で、どうするか。


NOKIAやソニーエリクソンならメーカーのホームページから各機種にあった設定を落とす事が出来る。

ただし、これは英語ページのみなので、翻訳サイトなどを使ってがんばってみよう。


ソニーエリクソンの場合、タイのサイトはタイ語になるので判らないからないだろうからシンガポールあたりのページに接続すると判りやすいでしょう。


設定はGPRSの設定とは書いていないWAPという名前になっている。

これはWAPというデータ通信の方式を使うということで、GPRSというのはそのWAP方式に対応したシステムの呼称である。


それではまずWAPのセッティングを携帯に送る。


するとしばらくすると携帯に設定が届き「新しい設定が送られえてきたがインストールするか?」と電話が聞いてくるので、YESを押す。これでWAPのセッティングは完了である。

次にまたメーカーのホームページから今度はMMSの設定を送信する。

MMSとはマルチメディアメッセージサービスのことでこれだとSMSと違い写真や動画も送る事が出来る。

さらにこのMMSにはメールアドレス付加される。つまりインターネットメールが可能なのだ。

同じように携帯に設定が届き「新しい設定が送られえてきたがインストールするか?」と電話が聞いてくるので、YESを押す。これでMMSのセッティングは完了。


MMSの設定だけ送っても問題のない機種もあるようだが、WAPの設定に頼る機種もあるので両方送って設定するのがベストである。

さてこれで、タイの携帯というかGSM携帯からインターネットメールが可能である。


テストとして、携帯からパソコンなどにメールを送ってみよう。すると、携帯のメールアドレスが判る。

詳しい設定やその他はネット検索すれば出てきます。


タイ限定というなら


「タイとPDAとモバイルと」http://siam-breeze.seesaa.net/


へどうぞ。


非常に役に立つデータがそろっております。


が判らないのでやってくださいとか、携帯買うので着いてきてくださいとか、その他もろもろの人に頼るような故事はやめてください。

このブログのsiam_breezeさんはタイでまじめに働いていらっしゃる方ですの、私達観光客の様に自由に動ける立場でも営利目的でBlogをやってらしゃるわけでもない。

あくまで個人が知りえたデータを公開して下さっているだけです。

親切なかたななので、やってみてわからない事があれば教えていただけることも多いと思う。

が、基本的には公開されていることが全てであって、これを読んで判らないならあきらめましょう。


一応これで、インターネットメールが可能なのだが、ただいくつか問題が。


これも機種によるようだが、日本の携帯の様に直接携帯にメールが着く機種と、AISからサーバーにメッセージが届いたと案内があり、そこからWAPでそのサーバーのメッセージを読みに行く形になるものがある。


全てのことが日本と勝手が違うし、あまり親切とは言えない。


まぁ、だからこそ楽しいのかもしれない。

2005/08/29

タイ語のカタカナ表記

何人もの方にご指摘いただきましたのでちょっと書いてみようかと。

ご指摘いただきました皆さんありがとうございます。

で、何を指摘されたかというと先日「タクシー」の話を書いた時に「ゆっくり」を「シャーシャー」と書いたこと。

これ、皆さんが持ってらっしゃるカタカナ表記の本にもよると思いますが、通常は「チャーチャー」と書いてあるものが多いです。

ローマ字で書くと「chaa chaa」すね。

「チ」の音をローマ字にすると「ci」または「chi」の二つの音があります。

ところが「ci」とパソコンのキーボードを打つと「シ」に変換します。

日本では「チ」は「ti」と書くべきだというのが文部省の考え方です。

しかしヘボン式ローマ字では「チ」は「chi」であり、みなさんがおっしゃる表記はこのヘボン式に添ったものです。

ですので皆さんの指摘した「chaa chaa」は「チャーチャー」だし、「象 chaang」は「チャーン」と書くのが正しいのです。


がここに落とし穴があります。

日本語は900年ほど前に50音にまとめられました。が現在は46音です。音が変わったりしてなくなってしまった文字もあるのですね。

実際には50音どころではなかったといいます。聞いた音をそのまま文字化すると50音ではたりません。

お隣韓国や中国には同じローマ字表記でまったく発音の違う文字が存在します。

そう見ると「チャ」は「cya」、「シャ」は「chya」と読む場合が多いのです。

ローマ字はあくまで50音を準拠して作られているということです。

外国人が日本語を習うとよく、「近い」などの「チ」のつく言葉を「シカイ」に近い発音で話します。

言葉は違いますが外人は「寿司(スシ)」のことを「スゥウシィ」といった感じで発音します。

残念ながらカタカナできちんと表記することが出来ないのですがローマ字がそう表記してあるからです。


日本では使いませんが「チ」の音を発音記号に近い表記にすると「ci」になります。

では「chi」はどう書くのか?日本語ではやはり「チ」ですね。

でも実際の音は違います。「chaa」は「シャー」だとは言わないけど「チャー」とも違います。

つまりカタカナで表記するのは無理なんです。

でもどちらも通じてしまうし、「チ」と分けるために「シ」に近い発音の方が通じやいこともあります。

あくまで個人的意見ですから攻撃はご勘弁を。(^^)

じゃあタイ語で書けと言われる方もいらっしゃると思いますが、それはタイ語が読める方の話。

日本の国民でタイ語の読める人が何パーセントいるでしょうか。


いや、皆さんご指摘本当にありがとうございます。

確かに考えさせられる問題ですね。

表現上抜く事が出来ないカタカナ表記ですし、明らかにカタカナ表記が違うこともありますし。

私としては一応、雰囲気というかこんな感じに聞こえるというのを大事にしたいのです。

だから「カフェ」ではなく「かぁふぇ~」なのです。


今後ともご指摘、ご指導よろしくお願いします。

2005/08/28

かぁふぇ~

タイでコーヒーを頼む時はタイ語で「かぁふぇ~」と言う。
いやこのひらがなの表現がぴったりなのだ。英語だと「コフィー」と言うか感じだろうか、「コーヒー」というの言葉はあまりよろしくない言葉である。

こんな話がある。
チェンマイのホテルで日本人の男性3人がホテルのカフェで「コーヒー三つ」と日本語で言いながら指を三本立てて注文した。
するとボーイが本当に欲しいのかと聞く。
コーヒーの飲みたい男達は早く持って来てくれと頼むと、ボーイがちょっと時間がかかるが良いかと言う。
男達はタイのことなのでまぁチップでもほしいのだろうと、100Bを渡し「出来るだけ早く」とボーイに言う。
ボーイは喜んで「すぐに用意する」といって行ってしまう。
が10分経っても30分経っても彼はコーヒーを持ってこない。
怒った日本人達が怒りだして帰ろうとするとボーイがニコニコしなからチェンマイ美人を3人連れてきた。
怒っていた男達は何か訳が分からないが、コーヒー代わりに美人を持って帰ったという。

まぁ、これはタイ語の発音と日本人の男性を風刺した有名な笑い話なので皆さん聞いた事があると思うが、「コー」は欲しいで「ヒー」は女性器のことを示す。「ヒー」とう言葉は下品な言い方なので覚えない方がいい。

で「コーヒー」というと本当にこんな事がおこるのかというとおこるわけがないのだが、タイ人なら誰でも知っている笑い話である。特に関西人の「コーヒー」というのはかなり発音が近いので要注意。
飛行機の中のアテンダントなどは慣れているので知らんふりをしているが、一般の人に言うと頭がおかしいか変態と思われ怪訝そうな顔をされる事もあるらしいので注意してほしい。

さて、こんな笑い話があるタイだが、コーヒー文化というものはかなり遅れている。
まともなコーヒーが飲める様になったのはここ数年のことである。
それまではインスタントコーヒーが当たり前でホテルでも一流ホテル以外は平気でインスタントコーヒーを出していたものである。
だからちゃんとしたコーヒーが飲みたければ一流ホテルのカフェはそれを歌っている店に行くしかなかった。非常に大変な労力なのだった。
未だにインスタントコーヒーを出すところも多い。
そして、コーヒーにはたっぷりとの砂糖とミルクを入れる。
だから、タイのカフェでコーヒーを頼むと、袋入りの砂糖が2袋も付いてくる。もちろんコーヒーフレッシュや生クリームを使う習慣がないので、良くて牛乳、悪いとパウダーのコーヒーミルクというのが一般的。それ以上なら一流店ということになるだろう。

いつ頃からタイでインスタントでないコーヒーが何処でも飲める様になったかというと、たぶん6年か7年前、私がタイに来始めた頃だ。
スクムビット通りのチットロムにあるセントラルデパートの1階にスターバックスのタイ1号店が出来た。
当時はBTSもなかったのでバスかタクシーで行き交う道沿いにあったのだ。
それにその当時チットロムのセントラルデパートは日本人を嫌う傾向があり行きにくいデパートだった。
まだバンコクに浅い私は町中を歩き回っていた頃で、この時も宿泊しているナナのホテルからワールドトレードセンター(現セントラルワールドセンター)まで歩いている途中だった。
かなりの距離で汗だくになりながら歩いていると、見慣れたスターバックスの看板を見つけた。
コーヒーを飲まないと死んでしまう?私はインスタントコーヒー地獄から解放されるべくその店に飛び込んだ。
店内はさほど広くなかったが、タイ人は皆無、日本人も皆無、欧米人が数人いるだけだった。私が訪れた日はたまたまオープン二日目でコーヒーをオーダーするとマグカップをくれた。
今はスターバックスもたくさんあるし、それに続けとシアトル商法のカフェもたくさん出来た。タイ独自のカフェもある。

で、スターバックではそういうことはないのだけど、タイのカフェでブラックキャニオンというチェーン店がある。
あまり入ることはないのだけれど、先日アヌサワリーに行った時に当たりを探したのだがまともな店がなく久しぶりにブラックキャニオンに入った。
味は、まぁインスタントよりはましといった所か。

でこれはそこコーヒーである。飲みかけで申し訳ない。
面白いのは、タイ風の店でコーヒーを注文するとコーヒーにお茶が付いてくるのだ。
それとこの店のサービスとしてアルファベットクッキーが付いてくる。これがタイ人には非常に良いらしい。(なんか名古屋のようだ)
この店はワンショットグラスにお茶を入れてくるのだけど、店によっては本当に一杯お茶が出てきてお変わりまで出来てしまう。
誰かがコーヒーを頼んで出てきたお茶をこっちが飲むなんてことも出来てしまうのだ。

で、これだけカフェが至る所に出来るとコーヒーを飲むタイ人も増えて来たようだ。
ただ、ブラックで飲んでいると不思議そうな顔をするのは今も変わらない。

2005/08/27

何食うんだ!

今回の訪タイ時にボランティアメンバー達とその友人達総計20数名で食事に行った。
店の名前は「キン・ロム・チョム・サパーン」という店で、チャオプラヤー川沿いで新しく出来たラマ8世橋が見える場所ni出来た新しい店らしい。もちろん川沿いなのでオープンテラス風で、私達が行った時はアコースティックバンドが入っておりなかなか良い雰囲気だった。
食事も結構美味しく、久しぶり仲間達と楽しい時間を過ごした。

写真を撮ろうかと思ったのだけど暗くて携帯のカメラではうまく撮れませんでした。ゴメンナサイ。
で、この店は表通りからちょっと暗いソイを入っていかなければならない。
行きはタクシーに分乗して行った。暗いソイを突き当たりまで行くと急に明かりがあり、向かって右側に駐車上が広がる。
入り口の前には噴水があり、エントランスの通路の右側に水槽とキッチンがあった。そこを抜けると一段あがったステージの様にテラスが広がっている。
ちょっと(いやひどい写真だが)エントランスはこんな感じ。

ずっと奥に行くとテラスが広がる
写っていないが左後ろにはケーキショップの小さなブースもあったりする。
誰かが誕生日ならここでケーキを買って中へ持っていくのだろう。
またお土産に買って帰るのも良いのだろう。だが、食べていないので味は保証しない。
写真の正面右側に水槽やトレーが並ぶ。
で、このトレーの中には、

こんな手長エビとかカニとかうまそうなものがならでいる。
そして、水槽の中には、

こんなでっかいシャコ(30センチくらいある)とかが泳いでいる。
シャコは好きなのだけど、うまいのか?こんなでかいシャコ?
で、炒め物にして食べてみた。味はうん、まぁ大味です。ある意味味付け濃いのであっさりして美味しいかもしれない。
で、もう一ついつもシーフードやさんにいって驚くのがこれ、
カブトガニである。
子供の頃、青少年科学館で「生きてる化石」と紹介され、貴重なものいうイメージがあるカブトガニ(日本と種類は違うらしい)を食うのである。
皆さん食べたことありますか?
私はまだ食べたことがありません。

帰りは、20数名の団体様なので表通りまでダラダラと歩いて帰ったが(3分くらい)、店には表通りまで送ってくれるサムロー(トゥクトゥクですね)もある。もちろんサービスなので無料だ。

店のスタッフに言わすとおすすめの時間は夕方から夜にかけての早い時間。
川の汚さが目立たず橋が綺麗に見える時間ということか。
機会があれば是非一度行ってみてください。

2005/08/26

スキスキタイスキ

バンコクにいてよく食べるものの一つにタイスキがある。タイが好きだからタイスキという訳ではない。(オヤジギャグ炸裂!)

