昨日、各報道が伝えた話によると、プミポン国王が、「1党だけの選挙は民主主義ではない」と述べられ、新たな議会を承認なさらないとの考えを示されたようだ。
また、タイラック党を中心に無理やり施局を収めようとする国王による新首相指名についても、現状では「憲法で権限が認められていない。国王にあらゆる権力を与えるわけではない。首相を指名するのは非民主的な権限逸脱になる」と述べられたとのこと。
これにより、なとなくタイラック党がうやむやの内に政権を収めようとした強行手段は否定されたわけだ。
再選挙になれば最大野党である民主党も選挙参加の考えを示してる。
いずれにせよ、正常な政治環境の構築が早急に望まれていることは確か。
思えば、タクシン氏は日本で言えば田中角栄だったのだろうなぁ。
パワーもあったし地方の経済の建て直しにも一役かった。
ただ、強行手段に売って出た結果、ロッキード事件という大きな汚職にまみれ、また強行な地方開発は結局管理維持費の増大と地方空洞化を生んでしまった。
うーん、そっくりだ。
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