それは先週の週末のことでございます。
私は、ご機嫌伺いのため、近江の国、琵琶湖の近くにある父上の元を尋ねたのでございます。
部屋に入ると父上は机に向かい
もにたーでなにやら作業をしておられました。
ふと、見るとそのもにたーに何故か林檎印がついてるではありませんか。いえ、もにたーではなく、それはあいまっくでございました。
「ち、父上、このあいまっくはいかがされたのでしょうか?」
「うむ、最近、でじかめに凝っておってのう。ちょうど、姫(我が姉でござる)が持っておった、まっくのふぉとしょっぷをこちらにいんすとーるしたのじゃ」
「いえいえ、そういうことではございません。このあいまっくは、何時お買い上げになられたのかと聞いております」
「うむ、先週の月曜日に届いたのじゃ。どうじゃ、良いだろう。姫と一緒におった頃は、姫のまっくを使っておったのじゃが、最近は姫と離れておるゆえ、ふぉとしょっぷがなく苦労しておったのじゃ」
「いえそれでは、ふぉとしょっぷの窓版をお買い上げになられれば、今までのぱそこんでもお使いいただけるはず」
「うーん、しかしのぉ、息子や。ふぉとしょっぷはやはりまっくでなければいかんぞ」
それはたんなる我がままではございましたが、私にも身に覚えのあることゆえ、それ以上反論できません。まったく、この親にしてこの息子ありでございます。
「して、息子よ。その方、確か良いでじかめを持っておったのう?たしか、こんたっくすを」
「はは、確かに持っております。これでございますね」
私は鞄のなかより、そのこんたっくすのでじかめを取り出し、父上の前に置いたのでございます。
「うむ、で、そのでじかめはどうじゃ。さぞや、良いじゃろうなぁ」
「いえいえ、私の持っておるこんたっくすなど、たかが五百万画素、最近では八百万画素、一千万画素などのでじかめが巷に出回る様になっております。それに古いものゆえ、動作も遅く、とても父上のお眼鏡にかのう様なものではございません」
「うむ、そうか。しかし、わしが使っておるのも、もともとはその方が使っておったもの。確か画素数は三百万画素だったのう」
「はは、父上の好きなにこんのクールピックスでございます」
「うむ、これは良いでじかめじゃ。しかしのう、やはり五百万画素には勝てんのじゃ」
「それでは、次回お伺いする時に新しいでじかめをお持ちいたしましょう。最近は百万画素五千円と申しますので六百万画素のもので、三万円そこそこ。きっと、父上に気に入っていただける品があると存じます」
「うむ、しかしのう。こんたっくすはかーるつあいすのれんずではないか。あのれんずは良いからのう。」
「そ、それではそにーのでじかめをご用意いたしましょう。そにーならばかーるつあいすのれんずを使っておりますゆえ」
「おぬし、松下電器で定年を迎えたわしに、そにーを使えと申すか!」
「こ、これは失礼いたしました。そ、それではこのこんたっくすのでじかめをお使いいただければ・・・」
「うむ?良いのか?悪いのう」
と、言うが早いか、父上は机の上のこんたっくすのでじかめを、さっと手に取られたのでございます。
「しかし、父上、そのカメラは記録媒体がえすでーかーどで、ございますが・・・」
「心配は無用じゃ」
そうおっしゃると、父上には机の中から一ぎがのえすでーかーどを三枚取り出されたのでございます。
なんと、容易周到な。
「さすが、父上。準備万端でございますなぁ」
「うむ、その方はまだ若い。新しいものをためすが良いぞ。ははは」
「いや、父上には勝てませぬ。ははは」
かくして、私のこんたっくすのでじかめは父上の物となったのでございます。
完
うー、デジカメ買わなきゃ・・・・。。(´д`lll)
私は、ご機嫌伺いのため、近江の国、琵琶湖の近くにある父上の元を尋ねたのでございます。
部屋に入ると父上は机に向かい
もにたーでなにやら作業をしておられました。
ふと、見るとそのもにたーに何故か林檎印がついてるではありませんか。いえ、もにたーではなく、それはあいまっくでございました。
「ち、父上、このあいまっくはいかがされたのでしょうか?」
「うむ、最近、でじかめに凝っておってのう。ちょうど、姫(我が姉でござる)が持っておった、まっくのふぉとしょっぷをこちらにいんすとーるしたのじゃ」
「いえいえ、そういうことではございません。このあいまっくは、何時お買い上げになられたのかと聞いております」
「うむ、先週の月曜日に届いたのじゃ。どうじゃ、良いだろう。姫と一緒におった頃は、姫のまっくを使っておったのじゃが、最近は姫と離れておるゆえ、ふぉとしょっぷがなく苦労しておったのじゃ」
「いえそれでは、ふぉとしょっぷの窓版をお買い上げになられれば、今までのぱそこんでもお使いいただけるはず」
「うーん、しかしのぉ、息子や。ふぉとしょっぷはやはりまっくでなければいかんぞ」
それはたんなる我がままではございましたが、私にも身に覚えのあることゆえ、それ以上反論できません。まったく、この親にしてこの息子ありでございます。
「して、息子よ。その方、確か良いでじかめを持っておったのう?たしか、こんたっくすを」
「はは、確かに持っております。これでございますね」
私は鞄のなかより、そのこんたっくすのでじかめを取り出し、父上の前に置いたのでございます。
「うむ、で、そのでじかめはどうじゃ。さぞや、良いじゃろうなぁ」
「いえいえ、私の持っておるこんたっくすなど、たかが五百万画素、最近では八百万画素、一千万画素などのでじかめが巷に出回る様になっております。それに古いものゆえ、動作も遅く、とても父上のお眼鏡にかのう様なものではございません」
「うむ、そうか。しかし、わしが使っておるのも、もともとはその方が使っておったもの。確か画素数は三百万画素だったのう」
「はは、父上の好きなにこんのクールピックスでございます」
「うむ、これは良いでじかめじゃ。しかしのう、やはり五百万画素には勝てんのじゃ」
「それでは、次回お伺いする時に新しいでじかめをお持ちいたしましょう。最近は百万画素五千円と申しますので六百万画素のもので、三万円そこそこ。きっと、父上に気に入っていただける品があると存じます」
「うむ、しかしのう。こんたっくすはかーるつあいすのれんずではないか。あのれんずは良いからのう。」
「そ、それではそにーのでじかめをご用意いたしましょう。そにーならばかーるつあいすのれんずを使っておりますゆえ」
「おぬし、松下電器で定年を迎えたわしに、そにーを使えと申すか!」
「こ、これは失礼いたしました。そ、それではこのこんたっくすのでじかめをお使いいただければ・・・」
「うむ?良いのか?悪いのう」
と、言うが早いか、父上は机の上のこんたっくすのでじかめを、さっと手に取られたのでございます。
「しかし、父上、そのカメラは記録媒体がえすでーかーどで、ございますが・・・」
「心配は無用じゃ」
そうおっしゃると、父上には机の中から一ぎがのえすでーかーどを三枚取り出されたのでございます。
なんと、容易周到な。
「さすが、父上。準備万端でございますなぁ」
「うむ、その方はまだ若い。新しいものをためすが良いぞ。ははは」
「いや、父上には勝てませぬ。ははは」
かくして、私のこんたっくすのでじかめは父上の物となったのでございます。
完
うー、デジカメ買わなきゃ・・・・。。(´д`lll)
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