タイスキはタイ風しゃぶしゃぶとかタイ風すき焼きとか書いてある本などが多いが、もともと「マチャー・ロイ・ウォン」といい、タイに古くからあるものらしい。
が、実はもう一つ中国から流れてきた食べ方があり、私たちが普段タイスキと言っているのはこちらの中国系のもののようだ。

タイスキには特に決まった食べ方もなく「しゃぶしゃぶ」「すき焼き」というよりは「寄せ鍋」といった感じである。


肉、魚、レバー、肉団子、魚団子、エビ団子、豆腐にヤングコーン、ワンタン、あげくにはラーメンなど、日本人向けの店ではウドンやオジヤまで出来る。

まぁ、いろんな人間が集まって食べるのに鍋料理というのは便利なのだ。といいながら二人ぐらいでも食べにいく。

タイ人もタイスキが大好きである。タイで一番有名なのはMKという店。
日本人に有名なのはコカだろうか、その他にもテキサスなどなど色々なタイスキ店がある。
で、私はコカが好きだ。日本にも店があるので行った事がある人もいるかもしれない。(東京だけです)コカはシンガポールやその他の国にもある。

今の中華風のタイスキはコカが始めたと言われている。
のだが、意外にタイ人は行った事がない人が多い。
それは、店の敷居がちょっと高いのだ。(値段も?)
MKはショッピングセンターやスーパーなどに店があり気取っていないことと店の数が非常に多い。
コカはバンコクには5店舗(スリウォン本店、タイムズスクエア店、スクムビット39店、サイアムスクエア店、サイアムディスカバリー店のはずだ。たぶん)しかない。

ではタイ人は何をつけて食べるのか。
これがバーベキューの時の話にも出てきたナムチンである。

左手前が醤油、右が真ん中がナムチン、奥はスィートチリだ。(コカ サイアムディスカバリーにて)

このナムチンにニンニクやトウガラシの刻んだものを入れライムを絞る。そして、別の器に入れた具材にかけて食べたり、人によってはこのナムチンに直接入れて食べる。

私はコカが好きだ。理由は、まず素材はMKより良い事。次に醤油があること。そうコカには醤油が常備されている。MKでも大きな店は言えば醤油を出してくれるが、圧倒的にない店が多い。

私はこの醤油をそのままか、付いてくる薬味のライムを絞ってポン酢風にして食べる。
タイには私たちが知っている黄色いレモンはあまりない。緑色で表面がデコボコの小さなレモンがある。皮の表面がつるっとしているのはライムである。本当は違う事を分かっているがタイ人はどちらも「マナオ(レモンの事)」と言う。
後は癖のある香草系の野菜を入れなければはい本当に寄せ鍋です。
ただ、タイ人と食べにいくと大体香草系を入れるのでちょっと不思議な味になる。
タイ人の知人は私の食べ方を見て「美味しいのか?」と不思議というかもったいないといった顔で言う。

トッケイとレン

タイにはトッケイという動物がいる。いやタイだけではなく東南アジアに広くいるようで、バリでもやはりトッケイと呼んでいたと記憶する。


このトッケイなる動物、正体は大ヤモリである。トッケイゲッコウという呼び名もあるようだ。
「トッケイ トッケイ トッケイ」と鳴く事からその名前がついたとの事。確かに泣き声が「トッケイ トッケイ」と聞こえる。

小さなヤモリはチンチョという奴もいるのだが私は爬虫類に詳しくないので良くわからない。

とにかくまずトッケイである。トッケイは山岳地方に居る大型のヤモリで成長すると40~50cmにもなる。歯が鋭く驚かすと、大きな口をあけて威嚇する。

でどんな奴かというとこんな奴。

結構えぐいのだが、日本でもペットショップでも売られたりする。


あまりお会いしたくないのだが、バンコク市内でもちょっと森林が残っているところなどにいることがあるらしくまれに鳴き声を聞く事が出来る。

よくバンコクで聞く「チョッチョッ」と鳴いているのはトッケイではなくチンチョだそうだ。

まぁしかし、あんまりお会いすることはない奴なので、その泣き声を楽しむのはそれなりに良いかもしれない。


それよりも、バンコクでよく出会うのはレンである。

良くレンのことをトッケイと思ってい人がいるが実は違う。私もつい最近までレンがトッケイだと思っていた。

で、レンとの正体は何かというとオオトカゲである。
でどんな奴かというと、こんな奴。(あんまりよい写真がないのだが)

タイ全土の森林部に生息していて成長すると1m以上になるらしい。

これを食ったりする所もあるらしい。


数年前、スクムビット通りのソイトンロー(ソイは脇道。ソイトンローは大きな道でぺップリー通り抜ける)のセンセーブ運河沿いにあるアパートを借りていた。


アパートからトンローまで裏口を出てセンセーブ沿いを歩くのだが、アパートとその隣の建物の間は個人の方の家で野原がある。そのつながりでセンセーブ沿いは雑草が茂った抜け道になっていた。


ここに、レンがいるのだ。


歩いていると突然草むらがガサッと動く。ふと見ると体調60センチくらいのレンがジッとこちらを眺めている。初めはさすがに、ビビッてしまい思わず 引き返したのだが、要は向かって行かない限りは向こうも襲ってくる事はない。向こうも人間が怖いのだろう。ジッと睨みつけるだけだった。


何となくそんな事にも慣れた頃、知り合いのタイ人が田舎に帰るのに同行したことがある。
彼の田舎はホアヒンというバンコクから南にあるリゾートで有名な町だ。彼の実家はホアヒンの中心地から少し離れた所で果樹園を営んでいた。


彼の「果物食い放題」という言葉につられてやって来た私は、果樹園で働く人達に混じってマンゴーなどの収穫を手伝っていた。

朝も6時前から働いて、昼食の休憩になり、用意してくれた舌が痛くなるほど辛い料理を叫びながら食べ、一緒に働いていた人達に笑われていた。

どもう南の料理の方が北や東北の料理より辛い。いや辛いと言うより痛いという感覚だ。

何とか食べ終えて、収穫しなかった熟れたマンゴーを食べさせてもらってホッと一息ついた。熟れたものは直ぐに傷み始めるので出荷出来ないのだ。


お腹も満たされえて横になりウトウトしていると、ふと腕に何かが触れる。硬い。いや、動いている。

ふと目を開けて見ると、そこには農場で働くオジサンに抱えられた体調40センチほどのレンがいた。

当然、僕は慌てて飛び起きて逃げた。それを見て回りのみんなが笑っている。まぁ、単純ないたずらですね。
「こいつはまだ子供だから大丈夫だ」

私をここに連れてきた知人もそういって笑う。


森林部に住むレンにとって果樹園は絶好の住み場所なのだ。

しかし、果樹園に取ってはせっかく育てた果物を食べる悪者であると同時に、木の上に上って果物を食べる小動物のハンターとしても貴重な存在なのだそうだ。

だから必要以上に増えないように捕獲しているらしい。(でそれを食うらしいのだが)


3日ほど、この果樹園でお世話になったのだが、朝起きて、ドアを開けて外に出ると、目の前に体調1メートル近いレンが数匹ノソノソと行進する姿も見ることも出来た。それも、5メートルも離れていない所で。


いやしかし、あまりお近づきにはなりたくない。

2005/08/25

タクシーの話

いつも行くマッサージ屋のオネー様達から
「今ぺップリーのモナリザにいるから一緒に食事をしよう」
と電話があった。
「はぁ!?」
僕は思わず声を上げる。
何故かというと、ぺップリー通りのモナリザといえばマッサージパーラーつまり日本でいうところのソープランドである。
普通のそれもホテル系のマッサージのオネー様方が行く所ではない。

が、よく聞いてみるとモナリザの横のバーベキュー屋のことだったのだが、店の名前がわからないので目印に「モナリザ」と言っただけだった。
(日本人のオヤジはモナリザなら知ってるということらしい)
そこで、たまたま一緒にお茶を飲んでいた大阪の夜遊び組の友人二人と一緒に「モナリザ」に向かった。

2件並んだバーベキュー屋の「モナリザ」側のオープンの店に彼女達が3人座っていた。
「YUKIサンこっちこっち」
呼ばれるままに席に着いた僕達は、彼女達が焼いてくれるバーべキューを黙々と食べだした。腹が減っていたのだ。
で、このバーベキュー、別にバーベキュー用の網で肉を焼いて食べるわけではない。
何故か?ジンギスカンの鍋で、ラム肉ではなくブタ肉を中心に焼いて食べる。
そして、やはり鍋の淵の部分に水を入れてそこに野菜などを入れてしゃぶしゃぶか鍋料理の様にして食べるのだ。
タイ人に聞くとこれはもともとコリアの食べ物なのだそうだ。
まぁジンギスカンもともとはあっちの食べ物だろうし、こういった肉を焼きながら野菜を茹でて食べるというのは多分コリアあたりから伝わったのだろう。
で、食べ方は何故か肉も野菜もナムチンと呼ばれタレにつけて食べる。
ナムチンはエビのペーストに唐辛子やニンニクを入れたものが基本らしい。
タイスキなどに行くと出てくる赤いタレである。ただこれも店によって中身は様々だ。
実は私はこのナムチンがあまり好きではない。決して食べれないわけではないが、ナムチンにつけて物を食べると全部同じ味になってしまうからだ。
いや、「そうではない!!」という反論もあるかと思うが、あくまで個人の感想なので。

タイ人及び日本人の友人曰くはここのナムチンは美味しいらしい。
肉も思っていたより新鮮だったのでホッとした。レバーも臭みがなく美味しく食べられる。こんなところで腹を壊しては馬鹿馬鹿しい。
私はナムチンをつけないので何もつけずにそのまま食べる。それだけに新鮮じゃないと直ぐ判ってしまうのだ。
さほど具在の種類はないが、なんせ食べ放題80Bである。この値段で文句を言ってはいけない。
周りはタイ人ばかりで、ベンツなんか乗りつけている奴がいたりする。
結構有名な店なのかもしれない。
隣に、ログテラス風の綺麗な店があるのだが、タイ人のオネー様曰くあの店は熱いらしい。テラス風に木を組んで店にしたため熱が抜けないようだ。
その点、ここはオープンというか、広場にテーブルをセットしただけの店だから風が通るというわけだ。

ビールを飲みながらたらふく食って、お会計(締めて1000B程度)はオネ-様に奢ってもらった。ご馳走様です。(相変わらずヒモ体質な私です)

さて、そこから帰り道の話だ。
オネー様の一人はトンローにお住まいで、残りはシーロムにお住まいである。
大阪遊び組の一人はスクムビット24のサービスアパートに泊まっており、もう一人はスリウォン通りにあるホテルに泊まっているという。
私の宿はサイアムの近くなので、スクムビット、トンロー組で一台タクシーに乗り、僕とオネー様二人、大阪遊び組一人の計4人でシーロム方面へ向かうことになった。
タクシーを止めて簡単に別れを言って乗り込む、タクシーはシーロム方面と反対側なのでそのまま走り出す。
と、いきなり助手席の僕にドライバーが言った。
「スリウォンて何処ですか?」
「貴方タクシーなのにスリウォン知らないの!」
と思わず、後ろのオネー様が突っ込む。
別に珍しいことではない。ぺップリー通りから郊外へ向けて商売をしているタクシーは珍しくない。彼もそうだったのだろう。
でも彼の偉いところは知らないことをちゃんと言ったところだ。
結局、こちらが道を指示して、無事スリウォンに到着。その後、タクシーのオニーチャンに聞いたらラマ4通りなら判るというので、ラマ4通りへの行き方を教えた。
まぁこれは可愛いものである。

昔、バンコクの隣の町にある古代公園(スワンボラーンだっけな)に遊びに行ったことがある。
この公園はタイ各地から古い建造物などを移設して公園にしているのだ。(有料です)
実は結構広く車でも回れて、もちろんタクシーでも回れるのだがそんな事知らない私と友人は入り口でタクシーを降りた。
へとへとになりながら公園を歩き廻り(まぁそれれはそれで楽しかったのだが)公園を出てタクシーを捕まえ、BTSのオンヌット駅までと頼んだ。
ドライバーが頷くのを確認してタクシーに乗り込み長い道のりを走る。
が、いつまでたってっもオンヌットに着かない。それどころか、いきなりドライバーが言う。
「何処にいけばいい」
ってお前判らんのに客乗せたんかい!おい!

その当時の僕はバンコク特別区と呼ばれる観光地図に載っている所しか知らなかったので自分が何処にいるのかも判らなかった。
スクムビット通りに出てくれというのだがそれも判らないという。
そのうちドライバーのオニーチャンがとんでもないことを言う。
「どうしてあんた達は何時までも乗ってるんだ!」
おいおい、場所も判らん所へ外国人二人ほっていくんかい!!
が彼では判りそうにないのであきらめてタクシーを降りた。
いったいここは何処なのだ。周りには目立つ建物もない。タクシーも来ない。
よーく見ると2キロほど(感覚です)先に大きな建物が見える。
取りあえずあれを目指そう。という事になり熱い日差しの中その建物に向かって歩き出した。
次第に建物が近づいてくるとその建物の前は大きな道路で車の行き来も多いことが判った。
約20分。歩きつづけ、その建物の前の大通りにたどり着く。
見れば建物は大きなショッピングセンターだ。
道路の脇にある歩道橋を渡り、そのショッピングセンターにたどり着く。そこはシーナカリン通りにあるシーコンスクエアというショッピングセンターだった。
取りあえず中に入りKFCでチキンとコーラを流し込み一服する。
その後、シーコンスクエアの中をちょっと覗いてみた。ローカルなタイ人向けの大型ショッピングセンターで映画館もある。
ただ、日本語なんて絶対に通じそうにないし、英語もどうだろう?
一通り中を見て正面入り口のタクシー乗り場でタクシーに乗り込む。
「スクムビット通りまで」
というとタクシーのおじさんはさっと走り出し、わずか10分そこそこでプラカノンの駅(オンヌットの隣の駅)に着いた。
迷うほどの道でない。

最近は道を知ってるドライバーも増えたし、知らないのに知ってると言い張る奴も少なくなった。
タイ人の気質なのか、知らなくても知らないとなかなか言えない様だ。ある意味見栄っ張りなのだ。
だから、払えもしないローン組んでベンツ買ったりするんだろうなぁ。

2005/08/24

携帯の話

何回か802SEについて書いている。

だいたい、802SEとは何ぞや?という人もいるかもしれないのでここでちょっと話のまとめを。

まず、どうして携帯の話をするのかというと、海外旅行に行ったことのある人なら判ってもらえると思うが、旅先で携帯があると非常に便利であるということ。

特に夜遊び男性諸君は夜のオネーチャンとの連絡には欠かせない?アイテムである。

現代人に取って欠かせないアイテムとなった携帯電話である。携帯のない生活がどんなに不便かというのは大体の方がお判りいただけると思う。


ところが、今まで日本の携帯はタイで使う事が出来なかったのである。

これは日本とタイとの携帯電話の方式が違うからである。

なんのこっちゃ?と言う方のためにちょっとだけ説明すると、ちょっと乱暴な言い方だが携帯の電波が違うのである。ラジオのFM放送とAM放送みたいなものだ。AM専用のラジオでは絶対にFMは聞けない。

これと同じことが携帯電話の世界でもあるのである。


日本はPDCという携帯電話の方式を使っている。お隣の韓国も同じ方式を使っているがお互い互換性はない。

で、タイはというとGSMという方式で、この方式は世界100カ国以上で使われており互換性がある。

日本の携帯は同じ方式の韓国では使えないけど、タイの携帯はGSM方式を利用している国でなら使う事が出来るということである。まぁ、各国の電話会社同士の協力関係があっての話だが現状で言えばまず使える。

そのため携帯電話の本体そのものが基本的に世界共通で作られていて、それに、各国独自に言語(中国語やタイ語といったもの)などを使える様にして販売している。

つまり、英語だけ使えるという条件なら、GSM方式の携帯をアメリカで買って、タイで使う事も可能なのだ。

日本の携帯はほとんど日本国内専用として独自に作られていて海外で販売されるといことはまずない。


また、日本の携帯と大きく違うのは、SIMカードという切手の半分くらいの大きさのICカードを使うところである。

このSIMカードには自分の携帯の電話番号などの情報が入っている。またアドレス帳などの情報を入れておく事も出来る。

本体を買い換えてもSIMカードを本体に差し込むだけで、すぐに使えるのだ。

日本のように新しい携帯へ機種変更するのにわざわざお店で手続きをする必要はないのである。

本体を買って充電してSIMカードを入れれば普通に通話出来る。


タイではプリペイドタイプの携帯(プリケーですね)が普及していて、外国人でもプリペイドのSIMカードを買うことが出来る。だからGSM方式の携帯を持っている欧米人などは、SIMカードだけ買って入れ替える人が多い。

もちろんもともと持っている自分の国のSIMカードでも使う事は出来るのだが、違う国で使う事になるため自分の国の携帯会社からタイの携帯会社に手数料を払わなければならない。ちょっと乱暴な説明だがこれをローミングといって通話料が高くつく。

