今更私が細かなレビューをしなくても先陣達が貴重な経験をしてレビューを書いて下さっているので、ちょっと脇道それた雑感的なものを。
久々に日常的にPalmを使ってみて思ったことは、Treo650は非常に良く出来たガジェットです。
キーボード付きPalmと電話の融合というのがこれほど優れているとは思いませんでした。
電話としてのバランス、PDAとしてのバランスを考えても私の触ったスマートフォンの中では一番かと。
ただ、アプリや日本語化についてはPocketPCの様な完成度は持ち合わせていません。
また、OSの構造の問題からでしょうか、シャアウェアが多いことで、何でもやろうとするとお金がかかります。
ただ、Palmユーザーの方々に多いのは自分のスタイルに合わせて使い分ける人が多く、反対にPocketPCのユーザーの方々は1台で完結を求める傾向がある様な気がします。
これ、両方使って見ると判るですが、PocketPCはその名の通りPCなんですね。
出来る限りPCに出来ることを再現しようとして作られている感じがあります。
これはこれで非常に魅力的なガジェットを作る思想だと思います。
反対にPalmは、やはりPDAの枠というか、PCとは違う部分を補う発想で作られているといった感じでしょうか。
たぶん、この辺りが一台完結を目指す方々にとっては、不満になるのではないかと。
後は日本語が完璧ではないということですね。
WebはOpera Miniでなんとかなりそうなので、あとは添付ファイルを送れる日本語メーラーの定番的なものが出れば(今でもありますが、ちょっとPalmとしてはアプリが大きすぎる気がします。)もっと使い安いガジェットになるのではないでしょうか。
まぁ、英語圏の方ならほぼパーフェクトでしょうね。
アクセスは簡単、ネットワークの接続も簡単だし、GPRSなどのネゴシエーションや接続もアプリが軽い分早いし安定している。
これでWiFiが標準でついていればとつくづく思います。
今回私はTreoを電話と移動中のメールチェックとウェブチェックに。
落ち着いてWeb見たり、メールを返信したり、ブログをアップしたりとiBook代わりにQタロウを使いました。
お互いの苦手な分野を二台のマシンで補った形ですね。
反対にiBookを持ち歩くなら、Qタロウの意味が薄れて来るかもしれません。
ただQタロウのメリットは単独で通信手段を持っていること、iBookほどかさばらないことです。
まぁそれ以上の事をしようとするとやはりiBook等が必要になってきますね。
でTreoの優秀なところで驚いたのは、SIMを入れて認識されると勝手にGPRSのセッティングを勝手に読み込んで作ってくれたこと。
日本で自分で作って持っていったので、二重にセッティングが出来てしまいました。
発売して既に2年近く経ったマシン(GSM版は1年ちょっと?)であり、新型が出ているとはいえPalmOSの使い勝手の良さを極めた良いスマートフォンだと思います。
但し!これスマートフォンとして利用した時の話です。
日本で電話として使えないTreoをメインマシンとして使うのはやっぱり無理がある気がしますね。
Treoはやっぱり電話なんです。
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