バンコクにいる時に、日本にいる友人からメールが入る。
「アチャヤーガムがあったら買って来てほしいのだけど」
とのこと。
「アチャヤーガム」・・・知ってる人はあれかぁと思うだろう。
何かというと雑誌だ。
それも犯罪専門雑誌というか死体の写真ばかりを載せている悪趣味な本である。
タイではニュースなどでも、死体(もちろん布はかぶってます)などを平気で流す国なのだが、もともとレスキューというか、救急車が民間委託で数社あり、そのうちの1社の株主がこの「アチャヤーガム」を発行する出版社だという話だ。
内容は、はっきり言ってかなり過激でエグイです。
見た後に肉屋に行くと間違いなく吐きそうになります。
で、実は昔はコンビニなどでも平気で売っていたのだが、ここ数年見かけなくなった。
何故かというと、犯罪に繋がる恐れがあること、また観光客がみやげ物などにするなど好ましくない状態が起こったため都心部での販売は規制されたのである。
その本を探して来いというのだ。困った弟分である。
彼は1月の終わりに家族を連れて初訪タイをとげ、その時にも本屋を探しまわったがなかったらしい。
で、タイにいるなら何処かにないかと言われて探し回ったのだが何処にも売っていない。
ヤワラー辺りにあるエロ本屋そういった本を扱っているアンダーグランドな違法書店にも行って見た。(なんでそんな店を知ってるかは聞かないように)
タイではヌードの入った本は発売禁止である。日本の週刊誌などのヌードで来基本的に胸の部分が削って販売されている。
しかし、普通のヌードでも売ってはいけないのに何故か、無修正のものが置かれていたり、タイでは売ってはいけない本(例えば王族侮辱罪等に触れる)などをこっそっと売っている本屋がある。
そういった、本屋に言って聞いてみたところ、「アチャヤーガム」は過激過ぎて発禁になっている、その為何処にも売っていない、もし欲しければ警察の指導をうけて写真を少なくした「191(こちらはもともとアチャヤーガムのライバル誌だった)」を買えとのことだった。
その後も本屋にいったが、やはり「アチャヤーガム」は発売中止になったとのこと。
たまたま本屋にいた警察官も同じことを言っていた。
こういったタイ人の話は全て信用出来るものではない。
が、何処にも売ってない(かなり地方まで行って探した)ことを考えると本当かもしれない。
で、私もチラッと見たことはあったが買ったことはなかったので、彼女に何処で売ってると聞くと、
「貴方、頭おかしいの?」
との返答。
その後、尋ねた彼女のお姉さんの家でもその話をされ、家族中というか近所の方々にまで
「お前がアチャヤーガムなんて読みたがる馬鹿か!」
と言われる始末。
要は普通の人は読まない本なのである。
読む奴は少なくとも馬鹿か変態で、読んでるところを見られでもしたら村八分に近い状態だそうだ。
いや、大変だった。
で、本を頼んだ友人へ。君は立派な変態さんと認定されました。(笑)
あっ、でも191は買ってきたからね。(こそっと)
0 コメント:
コメントを投稿