そのため、タイで使うのならタイのSIMカードを入れるとローミングの手数料が要らない分安くなるというわけだ。

日本人の場合、タイで携帯を使おうと思うと、携帯本体とSIMカードの両方を買うことになる。


ところが、最近世界的にこのままじゃいかん!と誰が言ったのかしらないが、全世界で共通の方式を作ろうということになった。

そこで生まれたのがCDMAという方式である。

が、これもいろんな会社の思惑があったりしてCDMA2000とWCDMAの二つの方式に分かれている。

が、どちらもGSM方式を元にしているのでGSM方式を使う国なら基本的GSM携帯としてにはつかえるはずなのだが・・・ややこしい事があってなかなか使う事出来ない。


まず世界的にさほどCDMA方式が普及していない事。実は日本が一番進んでいるくらいである。

では日本はというと、auは全機種CDMA2000(CDMAx1というのかな?)という方式を利用している。

DOCOMOのFOMAとVodafoneのVodafone3GはWCDMA方式を利用している。

ところが、auはCDMA方式をとっているのにSIMカード方式を取っていないし、auの携帯本体は一部機種を除きそのほとんどが海外でそのまま利用することが出来ない。

9月以降、SIMカード(auではICカードと呼ぶらしい)方式の電話が販売されるらしいがこれもどうもそのまま海外で使えない様だ。

DOCOMOのFOMAはSIM(USIMという)カードを採用しているが携帯本体が海外で使える機種が今までなかった。どうしていたかというと、 GSM方式の携帯をレンタルするか自分で手に入れてそれにFOMAのSIMカードを差し込むことで海外で使えるというのが現状だった。auのICカード方 式もこの方法を取るようだ。DOCOMOは最近海外でもそのまま使える本体が販売されたようだ。

さて、Vodafoneである。もともとはJ-PhoneだったがイギリスのVodafoneが買収して今の会社になった。Vodafone3Gの 場合、海外で販売しているものと同じ本体の日本語バージョンが販売された。そのほかにも日本独自の端末が発売されたが、そのほとんどが海外でそのまま利用 出来る。

海外と同じモデルの中の一つがソニーエリクソンの80SEという機種である。

他にもモトローラやノキアといった海外の会社が販売をしたがモトローラは早くに姿を消し、後は店頭在庫だけのようだ。

802SEも現在店頭在庫はほとんどない。Vodafoneのオンラインショップではまだ販売しているらしい。

ところが、このVodafone3Gの携帯全機種にはSIMロック(EMMIロックともいうらしい)といってVodafoneのSIMカード以外使えない様にロックがかかっているのだ。

海外でも携帯電話会社が発売する携帯本体にロックがかかっているものもあるが、一般に販売されているものはSIMフリーといってロックがかかっていない。

ロックのかかった状態でタイで使おうとするとVodafone のSIMしか使えないのでとても高い料金を支払うことになる。


じゃぁ別にVodafoneで買わなくてもロックのかかっていないWCDMAの携帯を買えばいいじゃないかと思うのだが、大きな問題が二つ。

一つは海外では携帯電話はとても高い。さらにWCDMA対応の機種となると高級機になり安いものでも5万円以上はするのである。私の持っている802SEと同等機種のZ800iという機種は6万円以上する。

日本の場合、携帯電話会社が携帯本体を販売し、ポストペイド(後払い方式)が主流なので、契約で縛る事で携帯本体を安くしている。

海外の場合は、携帯電話会社以外にも携帯本体だけを売っている店が沢山あり、そういった店で買うのが主流である。

次に、日本語の表示入力(メールなど書く事ですね)出来るWCDMA機種は海外では売られていない。

日本でもノキアが一時期一機種だけ販売していたが今は販売していない。

つまり日本語版を購入するには現状VodafoneかDOCOMOから買うしかないということである。


そこで、WCDAM機種を購入してこのロックを解除して使用するということになるのだ。

これは違法なのかどうかは良くしらないが、自己責任となることは間違いない。

つまり壊れてもVodafoneneの修理を受けられない可能性が高いということだ。

DOCOMOはもともと海外でそのまま使えない機種なのでロック解除しても意味がないし、日本独自の本体なので海外で需要がないためSIMロックをはずす情報がないのだ。

そこまで苦労して手に入れたいのは、タイで日本語使える携帯を持つ事は大変便利だからだ。

日本人同士なら日本語のメールが打てるのである。(まぁ相手も日本語の使える機種を持っていることが前提だが)

それに、タイのプリペイドSIMを使うことで日本の友人たちにも安く電話もかけられるしメールも送れる。

そのうえ設定も日本語だからわかりやすい。


まぁ、私の場合そのタイのSIMを、さらに日本でローミングして使おうという馬鹿なことを考えているのだが。

それはまた別の機会に。

いつ書いてるんだ?

先ほど友人からメールが届いた。

彼は毎日Blogを見てくれている大変奇特な方である。

内容はたいしたことはない。明日食事をしようという内容であった。

で、明日は、六本木で中華です。(なんで六本木で中華やねん!)

それは良いのだが、もう一つ「おまえ何時Blog書いてるの?仕事してんのか?」というメッセージがあった。

失礼な!!ちゃんと仕事はしておるわい!

で、何時書いているかというと、大体移動中にPalmで書く事が多い。これは雑記を書いたりする為にPalmM505にハンディキーボードをつけて、電車やバスや飛行機の中でかちゃかちゃやってるわけだ。

その書いたものをSDカードに落として、始業前や会議の前の空時間や、ちょっとネットで調べ物する時や、お昼休みなどにアップする。

いやしかし、我ながら語脱字が多い多い。皆様スミマセン。

原稿を校正するのは本職の一部なのだけど、なかなか自分の文章を校正するというのは難しい。

何故か間違っていても読めてしまうのだ。だから私たち本職の人間は原則自分の文章の校正はしない。

スタッフ何人かに校正してもらうのが通常作業なのです。

反対に人の文章を校正する時は「お前は鬼か!!」と言われるぐらいマッカッカにしてあげる。(^^)


誤脱字が多い理由はPalmで書いているからという理由もちょっとあるが、それだけというわけではない。


私はとても目が悪い。といっても視力は両目共1.2ある。

が、普通の眼鏡屋さんではレンズが売っていないほどの乱視である。

どれくらいかというと実像に合わせてレンズでぶれた様にぼやけた画像が左右に見える。つまり三つに見えるのである。

大体は真中のものをじっとこらえて見て認識している。さらにその上色盲で、見えない色がある。

それ自体は眼鏡をかければどうにかなる話なのだが、私の一番悪いところはそれにもかかわらず眼鏡をかけないことである。

眼鏡は持っている。会社の机の中にも、鞄の中にも、家にもちゃんと眼鏡はある。

が、眼鏡が嫌いなのだ。眼鏡を長時間かけていると頭が痛くなるし、普段困っていないのだから見えすぎると気持ちが悪い。

と言い訳を並べても要はわがままである。

仕方がない、嫌いなものは嫌いなのだ。


そんな自分勝手な苦労をしながら昨日もPalmで原稿を書いてたのだが、昨日からPalmのキーボードが言う事を聞かない。動かないのだ。

たぶん、酷使しすぎで壊れたのだとは思うのだが、いかんせんこのキーボードもう売っていないのである。

うーん困った。

で、本日は出張なので、私物のiBookを持って歩いている。朝もバスの中で書いて銀座のシアトルベアーズでコーヒー飲みながらアップをした。

今、千葉から電車に乗って横浜に向かっている途中に、この原稿を書いている。横浜に着いたらヨドバシカメラのFreeSpotからアップしようと思っている。

で、今日は時間もあるのでがんばって校正します。

2005/08/23

ドリアン


とにかくドリアンである。

果物の王様などと言われ、タイは言うにおよばず東南アジア一帯で広く食べられるこの果物。

写真のようにトゲトゲ(じゃないのもあるらしい)の分厚い皮を剥くと中から白い実が出てくる。

これを小さく切って食べるのだが・・・私には決して美味しいとは思えない。


タイにもドリアンがいくつも種類があって、私も何種類も食べて見た。

食べられないことはない。匂いもするが我慢出来る。中には我慢出来ないほど臭いものもあるが。

味はねっとりと甘い。うーん、どうも私の味覚には合わないようである。


タイ人はドリアンが好きな人が多い。タイの果物の中ではかなり高価な部類に入ると思うが、季節になると(って一年中あるのはあるみたいだが)「トゥリアン、トゥリアン(タイではドリアンのことをトゥリアンという)」と呪文の様にわめく奴もいる。(私の友人だけか?)

どこかの国じゃ「女房を質に入れてでも食え」と言うらしい。


もし、ドリアンのある国に行かれたなら土産話に食べて見ればよい。好きな人と嫌いな人がピタッと別れる味だ。

ただ、食べるときには注意を。コーラなどの炭酸飲料とは一緒に食べない事。

ドリアンがガスを出すのか、炭酸飲料のガスが抜けなくなるのか原理は良くわからないが、お腹がパンパンに張って大変な事になる。


ドリアアンは生だけではなく、ドライフルーツもある。その他にも月餅などの餡にも使われていたりする。

そう、先週買って着たスターバックスの月餅にもドリアンが使われていた。(今回のお土産その1 参照)

ドリアンが嫌いな私がちょっとおもしろいからと言ってスターバックスの月餅を買って来てしまったのだが、とうぜん嫌いなドリアンである。食べる気がない。

で、とりあえずは、コーヒー味の月餅から食べる。うーん。あんまり美味しくない。やっぱりペニンシェラの月餅にしておけば良かった。ドライフルーツの入った美味しそうなのがあった。

コーヒー味の月餅を4分の1食べて残りは家族におすそ分け。

で、残ったドリアンである。恐る恐るパッケージを破る。もうこの時点で嫌な匂いがする。ちょっと暖かい所に置き過ぎたか?

先に家族に強制的におすそ分けをすると、全員が悲鳴をあげた。

うーん、腐ってた?いやそんな事はないと思うのだが。

とりあえず危険ということで、私は食べずにゴミ箱へ。

家族の共通の意見は「たまねぎ入れたみたい」だった。やっぱ腐ってたか?

父親曰く「殺す気か!」であった。

やっぱり私はドリアンと愛称が悪いらしい。

2005/08/22

タイ人同士

今回の訪タイ時に、タイ人の友人が「家を買ったから見に来い」というのでその家を見に行った。
スリン出身の彼はバンコクの大学を出て今は日系企業で働いており、4年ほど前にやはり同郷のスリンの女性と結婚した。
買った家というのは彼らの新居だ。
朝10時過ぎに、BTSのプラカノンの駅で友人夫婦と待ち合わせし、そこからタクシーでソイプラカノン(スクムビットソイ71)からラムカムヘン抜け、ま だ真直ぐ行き左手にあるカルフールを抜けて3分ほど走ると右折、舗装もまともでない野っぱらの道を行くと、途中オープンテレスのレストランが2つほど見え たら左折、また道なりに行くと右手にイスラムのお寺?が見えた。そのまま真直ぐ行くと急にちゃんと舗装された住宅街が見えてきた。この住宅地の一角に彼が 買った家があった。


タクシーをおり、立ち並ぶ住宅街の家に彼ら夫婦が入る。

がここは彼の家ではなく彼のお姉さんの家であった。
ひとしきり挨拶を済ませると、彼が家を見に行こうという。
三軒隣にその家はあった。いやあったにはあったが・・・。そこは壁と屋根だけで、壁も一部取り壊してある。
二人のおばさんが瓦礫を片付けている。
話はこうだ。彼は建てかけで途中でほったらかしになっていた家を買って、リフォームをしている途中だったのだ。
これを私に見せたかったのか?
ちょっと戸惑った私に、彼が話かける。
「6月から家を作り変えているんだ。」
えっ?6月から今は8月だぞ。それにしては何も出来てない。
「友達に頼んだ。お金も払ったのだけどなかなか進まない。今日これからその友達と話をするんだ」
なんで、そんな時に俺を呼ぶんだ!!

10分ほど彼の家を見て、彼のお姉さんの家に帰る。氷をいれて冷たくしたペプシを飲みながらお姉さんの子供(女の子)に不思議そうに眺められながらいつしかおもちゃにされていた。
わずかな時間に家には何人もの人がやって来る。日本人が珍しいらしい。
で、ふと気づいた。みんなイサーン弁なのだ。
後で聞いた話だが、このエリアの住宅街はほとんどイサーン人なのだそうだ。
まぁ、これだけの家が買えるのだから金持ちではないが決して貧乏ではない。中流ちょっと下といったところなのだと思う。値段は聞かなかったが50万Bくらいあれば買えるのではないだろうか。(まぁ、家の大きさにもよるのだろうが)

で、お邪魔して1時間ほどすると、料理が並べられる。タイル敷きの上にゴザを引いてその上にイサーン料理が並ぶ。
私用だろう、ガイヤーン(まぁ鳥の丸焼きですね)にカオニァオ(餅米です)にゲーンキヨワーン(グリーンカレー)に、私が好きなマンムアン(マンゴー)にサパロット(パイナップル)や、ララムヤイ(竜眼っていうのかな)が並ぶ。
じゃぁ、ということでいつの間にか、なついてしまった子供を膝に抱え食事をしていると、知らない人間が一人、また一人とやってくる。結局8人の大人数で楽 しく食事をする。もちろんビールやウィスキー(タイウイスキー確かリージェンシーだったと思う)も飲んだりして陽気な食事会だった。
が、食事をあらかた終わると、いきなり話し合いが始まった。イサーン弁というやつは普通に話していてもケンカしている様に聞こえる。怒っているのかと思うと笑い声が聞こえる。
で、どうも、私の向かいに座っている男性が大工らしい。彼が施行を受けたのだ。
話の内容はこうだ。お金を払ったのになかなか工事が進まない。いつ出来るのかということだ。
大工の彼がいう、
「あれは立ってから大分立っているからちゃんと作らないと危ない。だから時間がかかる。」
「それは分かったがお金は払ったのだから早くしてほしい」
そんな押し問答が続いた時、友人が僕に急に話を振った。
「YUKI。日本ならこういう時はどうするのか?」
彼が私をここに連れて来たのはこれが目的だった。
つまり、彼と大工は友達だ。初めは友達だから安くやるとか、なんとかそういった話で進んだのだろう。そして前金も渡した。しかし大工は仕事をしない。
何度か柔らかく、いつ出来るのかみたいな話合いもあったのだろうがラチがあかない。
そこで、ジャッジメントとして私が登場した訳だ。
こういう場合タイ人よりビジネスにうるさい?日本人の方が彼にとっても都合が良かったわけだ。
一瞬で話の内容を理解した僕はつたないタイ語で話出した。
「契約書はあるのか?」
「ない」
「友達同士でも仕事は仕事だ。今からでも契約をかわした方がいい。ビジネスライクにするべきだ」
と、外国人の意見を聞いた彼と彼の家族はそのほうがいい。明日、早速契約書を作ろうという話になった。
話の場で大工は分かった分かったと言う。これではどうせ明日になったらまた元通りである。
「今ここで紙に書いてチェックシート作った方がいい。お金もいくら払ったか書いた方がいい。それからお互いにサインして、明日もう一度契約書作ればいい」
私は友人の為に大工にトドメを刺した。

こういう事はイサーン人だけではない、タイ人に多い。友達がいるからといって何でも友達に頼んでしまう。
店を紹介してもらったり、何かを都合してもらう程度なら問題ない。
しかし仕事を依頼するとなると話は別である。さらに先にお金を払ったりすればなかなかうまくいかない。
タイ人は人懐っこいし、すぐに友達になった様な気がする。が、それがマイナスに働く事も多いのだ。
帰りのタクシーの中、僕は友人にお説教をする。
「どうして、ちゃんと会社にオーダーしなかった」
「いや、友達が困っていたから」
「それならどこかの会社にオーダーしてその会社に彼を使ってもらう様にすればいいじゃないか」
「そうか、そうすればいいのか」
説教されている彼がぽかんとした顔でそうつぶやいた。
結局バンコク市内に戻ったのは18時を過ぎていた。
あぁ、疲れた。

