2006/03/30

デモはわかるけど、でも・・・

あいも変わらず続いているタイの混迷。

バンコク市内では、先日のエンポリアム前の民主連合のデモに引き続き、サイアムパラゴン前でのデモ集会が行われ、なんとパラゴンは二日間休業したとのこと。本日13時から営業したとのこと。

正直ここまでくると観光客が安心して訪れることが出来る街ではない。


「デモさえさければ」

と思う人もいるかもしれなが、ことはそんなに単純ではない。

デモ以外のところでも、民主党本部前に爆弾が置かれたり、街の至る所で市民同士の口論を耳にするとのこと。

またその口論が殴り合いのケンカに発展するケースも多い。


冷静な立場で見て、日本人はどちらかといえば反タクシンが多いように思う。

タクシーに乗るにしても「お前はタクシン派か反タクシン派か」とい問答も挨拶のように使われている先週訪タイした知り合いが言っていたことを思えば、素直に「反タクシンだ」とは言えない。

なんせ、タクシーの運転手は反タクシン派が多い。

反タクシン派のデモに参加しようとタクシーに乗ったら乗車拒否されたなんてケースもあるらしい。


で、知人はどう答えたかというと、

「私はどちらもない。タイが平和ならそれでいい」

と答えたとか。

タクシーには乗せてくれたが、その後運転手はしつこく

「なぜタクシンを応援しない。彼は俺たちの見方だぞ」

といい続けていたとか。

4月2日には選挙が行われる。

しかし、その後もまだこの騒ぎは終わりそうにない。


たとえ、悪くなくてもこれだけの騒ぎの原因を作った人はどうすべきか。

分別のある大人なら判ると思うのだが・・・。

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