タクシン首相一族が保有していたシンコープの株式売買で、「税金逃れ」などの批判が噴出しているらしい。(私もそう思う)
タイ国証券取引委員会は30日に一族に取引の詳細を報告するよう要求したとのこと。
問題になっているのは、
1、タイの憲法では、閣僚が株を保有したり、会社を実質的に経営したりすることを禁じており、これに反した場合、閣僚はその地位を失う。現状は息子名義だが実質上の経営者がタクシン首相だったのではないという疑い。
2、タイでは個人での株式売買には税金がかからないのだが、シンコープのオーナーであるタクシン首相の息子が株式売買以前に税金逃れをしているのではないという点。
3、首相の一族は売却の直前、首相系投資会社から大量のシン株を1株1バーツで取得し、高値で売り抜けたとの疑い。
など(どうもこれだけではない)が揚げられる。
2月4日には反首相を掲げるプーチャッカンのソンテイ氏らによる大集会も予定されており、一族の株疑惑が反タクシン派の勢いをさらに強める可能性がある。
またこの大集会に「社会を混乱させる」として首相官邸から集会の中止を求める申請をしている。
この件に関して、マスコミの前に現れたタクシン首相は、インタビューしようと待ち構えていた記者らに
「こんなに大勢で何をしに来たのか? 発表を待つように」
とだけ言うと、足早にビルの中に消えていったとのこと。
うーん、タクシン政権崩壊か?
いずれにせよ、金持ちだけが得をするような政治はおかしい。(日本もか)
0 コメント:
コメントを投稿