タイへのお土産

タイに行く時には知人や友人にお土産を買っていく。


タイ人の友人や知人にはお菓子を買うことが多く、私の知人、友人の間では最近はユニバーサルスタジオの缶入りのお菓子が人気である。


可愛いく綺麗な缶入りのクッキーやチョコレートはそれだけで珍しいらしく、「妹や娘の分も買ってきてくれ」という人も多い。

味も良いらしい。


私たち日本人は「あぁ、こんなもんか」と思うのだが、タイ人からすると日本のお菓子は美味しいのだという。私には日本のお菓子だから美味しく感じている部分もある様に思うのだが、まぁ、確かに日本のお菓子は美味しい。

タイで缶入りクッキーなんか買うと、余り美味しいものは手に入らない。私が美味しくないものを選んでいるだけかもしれないが。


ケーキもなかなかまともなケーキというのに当らない。

タイでケーキというと、どうしても食紅たっぷりのバタークリームというのが私のイメージだ。

確かに一流ホテルなどのカフェならそこそこのケーキがあるが、それとて取り立てて美味しいという感じではない。


最近ランスアン通りにカフェ・ルノトールというフランスのレストラン・ルノトールが展開するベーカリーカフェ?が出来た。日本でも西武グループがライセンスを持っていて関東中心にベーカリーを展開しているのでご存知の方もいるだろう。(残念ながら関西にはない)

ここのケーキは美味しい。客も欧米人と金持ちタイ人が中心で値段もかなり高めだ。

私もここ3ヶ月ほど毎回行く度に一人で(淋しい)ブランチを食べに行く。

が、価格と場所(ランスアン通りは高級コンドミニアムやスノップな店が多い)を考えれば一般的なタイ人が行く店ではない。


間違ってもゴーゴーのオネーチャンなど連れて行ってはいけない。場違いであるし、彼女達も緊張するだろうし、店のスタッフも彼女達を見下げることは間違いない。

何度もいうがタイには身分制度というか、貧富の差による区別が存在する。

話は戻るが、ここまで美味しいケーキだとタイ人は美味しいとは思うが、どれほど美味しいのか理解出来ない人が多い。

それほど、繊細な下を持っていないというか、食べなれてないのだ。

こういう時つくづく日本は豊かな国だと思う。なんせデパートの地下で選べるほどケーキショップやベーカリーが並んでいるのだから。


さて、タイ人はお菓子で誤魔化せるが、在タイの日本人である。

彼らへのお土産というと決して珍しいものは買っていかない。


「何がほしい?」


とメールや電話で聞くと大体笑ってしまうオーダーがあがる。

米、インスタントラーメン、醤油、みりん、料理酒、マヨネーズ、スーパーの袋菓子、煎餅などなど、「そんなもん何処でもあるやろ!!」と言いたくなるものが多い。

しかしタイではこれらが以外に手に入らない。手に入っても非常に高いのだ。

なんせチキンラーメンが300円近い(最近は少し下がったのかな)、マヨネーズも600円近い値段で売られている。

特にマヨネーズは安い現地の物もあるのだが、何故かタイのマヨネーズは砂糖たっぷりで甘い。

醤油も売っているが何か味が違う。日本のスーパーの特売品の方が日本人好みである。


と、かくして普段衣服や荷物を預かってもらっている手前断れず、米と醤油とマヨネーズとスーパーやコンビニの100円袋菓子を買いあさり、鞄一杯に詰め込み、それでもたらず段ボールに詰め込みタイまで配達するのである。


で、今回はそれにプラス、前日に買ったうなぎの蒲焼を持っていった。

迎えに来てくれた友人にうなぎを買ってきた事を告げると、彼は早速家に電話して奥さんに「米を炊け!!」と叫んだ。

スクッムビットの彼のアパートに着くと、彼の奥さんは「いらっしゃい」の前に「うなぎ頂戴!」である。

その後、10分もしないうちに暖められたうなぎと炊きたてご飯をむさぼり食う友人夫婦の横で、「在タイも苦労してんねんなぁ」とつぶやきながら一人水を飲む私だった。

その後、友人は言った。

「これでうまい漬物があったら最高なのになぁ」

はいはい、今度は漬物も一緒に買ってきます。


2005/08/21

ドンムアン空港のイミグレのカメラ


先月に訪タイした時から、ドンムアン空港のイミグレ(入出国管理)でカメラが使われている。
上の写真は私が撮ったものではなく、良く見させていただいているsiam_breezeさんのBlog

「タイとPDAとモバイルと」http://siam-breeze.seesaa.net/


からお借りした。(もちろんご本人の許可は得ております。siam_breezeさんありがとうございます。)
このBlog、バンコクでモバイルする私にとって非常に強い見方のBlogだ。
バンコクでモバイルしたい方は是非参考にしていただきたい。
ただ、くれぐれもナンデモカンデモ教えてくれというような事はやめていただきたい。
Blogというのはあくまで個人的な手記である。公開をすることでパブリックなイメージを持つかもしれないがあくまで書く人の個人意思のものであることを忘れないでほしい。
もちろん、私の場合、間違いもたくさんあるしエー加減な事ばっかり言っている。
そういうことに訂正や叱咤いただくことは大変感謝すべきことである。

と、話はもとに戻って、タイのイミグレだ。
入国時に一人一人の写真を取り、パスポートのスキャンもしているようだ。
それでなくても時間のかかるというか、スピードの遅いタイのイミグレなのに、使う方も使われる方もなれていないのでこれまた輪をかけて時間がかかる。
たぶん、セキュリティ強化が目的だとはおもうのだけど、それならもう少しイミグレ自体をどうにかしろといいたくるのは私だけだろうか?
先月7月に行った時は入国も出国もカメラで撮られたのだが、今回の8月は入国時だけだった。
が、選出のsiam-breeze.seesaaさん(氏は在タイの方)が先週だったか中国に行かれたときには出国、入国ともにカメラ撮影があったようだ。
その後に、私が日本に帰ったので、出国はその後になくなったのかもしれない。
現状はどうなのだろうか?

タイで802SE(Palm編)

先月MBKでちょっとゴニョした802SE。
中にはone-2-callのSIMが入っている。このSIMはもう6年使っている古いSIMだ。
GPRSのアクティベイトは事前にタイで行った。コールセンターに電話するとオペレーターが出るのでGPRSをアクティベートしてくれるように伝えると電 話番号を確認して手続きをその場でしてくれる。そして約1時間後から使用出来ると教えてくれた。最後に携帯の機種を確認して設定を送ると言ってくれるのだ が、私の携帯には送ってこなかった。
先月日本に帰ってきてからAISのコールセンターにメールでインターナショナルローミングの申し込みをした。
当日の夜にはAISから開設した旨のメールがあった。802SEにもその旨のSMSが。これでローミンングOK。
さてそこからが本番、SonyEricssonのHPからGPRSとMMSの設定を送ることが出来るので早速送る。
設定が終わったら、今度は実際にMMSを送ってみる。MMSはe-mailも遅れるのだ。
まず自分のe-mailアドレスにテストで送ってみる。(もちろん日本語)パソコンに届いたメールは見事に日本語。
アドレスは電話番号に@mms.mobilelife.co.thが付いていた。そして今度はそのメールアドレスに日本語のメールを。
すると今度は携帯で見事に受信。
で、それがなんやねん!!という方。つまりタイの携帯で日本語メールが可能だと言う事だ。これは在タイや私の様に毎月のように行く人間にとっては非常に便 利なことなのだ。さらにSMSはパソコンから送るのがややこしいが、MMSならe-mailで遅れるので非常に便利なのだ。

で、今回訪タイはいつものT630にはお休みいただいたというかサブのorangeのSIMを入れて802SEをメインに使用。
電話は問題ない。なんか遊んでいろいろ申し込んだら、なんていうのか知らないけどかけた方がコール音の代わりに音楽が聞けるサービスに入ってしまった。そ れもかける度に勝手に変わるらしく、内容はヒットチャートを順番にかけているようだ。なんか、解除方法がよーわからんのでそのままにしている。
一ヶ月30Bかかるらしいが知人のうけは良く、一人の知人(タイ人)なんか電話に出たら「なんで出るんだ!今好きな曲聞いてたのに!!」と怒られた。うーん。

で、次はモバイル。携帯をGPRSモデムとして利用する方法だ。
これで、WiFiがないところでもモバイルしようというわけである。

特に私の泊まっている宿はロビーまで行けばLAN回線を貸してくれるのだけれど、部屋にはLANがない。
かといって、部屋から電話線で繋ぐというのはあんまり現実的な方法ではない。
料金も高いし、回線も遅い。携帯電話も決して早くないが、GPRSなら少しはましだろうという考えだった。
今回持っていったモバイルはPalmT3とiBook。
まずPalmT3。
はじめに使用する前に802SEの設定とPalm側でモデムとネットワークの設定が必要だ。
接続方法はbluetoothである。赤外線でも可能だがbluetoothなら赤外線のように受送信口を向かい合わせにしなければならないといった事もなく、ある程度離れていても(5M程度か?)利用可能である。
802SEにもPalmT3にもbluetoothが付いているので問題はない。
まず802SEとPalmT3をベアリング(だっけ?)つまりお互いを認識させなければならない。
Palm側でデバイスを検索すると802SEを見つけてくれる。Palm側と802SEに承認番号を入れてお互いに設定を保存する。これでとりあえず接続はOK。
次に802SEの設定。
802SEで[接続]→[データ通信]→[データアカウント]でGPRSでInternetに接続するためのアカウントを作成する。設定されている場合は不要。

(1)[新規アカウント]を選択する。
(2)「PSデータ」を選択する。
(3)アカウントの名前は任意でよい。「AIS Internet」等分かりやすい名前をつける。
(4)次に下記のパラメータを設定し、[保存]する。
  APN:internet
  ユーザ名:(空白)
  パスワード:(空白)

これでOKかと思いや、Palm側には802SEのモデムプロファイルがない。これでは利用出来ない。
802SEというかZ800i(802SEの一般販売バージョンですね。ソフトウェアがちょっと違うらしい。)のモデムプロファイルは一応AISにメール して確認。送られてきたのは、「z+cgdcont=1,"ip","internet"」というモデム用の制御スクリプトだ。
Palmの「Connection」でNewをタップする設定は下記の通り。

Name:802SE BT(適当に名前を付けて)
Connect to:Modem
Via:Bluetooth
Devisce:Vodafone-802SE
Dialing:Toch Tone
Volume:Low(別にOffでも何でもOK)

そして、「Detail」をタップ

Speed:115,200BPS
Flow Ctl:Automatic
Init String:z+cgdcont=1,"ip","internet"

これでConnectionの設定は完了。
次にNetworkの設定。
まずPreferencesでNetworkをタップ。

New をタップして
Service:AIS(適当に名前を)
User NAme:AIS
Password:AIS(なくてもOKか?)
Connection:802SE BT(Connectionで設定したものを選択)
Phone:*99***X#(Xについては下記参照)

このXの部分は、802SEで[接続]→[データ通信]→[データアカウント]→[AIS Internet(自分がつけた名前)]
を選択し、[機能]→[アカウント情報]→[外部ID]の番号を入れる。

これで設定は終了。

Palm側のConnectをタップすると接続開始。
後は、Palmに入っているメールソフトやウェブブラウザでメールをチェックしたり、ウェブサーフィンを楽しんだりと。

思っているより快適に、いや今まで携帯で接続というのは速度が遅いというイメージがあったのだがダイアルアップに比べてかなり快適だ。
ただGPRSも混雑してつながらない時もあるようだ。場所や時間に左右されたり、AIS自信のサーバーの問題もあるようだ。

2005/08/19

公開されない映画


友人から一通のメールが届いた。
「この映画見たくないか?」
そこには、あるHPのURLがあった。
「ホテル・ルワンダ」・・・1994年にルワンダで起こった大量虐殺事件をテーマとする作品で、ドン・チードル、ソフィー・オコネド−、ニック・ノル ティ、ホアキン・フェニックス、ジャン・レノなどの名優達が出演し、トロント国際映画祭で観客賞を受賞、昨年度のアカデミー賞では主要3部門にノミネート など、海外では非常に評価が高い映画である。
内容的には非常にシリアスだし娯楽映画とは違う。しかしこういった映画は人を感動させるに足るリアリティがある。本来なら退屈なこの種の映画を素晴らしいキャスティングで人が見入る映画に仕上げている。
とは私の友人の弁である。(彼はNYにいる)
彼曰く非常に良い映画だから日本で公開されたら是非見ろというメールだった。

が、この映画日本で公開されない。
日本での配給さ先が決まっていないのだ。問題は、興行的な事だと思う。
娯楽映画しか日本では受けないののだ。
で、ちょっと調べるとこういうサイトがあった。

「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」 http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/


私はこのサイトの主催者と何の関係もない。
しかし、是非見てみたい映画である事は確かである。

是非、一度サイトを訪れてほしい。そして出来れば署名活動に協力してほしい。

2005/08/18

タイで映画


16日の火曜日にタイの映画「トムヤムクン Tom Yum Goong」見た。
日本でも公開された「マッハ!」の主演トニー・ジャーとスタッフが集まって作った映画だ。
本当は2月に公開予定だったが、だいぶ遅れて8月11日?に公開された。
タイ国内でも前評判と期待が大きく、町中ポスターに溢れている。
バンコクでは、高架の柱など至る所に映画の看板がある。
内容はワイヤーもCGも使っていないのが嘘のようなアクションだ。
ストーリーはうーん。でも楽しめる映画だと思う。
競演はペットターイ ウォンカムライ(通称モム ジョック モム)というタイの有名なコメディアン。
この人の映画はとてもタイ映画らしくて面白いのが多い。
日本でも早くから公開が決まっていて、いろいろあらすじなどが流れているが、内容はちょっと違う。
あらすじ等は他の方に任せるのがよいでしょう。真の映画ファンはネタバレなどしない。(ほんとか?)
しかしタイ映画もお金をかけてちゃんと撮ると非常にクオリティの高い映像になる。非常に良い事だ。

トムヤムクンのHPはこちら、 http://www.tomyumgoongmovie.com



やはり世界公開が待っているので英語HPもしっかりしている。

私は映画が好きだ。というより大学で映画を勉強していたのだから嫌いな訳がない。
本当は映画業界で働きたかったのだが、私の卒業時は映画斜陽期。TVへの移行が始まり映画屋とテレビ屋が相いれない時代だった。
でもやっぱり映画は好きで、今でも年間20本以上は見る。
その中の10本ほどはバンコクで見る。

なぜバンコクくんだりまで来て映画を見るのか。
なによりもハリウッド映画が日本よりも早く見る事が出来るからだ。
エピソード3だって、日本公開より早くタイで見た。(なんとタイ語吹き替え英語字幕というのも見た)
今年はトリプルXネクストレベルなんかももうとっくに見た。
去年のGWにはエイリアンVsプレデターといった様に日本より早くハリウッド映画を見る事が出来る。
ほぼ、アメリカと同時公開なのだ。(映画によっては遅いものもある)
バンコク市内にはたくさんの映画館があり、上映期間も短い。その分新しい映画がどんどん公開される。

これもアメリカとの協定がうまく言ってる証拠だろう。
とにかく映画好きにはたまらない状況である。
その上、タイ好きにはタイ映画は楽しみの一つにもなる。
バンコク中心部なら英語字幕版をやっているから一度土産話に見ると楽しい。

