2005/07/30

タイ人は実はとても切れやすい

微笑みの国タイランド。

確かに、何処にいってもニコニコと笑顔というか、ヘラヘラって感じの奴もいる。
パッと見はなんか弱そうというかそんな感じがします。


が、騙されない様に。彼らは本当はとっても戦闘的な人種である。


まず、歴史的に見ると、タイはアジアで唯一侵略を受けていない国なのはご存知ですね。
日本が進駐軍に占拠された時代に、タイでは既にアメリカやヨーロッパとの対等な関係を築いている。
少なくとも言いなりにあったり占領されたりということはない。
かの国は非常に政治的交渉がうまい国なのであった。
その裏側には強大な軍事構造があげられる。
タイには未だに徴兵制があり、(抽選のようです)、東南アジアではアメリカでさえ一目置く軍事国家である。
もともとのタイの領土というのはバンコク、アユタヤあたりを中心にしたエリアで、イサーン(東北部)やチェンマイを中心とした北部、プーケットで有名な南部は、侵略により手に入れた国土である。
カンボジアではタイ国と戦った生々しい爪痕が未だに残っているらしい。(見たことないのでよー知らん)
イサーンはもともと、カンボジアとラオスの領土である。だからイサーン人はイサーン弁=ラオス語を話す。
カンボジアに近いエリアではカンボジア語を話すのである。
北部は、山岳民族が多数住んでいいたエリアで、それを侵略統治したのである。
南部は言わずとしれたマレーシアの領土だった。
その証拠に、タイ中心部以外の人はみんなタイ語を学校で習うのである。
国語とは簡単に呼べない。もともとは隣の国の言葉を勉強する訳だ。
だから、イサーンの人のタイ語は時々発音がおかしい人がいる。
タイ語を習うなら中央で生まれた人に習うのが良いようだ。
話はそれたが、昔からタイは軍事国家だった。
ムエタイも元々は戦場で生まれた殺人格闘技だ。タイの映画でもよく昔の戦争を書いた作品がある。
その中では必ず、ムエタイによる武闘軍団が描かれている。
と、歴史的に見てもタイ人は好戦的な民族である。
ただ、侵略した土地の人間は、、、。


現在を除いてみると、特にバンコクは決して手放しで安全と言える街ではない。
バンコクには架橋、インドなどのマフィアがタイマフィアと同居しているし、本当に殺し屋が存在する国でもある。


一般人も好戦的である。


スワンルンナイトバザール(ルンピニー公園ナイトバザールと言った方が分かりやすいか)にある、ステージで(フードゾーンになってるところですね)数年前(去年だったか?)に学校対抗のバンドコンクールがあった。
事件はそこで起こった。お互いの学校の応援にヒートアップした学生同士が喧嘩を始め最後には何人か死人が出た。
たしか、ピストルで撃ち殺したと記憶している。学生達は高校生だったはずだ。
なぜ、高校生がそれもスワンルンのステージを借り切れるほど金持ちの学校でそんなことがおこるのか?
バンドの応援合戦がなぜ殺し合いになるのか?
これこそ、タイ人の切れやすさを象徴する事件ではなかっただろうか。


かの国は銃を持つことは違法ではない。撃つことは違法である。
ところが、金持ちというのは往々にして政治家など息子が多く、殺人でももみ消してしまう力を持ている。
で、そういった親を持つ子供達は金も持っていて(日本人なんか目じゃないくらい金を持っている)その上、自己中心的でわがままというのが相場である。
良く日本人の若い人がRCAあたりのクラブ(金持ち馬鹿息子、娘の溜まり場ですね)へ遊びにいくが十分に気をつけてほしい。
日本人の行方不明者は少なくない。その仲間入りはしたくないでしょ?

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