2006/07/03

東京国際ファンタスティック映画祭がなくなる?

1985年の秋東京で一つの映画際が生まれた。
「東京国際ファンタスティック映画祭」。
SF、ホラー、アニメを中心とした新旧のカルト映画の企画上映などが人気を呼び、「東京ファンタ」の愛称で20年以上親しまれてきた。

が、この「東京ファンタ」が資金難で休止されることが3日報道された。
同映画祭実行委員会によると、来年以降の再開の見込みは立っていないとのこと。

なんともやりきれない話である。
大阪に住んでいる私だが、いろいろとやりくりして実は15年以上、毎年最低1本だけは「東京ファンタ」で映画を見てきた。
大阪ではなかなか上映しないマニアな作品も多く、楽しみにしていたのに。( p_q)
またまた、私の楽しみが減ってしまった。

こういった映画祭が興行的に成功する可能性はかなり低い。
マイナーな作品も多いし、そのために会場をかり、宣伝をし、多くのスタッフが運営の為に動き回る。例えボランティアだとしても、ジュースや弁当ぐらいは出るだろう。
それだって、一人1000円かかったとして10日間、100人のスタッフが動けば、100万円である。
実際にはそんな費用ではまかなえない。億単位の費用が必要である。

そう、こういったフェスティバルでは億単位のお金が使われ、良くてトントン、普通は何億という赤字である。
その億単位のお金は、協賛企業などが出す訳だ。
今回は、この資金が集まらなかったということだろう。

うーん、現実は厳しい。

チーフプロデューサーを務めたいとうせいこうさんは
「休止がそのまま終わりになるとは考えていない。心意気と愛情がある限り、必ずまた始まるだろう」
とコメントしたとのこと。

頑張れ!いとうせいこうさん!!\(^_^)/

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