ただ、映画館に入るとCMと予告編の後、全員が起立する。
これは、プミポン国王に敬意を払うために1分程度の映像が流れるのだ。
実はかの陛下は大変なエンターテーメント好き。映画も陛下が積極的に誘致した結果がアメリカと同時公開という偉業を成し遂げたのだ。
なんとジャズもお好きでレコードまで出している。これが素人とは思えないほどうまい。(ただしプロではない)
まじめな話、近隣諸国との衝突、欧米の強固な態度をものともせず、今の平和なタイがあるのも彼の方おかげである。
敬意を払うに値する方なので、ここはちゃんと起立して陛下をたたえましょう。
それが終われば、映画が始まります。

で、タイの映画館に行くと如何に日本の映画館が遅れているかが分かる。
チケット一つでもモニターでシートマップを見ながら選べるし、電話一本で予約もOK。
シートはリクライニングで階段式のシアターなので前に人の頭など気にならない。
売店で売っているポップコーンセットは99Bとか129Bなどで映画のコマーシャルの入ったプラスティックバケツのポップコーンや、プラスティックカップにおまけが着いている。
日本辺りの雑貨ショップでそれらは売られてるのだ。ポップコーンもコーラも着いていないのに、5倍以上の値段で取引されている。ノベルティとしての価値も高いのである。

ほんと、日本の映画館も見習ってほしい。
日本では最近流行のシネコンプレックスも未だに座席表を見せて、スタッフがシートマプップの映ったモニターを見ながら空席を教えてくれる。
これって、モニターを上に向けて両者が確認出来る様にすればもっと分かりやすいしタイムロスもなくなる。なぜこんな単純な事が出来ないのか?
映画館は日本の方が最低5年は遅れている。嘆かわしい。

お土産その3


これは定番。ビールのおつまみに最高です。
豚肉を薄くスライスして調味料につけてほしたものを焼いてあるか揚げてあるか。
もともとは中国のお菓子ですね。
タイでもヤワラー(中華街)などに店がいくつもあります。
味も値段も店によるようで、この店はヤワラーではなく、サムヤン(ラマ4世通りをスリウォンを超えてシープラヤー通りのあたり)に本部があり、シーロム通りのナライホテルの斜め前とトンローのスクムビット通りを入ったすぐの所に大きめの店があります。
あとは何故か主要なBTSの駅の中に出店があって、その他にも腸詰めなど豚肉系のものと何故か中華系の人形を販売しています。
結構流行っているらしい。
で、なぜここで買うかというと味が気に入っているのと安いのです。1キロ420B(昔は360Bだった)この袋は500gで箱代20B取られます。でも箱がないと飛行機の中で潰れてしまって悲しい事に。
空港でも他の店のものが売っていますが、200gで600Bくらいです。その差は歴然。
というよりバンコクで一番高いのが空港の中の店。何故か外にあるコンビニで売っているお菓子が2倍近い値段で売られていたりと何でも高い!!!
お土産を空港で買うのはお酒かタバコくらいにしておくのが良いと思います。

お土産その2


何の気なしにロータスで買ってしまったおせんべい。名前は「おせん」
理由は、パッケージの日本語がちゃんとしていたから。当たり前です味の素の商品です。
タイで作って、タイの味の素が売っているのですね。確か1袋16B。
「日本の米菓製造メーカーの技術協力により製造されております。」
と書いてあり、なるほど日本人好みの味に出来上がってます。まぁ所詮袋菓子ですが、16Bは安い。
味は、「焼きじゃけ味」「甘しょうゆ味」「磯のり味」の三種。
タイ料理で日本が恋しくなったら買ってください。

今回のお土産その1


やっと仕事を終えて帰ってきました。
で、今回のお土産その1。スターバックスの月餅。
タイは架橋が多いのでこの時期はやはり街の至る所で月餅を売っています。
でもスターバックスての良いでしょ。話題性があって。
味はコーヒー味とドリアン味のセットだそうです。
うーん、今までドリアン味の月餅は避けてきたのだけど。ドリアンあんまり得意じゃないし。
どんな味なのだろう。。。。
後日報告します。

2005/08/17

ただいまドムムアン空港です。その7


その他には雑誌や新聞もあります。もちろんコーヒーもあります。
面白いのは、エスプレッソマシンがあるのに、なぜかインスタントコーヒーが置いてあること。
タイ人はインスタントコーヒー信仰?があるのですね。
これももちろん飲み放題。(笑)
全部飲んで食べたらお腹いっぱいになります。

ということで、とりあえずラウンジ案内は終了。ここはタイ航空のラウンジとしては一番小さく古いラウンジです。
国際線の中に4つのラウンジがあり、新しいラウンジはもっと綺麗でカウチもあり、マッサージチェアや仮眠ルームもあります。
でも今回はゲートに一番近いこのラウンジへ。
客が一人もいないのをいい事に写真を撮ってご紹介いたしました。
本当はタイから何度かブログを書こうと思っていたのですが、なんせ忙しい(遊びが)日々だったので、報告は後日。

ただいまドムムアン空港です。その6


もちろんビール以外のアルコールもあります。これも飲み放題。(笑)

ただいまドムムアン空港です。その5


で、剥いていないフルーツも。これは言えば剥いてくれます。
その奥にはフランスパンがスライスして一枚ずつラップしてあります。(笑)
スティックサラダもあり。
ツナのディップはタイらしからぬ甘くないマヨネーズで美味しいです。

ただいまドムムアン空港です。その4


で、食べるものはカナッペやサンドウィッチ、ケーキなどがあります。意外に食べられる。

ただいまドムムアン空港です。その3


で、ラウンジがどんなものかご存知ない方にちょっとご紹介。
これはソフトドリンクとビール。最近チャーンビールも置くようになりました。
チャーンビールは労働者のビールということでこういうパブリックな所や、街のレストランには置いていなかったのです。
レストランでビヤチャーン(チャーンビ−ル)というとそんな下品なものはない的にありませんと言われたものです。
最近イギリスで流行ったこともあってこういった所やレストランでも置いている所が増えました。
私は、シンハビールより美味しいと思う。
で、もちろんこれらはタダです。飲み放題!!

ただいまドムムアン空港です。その2


という事で、ラウンジの写真を撮ってみたのですが、802SEで撮ったのであまり良い写真ではありません。
ごめんなさい。
で、これは、ラウンジからブログを書いてる証拠の写真。

ただいまドムムアン空港です


ただいまタイ航空のラウンジに到着。
ほんとは今月だけゴールドメンバーから落ちてシルバーメンバ−になってしまってラウンジは使えないはずなのです。


まだシルバーのカードが来てないので、前のゴールドカードを見せてシルバーであることを告げると、行きのタイ航空も帰りのシンガポール航空も快く「大丈夫です」と言ってゴールド扱いしてくれました。
利用頻度の高い特権か?
とくにタイのドムムアン空港はシンガポール航空のチェクインもタイ航空が請け負っているからでしょうか。
気が利いていて、
「通路側ですね。隣のシートはブロックしておきます。」
とこちらが何もいわないのにちゃんとしてくれました。
非常にめずらしい事です。

2005/08/13

ただいま関空です

今、関空で搭乗待ちです。
今日はお盆の土曜日。道路がすごく混んでいた。
私の家は京都である。京都というところは関空も伊丹どちらも交通便が悪い。
そこで、乗り合いタクシーというかジャンボタクシーの乗り合いで空港に行く事が多い。
京都のMKタクシーがやっているスカイゲートシャトルという奴だ。
家の前まで迎えに来てきてくれて空港まで行ってくれる。もちろん乗り合いなのでちょっと時間がかるがそれでも電車をいくつも乗り換えるよりは遥かに楽である。
京都市内から伊丹まで2000円、関空まで3000円。コスト的にも非常に良い。

今日も関空までこれに載ってきたのだけれど、道路は大渋滞。いつものルートを通ることが出来なくて、奈良を経由し高速をいくつも乗り換えて2時間ちょっと かけて到着。いつもなら80分くらいだからかなり時間がかかった。それでも車内で他の車からの状況報告などを聞いていると、京都南から吹田間が80分とい うことだった。
いつもなら20分程度の所がだ。いやさすがお盆である。

関空へは出発の約2時間前に到着。チェックインを済ませてお土産を買って、いざ出国ゲートへ。
関空には北と南の二つの出国ゲートがある。
といっても100Mも離れていない所にあるのだが、要は北ウィングと南ウィングの客を分けるためだけに存在するのだ。
アジア路線はほとんどが南ウィングなので通常なら南ゲートということになる。
ところが、これが意外に大変である。南ウィングにアジア路線が集中していることから出発時間が重なり大渋滞が起こるのである。ゲートに入るには手荷物検査を受けるのだが、これが大渋滞。
少なくとも10分は並ばなければならない。
が、私は関西人だから並ぶということが出来ない。(^^)

ならばどうするか。
北ゲートから入るのである。

じつは関空では南ウィングを利用する人が南ゲートを通らなければならないという決まりはない。
中に入れば行け行けの同じフロアなのだから当たり前と言えば当たり前である。
さらに、北ゲートは欧米線が多くアジア路線が少ない。欧米線はもともと便数がすくなく、出発時間も午後からが多い。
つまり、南ゲートが大渋滞なのに北ゲートはガラガラというケースが多い。
イラチ(我慢出来ない人という関西弁)関西人にとっては渡りに船なのだ。
ということで、今日も並ぶことすらなく、手荷物検査のおねーさんにこちらへどうぞと呼ばれ検査を終了。
出国審査も並ぶ事なく終了。まぁ、一種の裏技ですね。
思わず書いてしまったが、皆さんあまり広めない様に。

ということで、これから搭乗です。

2005/08/12

まじめに働け!

観光でバンコクを訪れた人やリピーターと呼ばれる人達の中には、タイに住みたいと思う人も多いようだ。

事実、タイで職を探すのはどうすれば良いかなどの質問(相談?)をメールで受けることがある。

そういった人達がどうしてタイに住みたいのか。理由は様々なのだけれど、在タイの人たちは毎日遊んで暮らしているようなイメージがあり、自分も同じ様に暮らしたいと思っているケースが多い。(私宛のメールだからか?)

確かに、在タイの日本人はタニヤやスクムビットのカラオケで遊んでいるイメージはある。そのイメージと物価の安さを見てタイで暮らせば楽しくおかしく過ごせると思っている人が多い。



が、現実はそうでもない。

まず、第一に在タイにもいくつか種類がある。

まず、何もしないで金が尽きるまでタイに暮らしている人。

リタイヤ組みなんかもここに含まれるかもしれないが、リタイヤ組みは社会からリタイヤしているので残りの人生を謳歌するのは結構なことだし、この人たちはリタイヤビザももっているので問題ない。

しかし、若い?人が働きもしないでタイに住んでいる。

これは日本から逃げてきたというか現実逃避だと思う。

こういった人は観光ビザで入国しているので、ダブルで申請しても一ヶ月に一回はどこかの国に出なければならないし、二ヶ月に一回ビザを取り直さなければならない。

訂正です。某調理師ことヨシさんから正しい情報をいただきました。ありがとうございます。
「基本滞在期限は60日です。で、延長でプラス30日、その間は出る必要ありませんので都合90日滞在可能です。ダブル申請ですと90日期限までにいったんどこかの国に出て戻ってくると、さらに90日の滞在が可能で都合180日間はビザを取り直す必要ありません。 」
といこうとです。嘘書いてごめんなさい。(他にもエー加減なところがきっとあります。皆さんご指導ください)


その上、最近非常に厳しくなって連続して観光ビザを取るのは非常に難しくなってきている。なぜなら、こういった人間を排除したいからだ。

実はこれを繰り返している人は多い。まぁ、この話はまた別の機会に。



次にタイで自力就職した人。

タイ現地で就職した人だからタイ語も出来るだろうし、英語力も問われる。その上タイには日本の様な求人システムが充実していないので実際には自分で各企業に売り込みにいくというなんとも効率の悪いことをしなければならない。

その上、自分が何を出来るのか、会社に対してどういったメリットがあるのかをプレゼンテーションする能力を問われる。非常にスキルが高い人達だ。

しかし、給料は残念ながら余り高いとはいえない。タイの物価からすれば高給取りになることも可能だが、日本のサラリーマンの平均よりかなり低い。

その他にも製造関連の業種などは比較的日系企業が多く経験者を募集しているケースも高い。この場合タイ語のスキルはあまり問われないケースもあるがその分給料が安いと思って間違いない。

タイで就職すれば正直贅沢な生活は出来ないし、ビザの関係などでずっと雇われることが難しいこともある。ワークパミット(就労許可書)がなかなか発行されないのだ。

タイ政府は、タイ国内での外国人の就職に批判的である。

タイで金を稼いでその金を海外に持って出るケースが高いからだ。

つまりタイに利益をタイ国内で消費せず、海外に持ってでることはその国の経済力を外に持ち出される事になるということだ。

タイだけではなく、日本も含む何処の国でも外国人労働者を認めない理由として同じことが上げられている。

ここが海外赴任組みと大きく違うところだ。


その上、どちらのケースも相当にまじめに働かなければ首になる。

彼らが求めている日本人はまじめでひと一倍働き文句を言わない人材である。


その次にタイに海外赴任で来ている人。

在タイのイメージはこの人達が作ったと言えるだろう。

例えば日本の企業から海外赴任を命ぜられれば、日本での給料とは別に海外赴任手当てというの出るのが一般的だ。

家賃、運転手付き車、お手伝いに手当金。

確かにタイなどの物価が安い国に赴任すれば欧米に赴任するより贅沢な生活が出来るのは事実である。

この生活に憧れるなら、まずまじめに勉強して日本で海外赴任のある会社に入り、タイ赴任を希望することをお勧めする。


しかし、彼らも遊んでばかりいるのではない。そういった人は一握りだ。

まず、タイ人と同じ職場、それも管理職的な位置に付くということは大変なことなのだ。

タイ人スタッフになめられない為に、英語のスキルや技術的なスキル、企画や判断といった能力も問われる。

自分が仕事をサボると、部下のタイ人はもっと仕事をサボる。

だから、日本にいる時以上に気を張って仕事しなければいけない。

しかし、そこはタイ。日本の様なスピードで物事は進まない。

常に効率化とスピードアップを調整しなければならない分、日本よりはるかに仕事はやりにくい。

これが在タイの現実である。

それでは、遊んで暮らしている一握りの人間はどうなるか。

部下からは人望もなく、仕事が出来ないことがばれて数年で日本に戻る。企業だってそれほど馬鹿じゃない。

が、タイの遊びスタイルが身についているので、日本ではばかばかしくて仕事が出来ない。また能力的もついていけない。

そして、会社をやめ再びタイへ。

商売をはじめようとするが、実際になにかをしようとするとコミュニケーションが取れない。自分のタイ語や英語がいかにエー加減だったかを思い知る。

その上、タイでビジネスをするのは相当複雑で大変なことだと知って愕然とする。

そしていつの間にか金も尽きて不法滞在者になる。

つい数年までは毎日タニヤで豪遊していたのに、コーヒ一杯飲むのもためらう生活。

結局、何処かよその国に流れていくか、日本に帰って来る。

日本に帰ってもまともな職もない。


そんな人が多い。


結局どこにいてもまじめに働かなければ駄目だということだ。

しかし、人間息抜きも大事だし一生フルパワーで働けるわけではない。オンとオフの使い方をうまく覚えることが大事だ。


タイで遊びたいと思っている貴方。まずまじめに働きましょう。

と、自分にも言い聞かすこの頃である。

2005/08/11

悪い事?

