2005/10/20

バンコク世界映画祭

今年もバンコク世界映画祭」(10月14日~24日)が開幕した。
この映画祭もともと「タイ国際映画祭」とい名で行われたいたのだがいまいちパッとしなかった。
3年前にリユーアルして、今年は会場も二カ所(昨年は一カ所)になり、ベルギー、キューバ、スリランカ、チェコ、トルコなどなど、あまり日本では見る事が出来ない世界20カ国からエントリーした約60作品が上映される。
私はたまたま昨年その時期にバンコクにいてキューバだかどこだかの映画を見た。
今年はオープニングにロマン・ポランスキー監督の新作「オリバー・ツイスト」がかかるらしい。
バンコクでは1月にも「バンコク国際映画映画祭」(ややこしい)も開催されており、映画産業に非常に力を入れている。

もともと、韓流映画の成功を見たタクシン首相が「わが国も映画を輸出産業にしたい!」と言っていたとかなんとか。それを裏付けるかのように、政権が映画産業に力を入れてるから、最近、タイ映画「トムヤムクン」の盗撮販売に高額な罰金が課されたりしたらしい。

いつの間にかアジア一の映画祭都市になりそうなバンコク。
その背景には世界最高水準の機材とスタジオをそれに、安いコストなどにより、ハリウッドは
言うに及ばず、世界中に映像編集作業がバンコクに集中していると言う側面もある。
日本のCMなどもバンコクで編集されている事が多い。
その理由は最近映画の編集で必ず使われる高機能映画編集機ガリレオという機材がバンコクには何台かあるらしい。三台とも五台ともいわれているのだが詳しいことは良く知らない。
このガリレオ日本には確か一台しかない。
そしてコストが日本の二分の一以下なのだそうだ。

日本でも東京国際映画祭とファンタスティック映画祭が開催される。
しかし、国際的という意味ではタイの方が勝っている様な。
がんばれ日本の映画界!

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