2006/04/25

大阪のオバちゃんvs名古屋のネーちゃん

先週の土曜日、京都から東京へ向かう始発の新幹線でのこと。






さほど混んでいない車内で、私は3列シートの窓側に座っていた。




もちろん、横の二席は空席。






で、すぐ後に大阪のオバちゃん団体が荷物をいくつも抱えて乗り込んできた。




オバちゃん達は席につくなり、




「いや、こんなん荷物置くとこないやんなぁ」




と大声。






誰に言ってるの?






その中の一人のオバちゃんが急に叫ぶ。




「ここ空いてるわ!荷物ここおいたらええねん」




と、斜め後ろの席を指差している。






ここって、それ私の隣りの席なんですけど・・・・。






で、オバちゃん達が一斉に、私の横の席に荷物を置く。




が、置ききれない。




となると、今度は座席の下にも荷物を置きだす。






あんたらその大量の荷物なんだ!行商にでも行くのか?




こ、これでは私がトイレにもいけない。






「あの、すみません。そこに荷物置かれると、私、出れないんですが」




「おにーちゃん、何処まで行くの?」




「えっ、東京ですけど」




「ほんなら終点やん。別にかまへんやんか」




「いや、トイレに行くとか」




「そんなん我慢しぃなぁ。人が困ってんねんで。よう、そんなこと言うなぁ」






そ、そんな理不尽は通らんぞ!それに他にも席は空いてるではないか!






「いや、せめて通路の荷物は一番後ろの座席の後ろとか、じゃまにならない所においてください。それに名古屋から人が乗って来るかもしれませんし」






ムッとしたオバちゃんは、通路の荷物だけを持って他の席に行った。






うーん、恐るべし。






途中、検察に来た車掌が私に声を書ける。






「すみません。名古屋からお客様がご乗車予定ですので、大きな荷物は一番後ろの席の後ろ側にスペースに置いていただけますか?」






車掌さん、最もなお言葉である。だがこれは私の荷物ではない!






「私の荷物じゃなくて、あちらの方の荷物です」






私は、オバちゃん軍団を指差す。




車掌は、オバちゃん軍団のところに行き、検査をして、荷物を移動するようにいう。




彼が、大阪のオバちゃんの餌食になったのは言うまでもない。






「お客様が来られたら荷物はのけてください」






そう言って、さっさと逃げていった。車掌君、若造の君に、大阪のオバちゃんの相手は無理です。合掌。






名古屋に到着すると、案の定、私の席の横の通路側の席に女性がくる。






「あの、すみません。荷物のけていただけますか?」






と私に声をかける。当然の行動だ。






「いや、これ私の荷物じゃないんです」




「えっ?」




「そこの、斜め前の席の方の荷物で」




「はぁ」






で、その女性は、今度はオバちゃん軍団の所へ行き声をかける。




大声で馬鹿話をしているオバちゃん達が返事もせずに黙る。




無言で、何も言わず一人のおばちゃんが立ち上がって、こっちへやって来る。






「おねーちゃん、席どこ?」




「通路側です」






そう女性が答えると、オバちゃんは通路側の席の荷物だけ持って、違う空いてる席に置く。(隣りに人がいるのに)






「あの」






女性がそのオバちゃんを呼び止める。






「すみませね。隣りの席の荷物ものけていただけますか?」






おぉ!オネーチャン強いぞ!






「なんでぇな。座れるやんか」




「私の荷物が置けませんから」






オバゴンVsアネゴンの戦いである。






「大体、座席は荷物を置くところじゃないし、こんな大きな荷物電車に持ち込むことが非常識でしょ!!」






うぅ、オネゴンも怖い・・・。






結局、迫力負けしたオバゴンが、荷物を一番後ろの席の後ろのスペースに運ぶ。




が、当然既に使われている。




アネゴンの勝利である。




満足そうに、席に座り、ヴィトンの大きなバッグを、横の席に置いたのは言うまでもない。






名古屋嬢って,みんな怖いのかと錯覚してしまう。( ̄_ ̄ i)








「ちょっと!皆が使う場所なんやから、ちょっとスペース空けて荷物置かしてや!」









オバゴンは後ろで火を噴いた。恐るべし!八つ当たりアタックである。






いや、女は怖い・・・。( ̄□ ̄;)

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