昨日こんな記事がバンコク週報に載っていた。


■サイアムホテルで売春婦摘発

10日深夜、マッカサン警察署は、ペブリー通りにあるサイアムホテル周辺で売春目的 でたむろしていた18~25歳までのタイ人女性55人を逮捕した。サイアムホテル周辺には大学、タイ愛国党事務所などがあり、以前から問題視されていた。 逮捕された女性らは警察署で調書を取られた後、300バーツの罰金を支払い釈放された。


私も男の端くれだから売春とかかわったことがないなどと馬鹿なことは言わない。
ただこの記事を見てちょっと考えるところがあり取り上げてみた。

まずこの記事について、初めにタイの体質から突っ込むと、どうして300B支払って釈放なのだろう。

以前から問題視されていたなら二度と売春したくなくなるぐらいの罰金を払わせるか、払えなければ施設へ入れるか、強制労働をさせるとか方法はあるような気がする。

が、まず300Bの罰金というのは彼女らが払える金額だからこそ設定されたように感じる。

多額の罰金にしないのは彼女達に払う能力がなく、また払えないからといって施設(刑務所等)へ入れるには設備も行き届いていないし費用もかかる、また強制労働をさせようにもそういった設備もないし仕事もない。

つまり、問題視はしているが撲滅する気はさらさらないように思う。

「しばらく間おとなしくしろ」というお達しというわけだ。

このサイアムホテルは援助交際カフェなどと呼ばれ、MP(マッサージパーラー。日本のソープランドですね)やタニヤ辺りの客にあぶれた女性が集まるとの噂があり(事実そういうこともあるようです)昔から日本人にも有名な所である。

他にも数箇所そういった所もあるし、MPやカラオケ、ゴーゴー、置屋、エスコート、出張マッサージ等々タイには売春を目的とした店やエリアが多数存在する。

では何故問題視しながらこれらを駆逐しないのか。
まず第一の理由はタイにとってそれらが非常に大きな観光資源だからだ。

理由はそれだけではない。

全世界的に売春は悪い事という考えが根底にあるにもかかわらず売春のない国はほとんどない。
日本にもちろん売春は存在するし(タイよりはるかに店も多いしバリエーションにとんでいる)、フランスなどは売春婦登録制だったはずだ。アムステルダムの飾り窓などは有名な観光施設である。

どうしてなのか?

フランスの考え方はこうらしい。(聞き伝えなので間違いかもしれない)売春をする女性は正業につく能力がないまたは経済力も持たない人ということらしい。

能力がない?経済力がない?
日本人の感覚からするとなんのこっちゃという感じだ。

まず能力がない。
これは社会不適合者ということか。一般の社会で生きるためにはルールに従わなければならいし、一定のコミュニケーション能力や業務に対する能力が必要である。実力主義の欧米なら押して知るべしで、能力のないものは仕事もないのである。


次に、経済力がない。

これもピンとこないが、正業に着くためには一定の経済力が必要である。

レストランのスタッフが、宿無しで、1週間も風呂に入ってない着替えもしていないでは成り立たない。

つまり正業と言われるものは最低限の生活基盤が整った者しか勤まらない。


日本の様に国民総中流化が進むと貧乏というものがあまり理解できないが、海外に行くと家がない、食べる事が出来ない人というのは思っている以上に多い。これは決してアジアだけではない、欧米でも同じだ。


そういう人に職を与えるべきだとリベラルな方は言うかもしれないが、街で見かける浮浪者に貴方は手を差し伸べていますか?そういった人たちとコミュニケーションを取っていますか?

もしそうでないならそんなことは言うべきではないし、もともと仕事のそのものがないのだ。


つまり、売春という行為はそういった基盤がなくても可能な職業なのだ。


事実、フランスの売春婦は公園で暮らす人も少なくないし、売春そのものも公園の茂みなどで行われるらしい。


つまりタイでも完全に売春を撲滅してしまうと無職の人間がいっきに増え経済的混乱を招きかねないということだ。


あるホームページで私が書いた本を酷評した女性がいる。
しかし私は彼女の反応は非常に正しいと思う。世間一般の常識から考えれば売春は悪い事だし、どう正当化しようとしても所詮は誤魔化しに過ぎない。


が、売春は本当に悪いことなのだろうか?

誤解を生まないためにもう一度言う、一般常識から考えれば私も売春は悪いことだと思う。

しかし、売春と恋人に金を渡したりプレゼントをしたりするのと何処が違うのか?

精神論の問題?それだけで片付けてよいのか。


契約社会アメリカでは結婚する時に離婚時の財産分与の契約をする人が多い。もともと結婚は契約だという発想だ。慰謝料や財産分与と売春婦を買った時間の手当ての差をどう説明するのか?

根本的に一緒なのではないか?


売春と金貸しは世界最古の職業である。どちらも良い印象がないのは何故か?

売春は悪いというのは教育的に受けた洗脳ではないか?


こういった疑問に答えるように言われる言葉
「それは必要悪だ」
しかし、本当に悪なのか?
考えれば考えるほど悩みは尽きない。

2005/08/10

飛行機のチケット

バンコクに行くには飛行機に乗らなければならない。いや、もしかしたら船便もあるかもしれないが(良く知らない)、少なくとも時間的なことを考えると飛行機というのが一般的だ。

で、問題である。何処で買うのか?どのチケット買うのか?


私の場合年間10回前後、多い時は15回程度タイに足を運ぶ。

ホリデーシーズンも含め確実にチケットを取るため、バンコク発券のチケット購入している。

つまり私の場合、バンコクから日本に行ってバンコクへ帰るチケットを買っているということだ。

バンコク発券のメリットはいくつかあるが、一番大きいのはクラスの差と価格である。

日本でも格安チケットが一般的?になり価格だけで選ぶなら日本の方が安いことも多くメリットは低くなった。

が、チケットにはクラスというものがある。

「なんのこっちゃ」という方のた めに説明すると、エコノミークラスといってもクラスが分かれているのだ。正規料金はYクラス、ペックス(正規割引料金)はQやMクラスといった感じで、日 本で発売されている格安チケットはI、Tといったクラスがほとんどで、順番で言えば上から10番目前後である。

でこのクラスが違うとどう違うか?間単にいうと航空会社の扱いが違う。(笑)

I、Tのクラスは団体包括チケットといい、基本的にはツアーと同じ団体チケットである。

そのため、割引率が高くチケットが安いが、その反面、航空会社にとっては儲からない客である。

だから、飛行機の席も後方の席、事前の座席指定なども基本的に出来ないし、マイレージも50%とか航空会社によってはマイレージ対象外というケースもある。

また日程も10日FIXがほとんどなので基本的に日程が決まっていて日程変更不可だ。

もう一日延長したい等の場合、基本的にはNGなのだが空席があれば可能なこともある。しかし、それも航空会社や時期により断られるケースや高額な変更手数料を要求されることもある。

ペックスチケットというのは航空会社の正規割引料金で、この場合、安いチケットはFIXでクラスも低く、高いチケットはOPEN(日程変更可能)でクラスも高い。

ちなみに日本でオープンチケットを買うとオフシーズンで13万円前後。(タイ航空の場合)その上、予約変更毎に手数料がかかる。

ちなみにタイ航空(日本)のHPはこちら。

http://www.thaiair.co.jp

タイ航空(タイ)はこちら。

http://www.thaiair.com

予約システムで価格をチェックしてみると面白い。


同じクラスのチケットをバンコクで買うとどうだろうか。

タイでチケット買う場合FIX、45日オープン、1年オープンの三種類が多い。(空港会社により60日オープンなんてのもある)

45日オープンでもプロモーションやクラスで値段が違うし、日本のオープンの場合6ヶ月が多いので比較は難しいのだが、M,Qクラスあたりということで比較すれば、45日で7万円前後で、1年オープンで9万円くらいだ。

もうひとつ、海外にはオンシーズンとオフシーズンというのがありオンシーズンの場合1割程度値段があがることが多い。

ただし、日本の様にGWやお盆、正月には値段が上がるといったことはない。

ちなみに、8月のお盆出発のチケットを日本でオープンチケットを購入すると17万円前後。

私の持っているチケットはお盆で6万円弱(SQですが)。その上チケットクラスは日本で買うよりクラスが上になる。年末はもっと顕著に価格が上がるので、そういった意味では価格差が大きい。

では、クラスによる扱いの差とはなにか?

まず、クラスが高ければ高いほど予約が取りやすくなる。

皆さんの中にもアマデウス(www.amadeus.net)などのインターネットの航空券予約システムで空席をチェックしたことがある方がいると思う。

これらのシステムで空席なのに旅行代理店で聞くと空いていないと言われる。

その理由は貴方が購入しようとしているチケットのクラスが低いのが原因である場合が多い。

その上、もしキャンセル待ちを入れたとする。そこに後からクラスの高いチケットのキャンセル待ちが入ればそちらが優先される。

さらに海外の場合、1年前から予約を入れる事が出来るし、タイ航空の場合なら搭乗当日まで予約をそのままにすることもできる。(まぁ迷惑はかかるが)

SQなどは最近搭乗1週間前までに購入しない場合キャンセル扱いになるが、オフシーズンならさほど気にしなくても当日でもチケットが取れる。しかも値段は同じである。

もちろん、日程変更の手数料などないし、予約金などもない。


年に何回も行く人には海外発券は重宝する。また盆と正月は必ずタイという人にも席が取れない悩みが軽減されるし(必ず取れるというものではない)、2回いけば片道分チケットを捨てても元は取れる。


クラスの差だけではなくマイレージによる差というのも影響するのだが、その話は又今度。

2005/08/09

PCバッグ

PCやPDAを入れるバッグ。皆さんはどうしているだろう。

私は現在Crumpler Roll-O-Notesというバッグ主に使っている。

デザイン的にも機能的にも結構満足しているだが、基本はメッセンジャーバッグなので旅行等にはあんまり向かない。

ということで、現在PCバッグを探している。

旅行のことを考えるとリュックタイプがよいのだが、なかなか気に入ったデザインのものがない。

ノートPC入れて、PDA入れてその上それらのACを入れてさらに財布や名刺入れ、携帯電話、を入れる。その上で雑誌が2,3冊入って、サッカーボールとは言わないが、ちょっと買い物した物が入る。

そして、なによりも軽くて丈夫で、肩への負担が軽減出来るようにちゃんと人体工学にのっとったデザイン。

その上、スーツやブレザーで持ってもおかしくないもの。

で、値段も手ごろ高くても2万前後だろうか。


そんなバッグ知りませんか?

2005/08/07

タイでインターネット

仕事柄24時間いつも連絡がつかなければならない。
そのため、携帯電話とメールがチェック出来る環境がどうしても必要である。
休暇やボランティアでバンコクにいる時も同様で、私の場合どうしても大荷物になる。

持っていくものは以下の通り。
1.日本の携帯番号でつながる携帯その1
これは会社の外部スタッフ連絡用携帯。事前予約の上空港などでGSM携帯を受け取っていたが、最近、会社の携帯がFOMAになったためGSM携帯本体だけ借りるか、手持ちのGSM携帯を使用している。
2.日本の携帯番号でつながる携帯その2
これは社内用。つまり会社の人間しかこの番号は知らない。

これも上と同様FAOMA。
3.タイの携帯
GSMはエリクソンのT630という機種。基本的にはプライベート。
タイの国内通話には主にorange(国内通話は一番安い)かone-2-callを使用。
その上、最近買った802SEも持って歩くと計4台の携帯を持って歩く事になる。
4.PDA
私の場合はPalmを使用。
 スマートフォンにすればGSM携帯が1台減ってよいのだが、一応会社公認(指定?)での使用なので日本で使えない携帯なんぞ買ってもらえない。(会社が補助金を出している)
5.iBookまたはPowerBook
 なぜMACかというと、仕事柄外部スタッフがすべてMACだし、ボランティアでもMACを中心に教えるため。
PowerBookは会社からの支給品なのだが社内メール等は別にThinkPadを使っているので、あまり外には持ち出さない。それと、なぜかこいつは無線LANがついていないのだ。
で、結果的には私物であるiBookを持ち歩く事が多い。
といいながらこのiBookも侮れない。
イラストレーター、フォトショップ、インデザイン、クォークエクスプレス、アクロバットに加えてモリサワのPSフォント(1書体2万円程度で18書体入ってます)なども入ってる。

メールをチェックするだけならバンコクにも日本語環境のあるネットカフェもたくさんあるし問題はない。

ちょっと優雅に無線LANでメールチェックなら、Plamに無線LANカードをさしてスターバックスあたりでネットすれば良い。(バンコクのスターバックスにはプレペイドのHOTSPOTがある)
しかし、仕事の関係上、デザインや構成データというものが送られてくる。
ほとんど場合PDFかイラストレータの構成ファイルで送られてくるのだが、今度はそれを訂正して送らなければならない。
そのために、もともとデータを作ったイラストレーターや、インデザインといったソフトが必要で、さらに使われている印刷用フォントが必要になる。一応DTPのプロなのでそれぐらいの構えは最低限必要なのだ。
本来なら色もチェックする必要もあるのだが、さすがにそこまでノートでは無理なので専門家に任せる。
印刷というのは結構大変な分業作業で、wordやExcelの世界とは相当異次元の世界である。

その上、カラーチャートの本やフォントブック(書体サンプル)が加わると、百科事典2冊分くらいのこれらの本を持って歩く事になる。
携帯、パソコン、PDAと本をパッキングするとその重さ、なんと8キロ。まだ着替えも何も入れていないのにだ。

それでも以前よりはかなりましになった。
以前のタイはまずインターネット環境が整っていなかった。今でも日本に比べればお粗末な環境ではあるが、それでもスターバックスのHOTSPOTで、50Mくらいのデータは落としても支障はない。(時間はかかるが)

と、まぁ私の場合は非常に特殊な環境だと思うので一般的な場合はどうか。

まぁ、遊びに来てまでネットかという気もするが、現代人にとってネットは生活の一部となりつつある。
メールがチェック出来なくて困るという人も多いようだ。
街を歩けば、いたるところにインターネットカフェがある。

ネットカフェにあるPCはWindowsだから日本語の表示も問題ない。もちろんMACでも問題ないのだが、残念ながらMACをおいているというカフェはない。(昔はあった)理由はMACが非常に高価な事にある。
値段はまちまちなので良く知らないが、高くても1時間100Bから150Bくらいなのだろうか。ちょっと外れた現地人向けの店などは1分1B程度と聞いたことがある。
もし、ノートパソコンやPDA を持っていない人なら、これらのネットカフェやホテルのネットやオフィスセンターを利用すると良い。
もし、貴方がノートパソコンを持っているならいくつか方法がある。
一つはホテルの部屋から繋ぐ方法。しかし、回線のスピード等を考えると今となっては現実的ではないし、部屋からの電話代が馬鹿にならない。
次にホテルが、ネットかオフィスセンターを持っているならそのLANを利用する方法。これは利用者も多い。
ホテルによっては断られるケースもある様だがオフィスセンターを持っているホテルなら断られることはないと思う。料金もネットカフェよりちょっと高い程度だ。
次に携帯電話で繋ぐ方法。
ケーブルか赤外線、 ブルートゥースなどで繋ぐことが出来るが、もし赤外線やブルートゥースを利用するのであれば、パソコンやPDA側と携帯電話がそれに対応している必要がある。
さらに、使用するキャリアによっては申し込みも必要だ。
しかし、これもあまり快適な環境とは言えない。速度が遅いのだ。
まぁ、どうしてもという時の手ですね。


