2005/10/06

続・バンコク新空港

バンコク新国際空港(スワンナプーム空港)の試験飛行が、当初の開港予定日だった9月29日に無事に終了したそうです。


タクシン首相は終始上機嫌だったようで

計画から40年も掛かった理由は、これまでの政権がみな短命だったためだ。私は長期に安定した政権をひいているから、順調に空港建設が進んだ

と述べているそうです。

うーん、予定が遅れて、開港日の目処がたっていないのに「順調だ」そうで。

で開港ですが、やはり6月には無理そうです。

理由としては、

IATA(国際航空運送協会)がAOT(タイ空港公団)に対して、搭乗口の増設や商業スペースの拡大、運行共同委員会の早期設置などの改善を要請していること。
現在、搭乗口は51箇所が計画されていますが、2007年には早くも不足するそうで、IATAの試算では90箇所は必要なのだそうです。

また、商業スペースの拡張するよう求めています。

商業スペースの拡張は「収入増につながり、空港発着料などの手数料値下げにつながる」としています。香港国際空港はバンコク新空港の2倍以上の商業スペースがあり、その収入は空港運営費の6割をカバーしているそうですが、バンコク新空港は2割しかカバーできていないそうです。
タイ政府は来年の6月に開港するといっています。

が、IATAは

「AOTは上記の要請を受け入れる必要がある。またそのためには、工期として12~18ヶ月の延長が必要である。タイ政府は来年6月に開港するといっているが、現状を鑑みると、来年の年末あたりの開港が現実的なのではないか」

とコメントしています。


IATAの認可が降りないと開港できませんので、タイ側は受け入れざるえないというのが大方の見方のようです。今から拡張工事をすれば、なんとか12月開港って感じでしょうか。


良いニュースでは、免税店を運営しているKING POWERが、新空港にマッサージや映画鑑賞ができる娯楽施設を提供するとしているらしいです。

24時間空港として、快適な空港にするためとのこと。


さて、どうなることか。

いずれにせよ、開港はまた伸びそうですね。

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