2005/09/25

タイの常識。非常識。

さるホームページで見かけたのでちょとご紹介。この方、日本のコンピュータ業界で働いていらして現在は早期リタイアしてチェンマイに在住されている方です。
私とは違って非常に真面目な生活をされていますので参考になることが沢山書いてあります。

今回はその中から欧米人向けに配られている無料情報誌に載っている内容をご紹介します。

下記の内容は、チェンマイ市内で頒布されている欧米人向けの無料情報誌 WHAT'S On CHIANGMAI(Free Copy)から全て引用(意訳)したものです。
そのため、日本人の立場からしたら????と思われる記述もありますが、ご参考までに。

・タイ人は、頭が最も神聖な体の一部だと信じています。それゆえに、タイ人の頭に触れることを控えて下さい。足は、最も卑しい体の一部とみなされています。
テーブルの上にあなたの足を置いて休める、あるいは、あなたの靴を置かないで下さい。
そして誰かの方向にあなたの足を向けないで下さい。

・タイ人は、彼らの宗教を強く信仰しています。その為、寺院へ肌を露出する服装で入ったり、仏像に登ったり、靴を脱がないで寺院に入ったりしないで下さい。

・伝統的なタイ国の挨拶は、“wai”です。それは、顎の前で手を合わせます。“wai”は年下の人、または、地位の低い人から先に行います。

・王族は深く愛され、また敬われています。冗談でもそのメンバーの悪口を言わないで下さい。
<2003/07/25>タイランド在住の日本人が、不敬罪で有罪判決を受けました。

・公衆の面前で、異性間の愛情の表現を行ってはいけません。また、上半身裸で日光浴を行ってはいけません。

・タイ人は非常に西洋人を尊敬し、そして、ある人々は、あなたに対し彼らの英語を実際に使ってみるかもしれません。あなたに対して年齢、給料、結婚、地位についての質問に気を悪くしないで下さい。彼らは、悪意があって行うのではありません。

・“Sanuk”は、おもしろく、楽しいそして喜びを与えるすべてについて述べているタイ国の単語です。これは、言い回し“mai pen rai”(全く気にしない)と同等です。これらの言葉は、この国であなたの滞在の間にあなたの心に留めるべきです。


<個人的補足説明>
上記にて”・・非常に西洋人を尊敬・・”という点に注意。尊敬しているのは外国人ではなく西洋人(欧米人)なのです。その為、西洋人が非常識なことをやっても容認されるケースでも、われわれ東洋人(日本人)が同じ事を行うと軽蔑の目で見られる場合があります。
逆に、われわれ東洋人が良い行い行っても当然だろうと思われるケースが、西洋人の場合は絶賛される場合があります。(との事・・ チェンマイ在住のH氏談)。

公共の場(駅のプラットホームや映画館等)でタイの国歌が流れる場合があります。その時は、たとえ観光客でもその場で立ち止まり他の人々と同様に国歌が終了するまで黙祷をしてください。
映画館などの場合は席から立ち上がり、同様に黙祷をしてください。

お坊さんに対して、観光客でも尊敬の念を持たなければなりません(例え子供のお坊さんでも)。
また、女性がお坊さんに触れるのは、偶然でもご法度です。女性の方は、十分に気をつけてください。

貴方の誕生日は?
ある程度親しくなってくると、タイ人の知人からこのような質問があるかもしれません。そのような時、一般的に日本人は自分の生年月日だけを答えますが、改 めて誕生日の曜日も尋ねられる場合があります。私の場合、タイ語の先生から尋ねられて判らないと答えたところ、”自分に生まれた曜日も判らないなんてお馬 鹿かしら?”という顔をされてしまいました。
タイでは、自分の生まれた曜日を知らないという事は考えられない事です(例え、生年月日が判らなくても)。何故なら、お寺で拝んだりお布施を捧げる場所は、誕生日の曜日毎に分かれています。
その為、自分の生まれた曜日を知らないと、お寺へタンブン(お布施)に行った時に何処で拝んだりお布施を捧げたら良いか判らない事に成ってしまいます。ちなみに、タイランドの公式の暦は仏暦(ポー・ソー)です。誕生日を西暦ではなく仏暦で答えるのも良いかも。
仏暦は、西暦に543(コヨミ、暦)を加えた年となります。 例 西暦2003年 = 仏暦2546年

観光客の日本人女性が厚底の靴を履き、色っぽい服装で夜の街を歩いていると、街の娼婦と間違われてしまいますのでご注意。
また、公衆の場で女性がアルコール類を飲む事は殆どありません。
家庭内や、自室ではどうか分かりませんが。
その為、女性達だけでカフェや バー・ビアでお酒を飲んでいると同様に街の娼婦と間違われてしまいます
逆に言えば、そういう方は娼婦の可能性が高いです。引っかからないように、くれぐれもご注意を。