もう一つはHOTSPOTを利用する方法。
こちらは基本的に無線LANなので、無線LANに対応したパソコンかPDAが必要。
空港などでは無料(試験的に)のHOTSPOTを利用することも出来る様だが、基本的には有料が多い。
一番大きなHOTSPOTはKSCという会社?がやっているHOTSPOTでスターバックスなどでプリペイドカードを売っている。確か100Bから600Bだったと思う。(600Bで5時間か5時間半だったような)
これは上にも書いたが意外に快適である。

皆さんのスタイルに合わせて利用してはいかがだろうか。

2005/08/06

タニヤユニバーシティ

「アナタ タイゴ ジョーズネー」
片言日本語でほめられて喜んでいる人がいる。
良く聞いていると、お世辞にもタイ語が出来るというレベルではない。
挨拶程度の会話、その上、発音がむちゃくちゃである。
が、本人は一生懸命に話しているし、コミュニケーションを取るために語学を習得しようとする意欲は素晴らしいことである。
が、このタイ語、何処で覚えたのだろう。


僕がタイに行き始めた頃くらいからだろうか。
在タイの知人などから
「タイ語覚えるならちゃんと覚えないさい。タニヤユニバーシティはだめだよ

」と言われたものである。


タニヤユニバーシティってなんだ?
今でこそ、そこそこ知れ渡ったこの言葉、私の知人が作ったとされております。
で、タニヤユニバーシティというのは何かというと、タニヤのカラオケのオネーチャンから習ったタイ語というか、夜のオネーチャンに習ったエー加減なタイ語を象徴した言葉である。


夜遊びに来た観光客にとって初めてちゃんと?コミュケーションを取るのは夜のオネーチャンである。
とうぜん彼女達から言葉を学ぶことも多いだろう。
しかしここには非常に大きな落とし穴がある。
まず、夜のオネーチャン達は、片言の日本語や英語しかわからない。それに加えて彼女達はそれそうとの教育を受けていない可能性が高い。(高校どころか、義務教育さえも受けていない可能性もある)
その上、彼女達は毎日そんな客を相手にしてるのだ。客が知りたい事はだいたい分かっているので、発音が間違っていようが、女言葉だろうが、悪い言葉だろうが「ジョーズ」で終わってしまう。
そう、何よりも教える気など毛頭ないということだ。


かくしてエー加減なタニヤユニバーシティの生徒達はエー加減なタイ語を覚えて街に放たれる。
「タイゴ ジョーズネー」の言葉に騙されて喜ぶ貴方とは裏腹に言った本人達は「何処で覚えたんだこいつ」と思っているかもしれない。
タイにいって普通の店やタイ人しかいないところでタイ語が通じなかったことはないですか?
それにムッとされたことはないですか?
まず通じなかったのは貴方のタイ語の発音がおかしいか、文法で話さないので理解出来ないという場合。片言のタイ語でも通じる事は多いので、発音が悪いというケースが最も多いです。
一般のタイ人に通じるタイ語というのはかなり難しいです。
次にムッとされた場合。これは礼儀知らずだったのですね。
タイ人は意外に礼儀正しい。すみません、ありがとうということを連発します。(でも謝らない)
尊大な態度はマイナスと言う事ですね。
それと、もう一つ笑われることがあります。
これね、色々なケースがあるのだけれど、間違った言葉の場合よりも女性言葉や幼児語というケースが圧倒的に多いです。
一番よく聞くのは「メチャイ」。正式には「マイチャイ」ですね。
で、早くなると「メチャイ」になるという人もいますが本当は女性や子供が使う言葉です。
大人の男性が使うとオカマちゃんと間違えられますので気をつけましょう。
では大人の男性はどういうのか「マイチャイ」とはっきり言う事です。
で、偉そうにいってる私のレベルはどうかというと、
「貴方何年もタイに来ていてどうしてタイ語がそんなに下手なの!!」
と怒られるレベルです。はい。

バンコクで何を飲むのか?

今日会社の帰りに駅のコンビニで「Metromint」という清涼飲料水を見つけた。
ちょっとのっぽでスリムな透明感の高いボトルにアルミシールという高級感のあるパッケージ。

仕事がらプロダクトデザインが気になる。
これほどの透明度のあるペットボトルはかなり高価だ。それにアルミシール、これも高価である。
商品の価格は200円。思わずスペアミントを買った。
味は私好みだと思うが、日本人に受け入れられるかどうか?
元々アメリカで取れるミネラルウォーターにミントエキスを入れただけの水である。
が、水もミントの効き方もなかなかだと思うのは私だけかと思い、ちょっと調べてみる。
なんとアメリカでは単独のHPもあり、ファンクラブまであるし、HPから購入することも出来る。(アメリカのみ)
で、今度は発売ものと大塚製薬のHPに行くと、こちらもHPで購入する事が出来る。(日本国内専用ですよ)
こういうのバンコクにはないのだろうか?
と考えていてふとなんか売っていた様な売っていなかった様な。
もしご存知の方がいらっしゃればご連絡ください。

ところで、皆さんバンコクにいる時何を飲んでいますか。水?コーヒー?ジュース?
バンコクは暑い。年中常夏の国なのだ。
夜は長袖がいるぐらい冷え込む?日もあるが、それでも昼間の外で半袖で過ごせない日はない。
ということは、日中の水分補給は非常に大変なことである。
で、その水分補給のため何を飲むか?
もともと私は水が好きだ。なので迷わず水を飲む。
もちろんコーヒーがなければ死んでしまう?し、果汁100%のジュースも日本では考えられないくらい種類もあるし安い、またペプシなども時々飲む。

が、バンコクはうれしいことに水の種類が多い。私の好きなペリエやエビアンにとどまらず輸入の水がたくさんありちょっと血が騒ぐ。
清涼飲料水も非常に種類が多く、色々なものがある。もっともポピュラーな清涼飲料水はペプシだろうか。
コカコーラよりペプシである。

最近は全世界的に緑茶ブームで色々なお茶が出ている。
「そうか、タイでも緑茶が飲めるのか」
と思った方、残念でした。
色々な種類の緑茶に目移りしながら、その中から一本を選んで「よし飲むぞ!」と意気込み、蓋を開けおもむろに飲む。
と、、、、いきなり目が点になる。
「甘い!!!!!!」
そう、緑茶の中に砂糖が入っているのだ。
最近は砂糖の入っていないものを売っているがごく少数派である。
甘いものを飲むのは暑い国の知恵なのかもしれない。
が、緑茶が甘いのはちょっと。。。。
グリーンティーなら良かったのにね。

2005/08/04

ヤムママー

昨日のママーの続きである。
タイでは普通の麺屋台などでセン(米麺ですね。基本的にはビーフンと同じようですが、麺の巾で呼び方でセンヤイ/太麺、センレック/中麺、センミー/細麺といいます。)やバミー(こちらは玉子麺。いわゆるラーメンの麺ですね)などと一緒に平然とママーを売っている。
注文する時にセンやバミーの変わりにママーというと麺がインスタントラーメンに変わる。
これで商売が成り立つのだからすごい。4Bのママーがちょっと手を加えると20Bの料理に早変わりするわけだ。
もちろんそのままインスタントを作る訳ではないようだ。
麺の上には具としてルークチン(魚や肉のミンチボール)やレバーのスライスがのっていたりと一応手は加える。
その中で面白い料理がある。通称「ヤムママー」という食べ物。「ヤムママー」の「ム」は息をはかないMなのでパッと聞くと「ヤンママー」に聞こえる。一瞬タイでも「ヤンママ」がいるのかと疑ったが、良く聞くと料理の名前であった。
で、どういった料理かというと、野菜などと茹でたママーの麺を合えてそこに粉末スープを入れ後は砂糖、唐辛子、ナムプラー(タイの魚醤、魚で作った醤油ですね。日本でいうとしょっつるです)などで味を調える。
他にも作り方はあるようだが、私が知ってる屋台はこうやって作っていた。
使うママーはトムヤム味なのでトムヤムママーとでもいうのか。
いや、ヤムというのは「和える(あえる)」という意味なのでトムヤムヤムママーか?
まぁ、「ヤムママー」はつまりはママーの和え物とい訳だ。
私から見ると美味しいか?と思うのだが、私が良く行くマッサージ店のスタッフは良く食べている。
それでもやっぱりあんまり上等な食事ではないようで、
「何食べてるの?」
と聞くと誰もが、
「ヤムママー」
とちょっと恥ずかしそうに答える。
チャレンジ精神の有る方、是非一度お試しください。
私はそれよりも普通のクエッティオ(麺料理って感じかな)を食べるので「ヤムママー」は遠慮します。

ママーのカオソイ

ママーとは何じゃ?と言われる方にためにお話すると、タイでママーと言えばインスタントラーメンの俗称である。(本当はどういうのか知らない。知ってる方がいたら教えてください)
インスタントラーメンと言えば、日本が生んだ大発明である。この大発明はアジア各地でその土地の文化と融合し新しい食文化を育んでいる。
もちろん、タイでもその食文化は花咲き、スーパーに行けば、日本顔負けの種類が並んでいる。主流は袋物のラーメンで日本が生んだ偉大なるインスタントラーメン 「チキンラーメン」と同じ様にお湯をかけるだけでOKというのが主流だ。
その中でも最も売れているメーカーがママーである。その他にもヤムヤムやフォーメンやおなじみの日清、明星などもあり種類もタイ風の味付けから日本風のうどんみたいものまで幅広い種類が存在する。
なぜタイでこれほどインスタントラーメンが広がったのか。理由は簡単、安くて手軽で腹がふくれるからだ。基本的に貧乏人の食事のイメージがあるらしい。(日本でもそうか)


昨年末の津波の時、現地の人たちのためにと、すぐに大量の水とインスタントラーメンが各地から送られてきたり、トラックでも持ち込まれたりした。
タイ人の良いところは何かあると、まったく知らない人たちがすぐに集まったり寄付をしたりする。
で津波の時、貧乏人(ちょっと失礼な表現かもしれない)はとりあえずはママーと水があれば生き延びられることを知っている。だから、(ママー)インスタントラーメンと水が大量に集まったのだ。
当時、実際にインスタントラーメンをかじりながら水を飲んで過ごした人も少ないない。


その貧乏食?ママーは手軽にタイ風の味が楽しめるので、お土産にする人も少なくない。
色々な味の中から自分の好みの味を探すのも面白い。
で、私はママーのカオソイ味というのが結構好きだったりする。
カオソイとはチェンマイを中心としたエリアで有名な麺料理で、私もチェンマイに行くと、町外れにある店で良く食べる。(といってもチェンマイで使っているドライバーに連れて行ってもらうのだが)
この店の名前がいつも聞くのだが、誰に聞いても「カオソイ屋だ」で終わってしまう。
お寺の横にあるブロックで組まれたお世辞にも綺麗とは言えない家のこれまたブロックの塀で囲まれた庭の中が店で、もちろんクーラーなどないし、屋根もない。
カオソイ一杯の値段は20Bで、それに氷の入ったプラスティクのコップに入った水が5Bで計25B。
味はカレーラーメンタイ風といった所だ。結構辛い。カレースープの中に、茹でた麺が入っておりその上に野菜(ちょっと酸っぱい味付けのキャベツの様なもの)がのっており、その上に揚げた麺が載っている。


で、ママーのカオソイである。カレー風味で辛いということを除けば、正直言ってカオソイとはほど遠い味だ。でも私はこの安っぽい味が大好きなのだ。
必ず家に常備し、以前はタイにアパートがあったのでそちらでも常備していた。
過去形である。
というのは、最近どこにも売っていないのだ。ここ半年くらいだろうか。
1年以上前、ママーは十数種類ある味の内、売れない味を製造中止にするということを発表した。その時はなにも気にしていなかったのだが、どうもこの「売れない味」の中にカオソイが入っていたのではないか。
半年ほど前まで手に入ったのは店頭在庫のだとすれば納得もいく。
が、製造中止には納得出来ない!!!
他社のものでもカオソイ味というのは出ていないようだ。
ああ、食べたい。。。。
以上悲しい?話でした。

2005/08/02

屋台の料理は安全?

タイに行くと街の至る所に屋台が出ている。
麺類やご飯類、串焼きやお菓子、フルーツなどが、美味しそうな匂いと色で誘いかける。
中には強い匂いの料理(大体はイサーン料理ですね)に顔をしかめることもあるが、誘惑にまけて買い食いしてしまうことも多々有る。
バンコクの屋台は面白い、同じ場所でも時間によって店が違ったり、昼間しかやっていなかったりと、その場所の人の流れによって変化するのだ。
ただ、余り衛生的とはいえないのでお腹を壊したり、調子が悪くなったりということもあるので十分に注意が必要である。
目安としては、まず一番大丈夫なのはタラート(市場)の屋台。市場といっても色々で、本当に食材を売っている一番から屋台が集まった屋台街を指すこともある。
いずれも、近隣の人や街の中ならサラリーマンなどが昼食を取ったりする場所がほとんどで、こういった店はまず大丈夫なはずだ。
また、中心から外れた住宅地、特に中流層が住むアパートが密集するエリアなどはソイ(大きな道路の横道)に屋台が広がっているところがある。
これはいわゆるお惣菜屋さんである。
タイではというよりバンコクでは食事は作るより買ったほうが手軽で安いのだ。
かくして、道路の上は、さしずめ青空調理室、プロパンガスを置いてその上で中華鍋で炒め物を作ったり揚げ物を作ったり、はたまた寸胴鍋でクエッティオ(麺)を作ったりとにぎやかな光景が見られる。
なにか、夜店の屋台のようでワクワクするのは僕だけだろうか。
で、危ない屋台というのはどこか。とにかく、生ものを長い時間太陽にさらしているような店。
屋根のないかんかん照りの中、トレーに入れた肉にラップを掛けて売っているような店だ。
焼いてしまえば大丈夫だというが、やっぱり危険である。
まぁ、しかし、タイ人にとって屋台は生活になくてはならないものなのである。

が、この屋台とまったく縁のないタイ人というのも存在する。

私は日本でわずか10時間だがタイ語を習った事がある。その時プライベートレッスンで教えてくれていた女性がいる。
彼女は京都大学に留学していたエリートのお金持ちお嬢様で、5年ほど前にタイに帰り外資系の企業で働いている。

バンコクにいる時、エンポリアム(スクムビット通りにあるショッピングコンプレックス。エンポリアムというデパートと高級専門店などが入っている)の本屋で偶然彼女と再会した。
久しぶりの再開に、エンポリアムの2階のオフィスタワー側にあるカフェでお茶を飲みながら話をした。
その時、彼女の知り合いが偶然現れ紹介された。(というより彼女の行動範囲と紹介された人物の行動範囲が似ているということだと思う)
その男性なんと、The Nation の副編集長。
なんともスノッブなお友達である。

