2005/11/21

Qタロウ(Qtek9000)が日本語を理解するまで7

いよいよATOKの導入である。
なぜATOKを導入するのか。

別にATOKである必要は無い。ただ今のままでは日本語を見る事が出来るPocketPCなのである。

つまり日本語を書く事が出来ないのだ。
ATOKは日本語入力、つまり日本語を書く事が出来るプログラムである。
その他にも日本語入力の出来るプログラムはいくつもあるのでお好みのものをどうぞ。
ただATOKにこだわるのはやはり日本語変換能力が優れているからだ。

さて、まず私の場合ATOK for PocketPCのCD版をジャストシステムのサイトからオーダしていた。

木曜日にオーダーして、日曜日の昼に届いたのだから結構早い。
まず、CDをMACに入れて開いてみる。
中にはCABファイルとその他のファイルが入っている。
まずこのままのフォルダをSDカードにコピーする。
そのままQtekに差して他のアプリと同じ様に実行してみるがインストール出来ない。
CABファイルをよく見るとサイズが以上に小さい。

実はこれもSoftrsetアプリなどと同じで、WindowsPC上でインストールをおこなうと、Windowsの中にPocketPC用のATOKのCABファイルが生成される仕組みになっている。

CABのサイズは小さいにはWIndows上で圧縮ファイルを展開する様に作られたWindows様のCABファイルなのだ。どうもPoketPC上では圧縮ファイルの展開は出来ないらしい。


そこで、やはり他のアプリと同じ様にVirtual PC上のWindows上でインストールを実行する。
そうすると、Windowsのローカルディスク(C)の中のProgramFileの中にATOK PocketPCというフォルダが出来ている。
その中にPocketPCというフォルダがあり、中に新しいCABファイルが出来上がっているのだ。
この、PocketPCというフォルダをSDカードにコピーする。
SDカードをQtekに差して他のアプリと同じ様に実行すると今度はちゃんとインストールが始まった。

しばらくすると、インストールが終わり、ATOKの設定を有効にするには再起動しなさいというメッセージのウィンドウが開く。

がここで再起動してはいけない!!

ここで再起動すると、とんでもない事になる。
詳細はこちらで。
やはり、先人の言う事はしっかり守るべきである。
幸いにして私はこういった事態にいたらずインストールすることが出来た。

それでは続き。
ATOKをインストールしたら、再起動せず、Startメニューからsettingsを選択。
下にあるタブでsystemを選ぶ。
systemのウインドウの中にPocketTweakのアイコンがあるはずなのでそれをタップ。
アプルケーションを開いて下のタブから入力パネルを選択。
すると、スクロールウィンドウがあるので、ずっと下に動かすと「ひらがな/カタカナ」という項目以下が日本語になっている。この部分のチェックをすべて外しておこう。
別に外す必要はないのだが、一応間違いがないようにという取り越し苦労である。

スクロールウィンドウの下は「標準のパネル:英数」になっているはずである。
この「標準のパネル:英数」を「標準のパネル:Kyboard」にする必要がある。


ところが「標準のパネル:英数」の下にある「標準に設定」というアイコンはグレーになっていて選択出来ない状態のはずだ。
そこでどうするか。実は今回の作業で私が一番戸惑ったところである。


まず、スクロールウィンドウのスクロールを上に動かしてKyboardという項目を見つける。
Kyboardの横の□にチェックが入っているのを確認して、Kyboardの文字をスタイライズでしばらく押さえてみる。
すると、スタイライズを中心に小さな円が円周を描いて現れる。
こうなれば、「標準に設定」アイコンの色がはっきりとした黒になる。
そこで、「標準に設定」アイコンをタップすると、変更するかどうかの確認をするウインドウが出るのでYesをタップ。
これで「標準のパネル:英数」が「標準のパネル:Kyboard」変更される。

これでPocketTwearでの作業は終了。

しかし、まだ再起動してはいけない!!

次にレジストリエディターを立ちあげる。
たぶん、Programsの中にあるはずだ。
レジストリエディターを立ち上げ、以下の二つのレジストリを確認する。

REGEDIT4

[HKEY_CURRENT_USER\keyboard layout\Preload]
@="e0010411"          (本来は409)

[HKEY_CURRENT_USER\keyboard layout\Preload\1]
@="e0010411"         (本来は409)

私の場合すでに411になっていたので変更はしなかったが、もし409のままになっていたら411に変更する必要がある。

さて、これで、確認作業は終わり。
いよいよ再起動だ。

ここでの再起動はソフトウェアリセットである。

決してスタイライズを使ったリセットを行わない事!!


Programsの中にあるSoftrsetアプリをクリックする。
これで、ATOKが使えるはずである。

が、ここで問題。
Asukal氏のサイトにもちゃんと書かれているのだが、ATOK標準のソフトキーボードがQteckの解像度にあっていない為非常に小さく表示される。

そこで、代替えアプリを使う事にする。
そのアプリの名前は、Kotetusさん作ったHappy Taopping Keyboardというアプリ。
非常に良く出来たアプリであり。使いやすい。これもフリーである。感謝。

このアプリも他のアプリと同じ様にしてSDカードにコピーしてQtek上でで実行する。
インストールした後は念のため
ソフトウェアリセットをしておいた。
Happy Taopping Keyboardを立ち上がるとIMEの切り替え(日本語と英語の切り替え)がソフトキーボードで出来るので非常に便利である。
IMEを入れてキーボードで打ち出せば、ソフトキーボードが消えて、予測変換をしながら入力も可能である。

これで、とりあえず日本語化の完成である。

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