2006/04/06

立喰師列伝

押井守といえば、「パトレーバー」や「攻殻機動隊」などが有名だが、この人元々はタツノコプロで「ヤッターマン」の絵コンテから助監督でデビュー、その後のタイムボカンシリーズ(ガッチャマン2もやってますね)などを経て、一番の出世作はやはり、「うる星やつら」。



いつしか真面目なSFアニメ(実写もやってますね)の巨匠の様に言われてましが、本来のベースはギャグのはずだ。



で、その押井守が書いた小説「立喰師列伝」が映画化されて今週の土曜日から公開される。



tacchigui



「スーパーライヴメーション」と名づけられた、世界初の映像技法(実写映像をかなりいじくって二次元かすることで3Dの面白さを出している)で描かれたほとんどギャグの世界。



今まで押井作品にもかずかずの立食師たちが登場したことがあるのだが、まぁこの映画はその立食師(要は食い逃げのプロである)の歴史を綴ったとってもお馬鹿な映画である。



役者はほとんど出ていない。


キャストは仕事関係の友人やスタッフ。(雑誌連載時にもほぼ同じスタッフで挿用の撮影をしているようだ)



なんかヒットするとかしないとか関係ない感じの作品で、作ってる奴が楽しい映画だと思う。


でも私は「イノセント」よりこういう作品に方が押井守ぽく感じて好きだなぁ。



詳細情報は公式ホームページ


http://www.tachiguishi.com/top.html



または


押井守公式サイト「ガブリエル」


http://www.oshiimamoru.com/



でどうぞ。



公式ホームページにはトレーラーがあるので「スーパーライヴメーション」が見られます。


「ガブリエル」には雑誌連載時の「幻の企画書」も掲載されている。



この馬鹿な話を真剣に企画し、とうとう映画化までしてしまった押井氏に拍手。



あっ、けっしてギャグが判らない人は見ないでください。


このくだらなさが面白いという、とってもお馬鹿な映画です。

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