どんな話の流れでそうなったのかは覚えていないが、トンロー(スクムビット55)の屋台でカオマンガイ(茹でた鳥をその茹でたスープで炊いたご飯の上に乗せたもの)を食べようということになった。
たぶん、「タイ料理は食べれるか」みたいな話から「カオマンガイが好きだ」見たな話になり、「トンローの屋台のカオマンガイがうまい」といった感じだったと思う。
私にその屋台を教えてくれたのはそのThe Nation の副編集長だった。
時間も19時過ぎだったこともあり、「じゃぁ、これから一緒に食べに行こう」的な流れで私たち三人はトンローの屋台にあるカオマンガイ屋に行った。(トンローの屋台は夜しかやっていない)
目の前に出てきたうまそうなカオマンガイに私と副編集長はかぶりつく。
と、ふと見ると、彼女は手をつけていない。
「どしたの?」
「私、食べた事がない」
「えっ、カオマンガイを?」
彼女は首を横に降る。
「ちがうわ。私屋台でご飯食べた事ないの。これってお腹壊さない?」
しばし二人とも沈黙して彼女を見つめる。
「大丈夫だよ、ここの屋台は」
そういって二人で説得?して、やっと彼女がカオマンガイを食べ始めた。
「結構おいしいわね」
彼女がまじめな顔で言った。
その後、話が盛り上がって、屋台で1時間近く話をして別れた。

翌日の昼過ぎ彼女の携帯から電話があった。
「今日はお腹壊して休んでいるの」
「あぁ、、、、そう、、、」
彼女より、僕の方が庶民だということは理解出来た。
うーん、タイは奥深い。

タイといえばタイ料理

タイに行けばやっぱりタイ料理を食べることになる。

いや、バンコクにいれば別に日本料理もあるしイタリアンやフレンチだって日本よりまともな店がある。

こと食に困るということはないのだ。


ファーストフーズなんか日本にはない、または撤退した店(たとえばバーガーキングなんかは日本にはもうない。)やA&Wなんて沖縄でしかほとんど食べる機会がない店もある。

まぁ そのかわりファーストキッチン(これはサントリーですね)やロッテリア(ご存知ロッテ)なんかはないけど、いわゆるアメリカの大手ハンバーガーショップが 結構ある。(ホワイトキャッスルはない。この店はハンバーガーの元祖の店で、小ぶりなサイズのハンバーガーが以外に美味く、僕は結構好きだった。ここも 10年以上前に日本撤退をした。)

ミスタードーナツやダンキンドーナツもあるし、スターバックスもある。(そういえばシアトルザベストやタリーズはないな)

日本じゃインド人のいるインド料理店は数えるほどだが、タイにはインド人がいるインド料理店だってたくさんある。(日本の場合ほとんどネパール人経営が多いらしい)

そのほかにも日本にはないビヤレストランのチェーンなども数多くある。


フ レンチやイタリアンなんかは基本的に欧米人とお金持ちタイ人向けの店がほとんどで、ここばかりは英語がベターでその次がタイ語、フランス語やイタリア語は 通じても日本語は絶対に通じませんという店が多い。お値段も結構して、コースで食べれば大体2000Bくらいから6000Bというのが当たり前。店によっ てはもっと高い。ワインを飲めば一人最低3000Bはする。

こういう店はアラカルトでちょっと取って、ワインを1本取るとちょうど二人で3000Bから5000Bくらい。日本で食べるのと余り変わらない。

バンコクの場合、日本の三分の一の物価と考えれば日本の感覚では3000B=9000円×3=27000円相当の物価指数ということになるから、日本でならこれはかなり高級店である。


まぁ、そういう店はましなTシャツにジーンズで、スニーカーか革靴でも履いていれば入れてくれないこともないが店によってはやっぱりドレスコードがあって、襟付きのシャツじゃなければだめという店も多い。

襟付きというと日本人はすぐポロやゴルフシャツ(ポロとゴルフシャツの違いが判りますか?)を着る人が多いが、この手のシャツは襟がついていても認められませんのであしからず。

半袖でもよいからちゃんとしたシャツを着ましょう。それと余談だがポロシャツの襟をたてるのはやめましょう。タイにかぎらず海外に行けばあれは笑いものになる。

パンツはタイの場合、汚れた物さえはかなければジーンズやワークチノ(折り目のないチノパンツですね)でも入れてくれる。

ただサンダルはご法度です。

みなさん勘違いする人も多いが、まともな欧米人はちゃんとしたレストランでサンダルなど履かない。そのあたりのTPOというのはごく普通の欧米人ならわきまえている。

まぁ、よく、みなさんが見かけるサンダル履きでどこでも徘徊する欧米人はTPOをわきまえているか、まともな人種じゃないことをお見知りおきください。


でもまぁ、観光都市だし熱帯エリアなのだからカジュアルな格好で街を歩く人も多いわけです。

で、そういった格好でも入れるカジュアルなレストランがもちろんある。

そういった店は一人150Bから500Bくらいの単価だろうか。まぁ、二人でパスタ一皿ずつと、ピッザ1枚とってビール1本づつで、500Bから800Bというところ。

この手の店ならTシャツ、短パン、サンダル履きでもOK。

ただ、たとえば同じ日本人でもTシャツ、短パン、サンダル履きでタイ語ペラペラよりも、襟付きシャツ、長ズボンやジーンズ、スニーカーや革靴で日本語オンリーの客の方が差別かと思うほど店員の愛想も扱いも良いので怒らないように。

別にタイに限ったことではないが、基本的にレストランでもブティックでもデパートでもそこそこの値段のものをちゃんと着ている人を大事にする。

まぁ、海外に出て判るのは日本人ほどエー加減な洋服文化を持った国は他にないということだ。


話はそれたが、この手のカジュアルレストラン(日本でいえばファミレスみたいなものですね)もごく一般的なタイ人にとっては高い店なのである。


バンコクで物価指数を日本と比較したければ0を一つ足せば大まかな感覚はつかめる。10B=100円と思えばよい。

そう考えれば50Bのスターバックのコーヒーがいかに高いか良くわかるし、ケンタッキーでチキン2ピース、コールスローとドリンクのセットで確か99Bだから990円と同じ感覚である。(日本だと780円くらいですね)

だから僕達にとっては安い感覚を覚えるが、タイ人の物価感覚からすればとても高いのである。


こんなところで、毎日メシ食ってるやつは、日本なら毎日銀座あたりの店を徘徊しているのと同じで、金持ちである。

そんなタイ人は一握りだ。

特に皆さんおなじみのタニヤやゴーゴーのオネーチャンなどは無縁の人が多い。

中には客と一緒に行ったことがあってその後、友人と行くなどというオネーチャンもいるかもしれないが、せいぜいカジュアルレストラン止まり。

まぁ、あの服ではまともなレストランでは断られます。


それになによりも、国民総中流の日本と違い階級がある国ですから、エリートクラス以外はまずそういったレストランに行くこともないし、食べたこともない。

食べるといえばスーパーのフードコートの不味いスパゲティくらいで、これはさすがにタイ人も不味いと思うのか、そういったものは不味いという意識が植え付けられている人が多い。

間単にいうと美味しいものを知らないので欧米の食事は不味いという潜在意識が働くのである。


日 本食も普通のタイ人に連れて行ってもらうと、日本で一番高い山の名前の店だとか、座禅でも組むのかという名前の店とか、うまいみたいな名前の店とかたくさ んあるのだけど、これは実はタイ人向けの日本料理で、日本人が食べると「日本料理みたいな料理」になり決して美味しいとはいえない。

それでも、彼らにとっては楽しいディナーなのだ。


タイにもまともな日本食や定食屋の様な店はちゃんとあるし、味もそれなりである。

が、こういった店は駐在やリピーターがほとんどで、夜のオネーチャンを連れてくるようなところではない。

と、いいながら駐在さんたちは定食屋にカラオケのオネーチャン連れてきたりしてるけど。


ただ、年に数回、それもカラオケやゴーゴーのオネーチャンをガイド兼通訳で使っているうちはこういう店にはいかない。いやいけない。なぜかというと、まず第一にこういった店はタイのオネーチャンたちには日常的に使うには高すぎること。

次に普段食べているタイ料理やエセ?日本料理と味が違うため彼女達が美味しいと思えないこと。

そして何よりも、行けばわかるが客はほとんど日本人。タイ人の客は非常に珍しいのである。いても金持ちタイ人ばかり。ということはカラオケのオネーチャンなどが知る由もない。

彼女達が知ってる日本料理屋といえばタニヤ辺りの店か、タイ人向け日本料理店ということになる。

で、そういった店よりも彼女達が大好きなのはタイ料理なのである。

いや、大好きというか、彼女達にとって食事とはタイ料理のことなのだ。

これだけ雑食の日本人でもやはり日本料理を食べる機会が一番多いはずだ。

ましてや、多国籍の料理が高価で手軽に食べることが出来ないのだから自然と食事=タイ料理になる。

これは別に夜のオネーチャンだけではなく、普通の仕事をしているタイ人でも同じことだ。


このタイ料理というのが曲者だ。

タイ料理と言っても一概に辛くてスパイスの効いたものばかりではない。中には日本人でも食べやすいものもたくさんある。だからタイ料理を食べに行っても特に困ることはないのだが、普通のタイ料理店にいくと食べられるものが限られてきてどうしてもワンパターンになる。

そ れにオネーチャン任せで食事をすると、辛すぎたり匂いが強かったりして食べられない料理が並んだりする。これは、だいたい、夜のオネーチャン達がイサーン 生まれだったり(タイの東北地方の事。実はこの地域のタイ人が一番多い)、裕福な家庭で育っていない人は米を食べる方法として辛いおかずを好む。

不思議なことに高級タイ料理店に行けばあまり辛い料理がない。そしてかなり薄味である。(もちろん辛い料理もあるのだが)


そして、リピーターになりカタコトタイ語が話せるようになり、タイ人の友達が出来ると、よく食事に誘われる。

で、何を食べるかというと、押して知るべしで・・・。

結局、自分の意思とは無関係にタイ料理を食べることになるのだ。

2005/08/01

キーマオ

キーマオ。つまり酔っぱらいですね。発音的には(khii-mao)でしょうか。息を吐くKです。
(セーラブさんからご指導いただき訂正しました。まぁ、まともに字が読めない奴のタイ語なんてそんなもんです。失礼しました。)
で、このキーマオという奴。日本人が思っているほどかわいいものでない。
まぁ、日本でもで泥酔している人をみてかわいいとは思わないけど。
どっちかと言えば人に嫌われる行為ですね。
もちろんタイでも酔っぱらいは嫌われる。
タイでキーマオと言われた時は相当呆れられていると思ってよい。
酔っていると酔っぱらいでは雲泥の差である。
タイでは酒を飲むことはあまり良いことではない。だから、選挙だとか仏教の関わる日とか何かあると禁酒日が施行される。
その日は酒を置いている店は、飲み屋だろうかスーパーだろうがコンビニだろうが、すべて酒の販売が中止される。
普段でもタイ人は酔っぱらうほど酒を飲まない。酔っぱらっているのは肉体労働者などの基本的に身分の低い人たちだ。
知らない方のためにいうとタイには身分制度が存在する。
だから格式のある店には服装チェクもあるし、階級の下の人たちは行かない。
観光で付き合う夜の女性達は正直、身分は低いと思ってよい。
農村部の労働者といういのはもっとも身分の低い人たちである。
その中でも高校や大学に行っていれば、中流に近くなり、カセサートなどのそこそこの大学に行けばエリートの仲間入りをする資格を獲得することも出来る。
日本人が考えるより厳しい身分制度がタイに中ではまだ息づいている。
まぁ身分の話はここで置いていおいて。
まず、キー◯◯とつくとあまり良い意味ではない。悪いことを強調する為に使うことばなのである。
で、タニアやどこぞのクラブ、ゴーゴーで酔っぱらって騒いでる皆さん。
お店の中は問題ありません。どんどん騒ぎましょう。(だけど周りのお客さんを不快にさせない様にね)
ただ外に出たら、がんばって普通に戻りましょう。
普段見下しているタイ人達が貴方を見下しているのですよ。

怒ってはいけない

例えば、夜のナナあたりで時々ゴーゴーのオネーチャンがタクシーに大声で捨て台詞を言っている姿や、大声でののしり合いながら髪の毛を掴んでケンカする姿を見る。
「いやぁ、女は怖いねー。」
日本人から見ればその程度の感想だろう。
また、ある時はタニヤあたりで大声を上げてあげてオネーチャンや店員なんかにどなり散らしている日本人を見る。
怒鳴られたタイ人はすくみ上がっているのか微動だにせずじっとしている。
これら二つの行為、ことタイの社会から見ればこれはとんでもない下品な行為である。
タイ人にとって大声で怒鳴りつけるというのはそれだけで「殺してやる!!」と意思表示しているのと同じなのだ。
昨日の話ではないがタイ人は切れやすい。切れるとすぐに殺し合いになる。
そういったことから、タイ人にとって怒鳴られるという行為は大変恐怖を感じさせる行為なのだ。
タイ人を怒りたかったら大声はあげない、感情的に怒らないことだ。
大声をあげて怒鳴りつけると彼らはパニックになり何を言われているか分からなくなる。
その上それがチンピラだったり、大金持ちのドラ息子や、マフィアだったら貴方の命がなくなる恐れもある。


どうしてこんなことを言うのか。
もし、貴方がタイで働いているのであればタニヤやパッポン、ナナなどの風俗街に行ってもそんなことはしないだろう。
すれば、同僚のタイ人や日本人に咎められることになるだろう。


ところが、観光で来ている人たちはそうではない。
開放的である上に、日本と同じ様に振る舞う。その上咎める人間もいない。
決してその国すべてに従う必要はないが国際的なルールを最低限守るべきである。
あっ、決して日本でいうグローバルスタンダードとは違います。
日本の常識は世界の非常識とまでは言わないが、片言の英語も出来ない、ましてやタイ語も出来ない人は人間としてコミュニケーションが取れないのだから日本の常識を押しつけても彼らには通じません。
もし、自分の常識を通したいのであれば少なくともコミュニケーション出来るレベルの英語かタイ語を勉強しましょう。
ただし、タイで英語が通じるのは一流大学を出た人だけと思って問題ありません。
つまり観光客が遊びに行く様なところ、ましてやそこで働いているオネーチャンは英語はほとんど理解出来ないと考えて問題ないということ。
言葉の通じない国で遊ぶならおとなしく遊びましょう。


もし、相手がアメリカの海軍兵でも同じ様に怒鳴りつけますか?
そう、日本人は東南アジアの人間を馬鹿にしているところがある。
私に言わせれば馬鹿は何処の国でも馬鹿である。
例えばこんな例、タイで車をぶつけた場合、ぶつけた方もぶつけられた方もニコニコと笑顔で挨拶して、名前の交換をしたりどうするかを決め警察を呼ぶ。
不思議ですね。
まずなぜ、お互いニコニコしているのか?
ぶつけた方はぶつけられた方に対して、申し訳ないという意思を示すために笑顔で謝る。
ぶつけられた方はもし、怒鳴りつけて出て行って、相手が逆ギレして車の中に銃でも持っていればその場でサヨナラである。
そのため、敵意がないことを示すため笑顔で答える。
で警察をを呼ぶのは後で逆恨みされないようにお互いの保身である。
警察もだいたい、名前だけ聞いてあとは話し合いなさいで帰ってしまう。


で、タイ人を怒るのはどうするのか。
まず、近くに呼んで今、自分が怒っていることについて説明する。
そして自分も同じことをされたら怒らないかと説得する。
彼が理解すれば謝るだろうし、謝らなければ無駄だから、日本人にそういうことをすると怒るよということを伝えて帰す。
つまり、怒りたければタイ語が話せるか通訳と一緒でなければ無理である。
貴方がタイ語を話せないなら、、、怒鳴らずにあきらめなさい。
下手に怒って行方不明になりたいのなら別だが。