タイでは、知識階級の人は一般的にタバコを吸いません無論、例外の人もいますが)。
その為、喫煙者は(私も含め)軽蔑の目で見られます
また、タイランドではタバコのポイ捨ては罰金刑となります(特に外国人観光客がターゲット)が、さらに最近、冷房のしている場所では法令で原則全面禁煙(駅、レストラン、食堂、喫茶店等)になりました。
冷房している場所でタバコが吸えるのは、バー、又は自宅、ホテルの自室位。違反すると、お店、及びタバコを吸った本人は多額の罰金となります。
タバコを吸う場合は、周囲の様子、及び灰皿があることを確認するように。

タイランドでは、信号機のある交差点では左折専用の信号機がある場合を除いて常時左折可です。
その為、歩行者が青信号になったので歩道を渡ろうと思っても左折車が常に突っ込んできます。
信号機が無い場所では、さらに当然のこと。
日本と異なりタイランドは車優先の社会なので、歩行者のために車やバイクが止まってくれるなどと思わないで下さい。
実際、自分が運転している最中に歩行者を見かけ一時停止しましたが、後続や左右の車が止まってくれないためにかえって歩行者に危険な目に合わせてしまった経験があります。
複数台の車やバイクが走ってくる場合は、歩行者が横断中でもまず止まってくれないので十分にご注意願います。
また、ここチェンマイでは、ノーヘルメットで3~4人が1台のバイクに乗って走っているケースが珍しくありません。
このようなバイクの前を無理に横断し、バイクが止まりきれずに横転して人身事故を起こすケースも良く見かけます。
バンコク市内は良く分かりませんが、チェンマイ市内では以下のことは日常茶万事です。
その為、観光に来た方がレンタルバイクなどを借りて運転することはお勧めできません。
実際に、観光に来た若い日本人がタイランドで交通事故を起こし、手足を骨折して日本に帰ったり、病院に入院した人の話をよく聞きます。
方向指示器を操作せずに突然に右折、又は左折
(バイクの場合は約5割位、車でも相当数)
方向指示器の点灯しっ放し。
あるいは、必要以上(100メート以上)も前からの方向指示器点灯。
後ろから走って来たバイクが、方向指示器も操作せずに左側から目の前を横切って右側レーンへの急激な車線変更。
同様に右側から左側への急激な車線変更。
一方通行道路の逆走。
(道を知らない観光客が多いが、一方通行が多いために地元の人も故意にやっている)
渋滞中の車の間を右へ左へと縫って走るバイク、あるいは横断歩行者。
信号にて停止線の前で停車中に、後ろから反対車線、又は左折専用の車線を走ってきて追い越し、目の前の歩道や更に交差点に入って止まるトゥクトゥクやバイク。
特に、バイクはごく当然のように振舞っている。
突然停止したり発進するソンティオやトゥクトゥク。
夜間の酒酔い運転。
(観光客が圧倒的に多いが、現地の人や、現地在住の日本人も)
二重、三重の違法駐車。
同一道路(車線)を混在して走るスピードの異なる車両。
手押し車、車椅子、リアカー、リクシャー、自転車、トゥクトゥク、乗用車、バイク、大型トラック、観光バス等、ありとあらゆる種類の車両がチェンマイ市内の同一車線を混在して走っています。
<2004/05/20>
最近、チェンマイ市内(特にお堀の周囲)に歩行者専用の信号機が沢山設置されてきました。
しかし、歩行者専用の信号が青になったからといって直ぐに横断するような危険なまねは絶対にしないこと。
必ず、停車するかスピードを落としていることを確認後に横断してください。
また、既に横断者専用信号が青になっている場合はとても危険です。
車やバイクは、信号が赤になったばかりの時は一応止まろうかなという様な素振りをしますが、赤になっていても横断者が見当たらない場合は赤信号を全く無視 しています(私の場合は赤信号なので止まろうとっしても、両側から車やバイクがどんどん追い越していくので、結局は危険防止の為に赤信号を無視せざるを得 ません)。
タイ人の友人に聞いた話では、チェンマイでは運転免許証が容易に取得でき(極端に言えば運転できれば良い程度)、日本のように交通法規や交通マナーの教育は無いとの事。
とにかく危険がいっぱいで、道路事情を知らない旅行者には絶対に自分で運転することはお勧めできません。

それにしても、普段のタイ人はとても穏やかなのに、バイクなどに乗っているタイ人(女性も含む)の交通マナーは最悪!!



ということだそうです。
ちょっと重要と思う所は私が下線および太字など加工しました。
ご参考に。

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