ごく普通の19歳の大学生エミリー・ローズは、突然、 原因不明の激しい痙攣と恐ろしい幻覚に襲われた。
症状は回復する気配もなく、まるで呪われているかのような凄まじい痙攣と幻覚は、次第に悪化していった。
エミリーは自分に何かが取り憑いているからだと確信し、 自らの運命を神父に託す。
しかし、神父による"悪魔祓い"は失敗に終わり、 エミリーは命を落としてしまう。彼女にすみついたのは、病か、悪魔か?
という映画。(原題は「エクソシズム・オブ・エミリー・ローズ」)
まぁジャンルとしてはホラーでしょう。
ただこの映画、実際の事件を映画かしたことでアメリカで物議を醸し出した。
私も何も知らずに試写で見たのだが、まぁホラーとしての出来は、最近ほとんどコメディ化したホラー作品が多い中、真面目に作られたいると思う。
私としては楽しめた。
が、実はここで紹介するのは躊躇した。
私は敬虔な無神論者いや、自然神論者である。
自然界に人間が理解出来ない力が働いているとは思う。その力を神と呼ぶならばそうだろう。
ただ、神は人間が祈ったり、お布施をしたりすればその人を助けてくれるものではないと思っている。
神は気まぐれであり、決して人間の味方ではない。
この間紹介した「PROMIS」はそんな神の気まぐれを描いた作品だと思ったのだが。
こういった「悪魔つき」の現象を脳の障害「脳炎」で片付けられるという医学関係者もいる。
脳炎とは脳内で起きる炎症のことで、大半はウィルス性らしい。
激しい興奮、全身けいれん、人格変化、頭痛、発熱などの症状が表れ、重症化すると死亡する場合も多く、早期発見、早期治療開始することが重要らしい。
さて、どうしたものか。
悪魔の存在を信じているかと言われれば何とも言えない。
ただ、敬虔な宗教信者にとって「悪魔つき」を否定することは、神の存在を否定することになる。
だからこそ起こった事件なのかもしれない。
貴方は、悪魔を信じますか?信じませんか?
答えを知っているのは、神だけなのかもしれない。
エミリーローズ公式ページ
http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/site/
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