
日本でも最近コンビニでドリンク剤を販売するようになったが、タイではずいぶん昔からコンビニでドリンク剤が販売されている。
日本と大きく違うのはあんまり普通の人は飲まないということ。
どちらかといえば労働者や夜のためといった感じで、一般人が疲労回復、栄養補給といった感じではない。
日本でも十年ほど前まではドリンク剤はあまり一般的ではなかったのだったし、未だに数千円するドリンク剤をソフトドリンクの様に飲むのは日本でもあまり一般的ではない。
そういった意味では、理解出来る感覚かもしれない。
数年前まで、タイでドリンク剤といえば「リポビタン」だった。そうあの「ワシのマークの」である。
タイの製薬会社?がライセンシーで発売しているのだが、もちろん日本側の意思も反映されている。
最近はビジネスマン向けとしては拡販を目指している。
そのほかにはムエタイのスポンサーで有名な「M150」や、若者向けを狙い人気歌手をCMに起用した「357マグナムプラス」や、イギリスのパブで スコッチ割が有名になり逆輸入的に人気のついた「レッドブル」などがある。この「レッドブル」の英国での人気がタイのドリンク剤を海外に知らしめる発端と なり、ウイスキー割などの飲み方が生まれた。
で、最近タイで一番入れてるとされるのが「カラバオデーン」なるドリンク剤である。
はい、これですね。
労働者階級に絶大的人気のあるカラバオという歌手が作った会社が売り出したドリンク剤で、自分が宣伝して売上をどんどん上げ、いつのまにかタイで一番売れているドリンク剤となったらしい。
なんか、アメリカなどでも販売しているとのこと。
このカラバオという歌手、もともとは反体制的な歌を歌って人気が出たのだが、金持ちになってからはなんか「タイはいい国だ!」みたいな歌ばかりである。
カラバオの批判をするつもりはないが、いろいろネットを見たりすると誤解というか盲目な信者もいるので第三者的に意見を言うと、昔は確かに苦労して労働者階級を代表する歌手だった。
今でもそのイメージをもとに歌手として活動しているし、そんな格好でアピールしている歌手である。
でも実際は大金持ちで、カラバオデーンを販売する会社を300万Bで買ったらしいが、これも彼にすれば失敗しても痛いが別に破産するほどの金ではない。
彼自身は苦労している歌手などを援助するなど非常に良い活動もしている。
が、例えば「カラバオデーン」の売上の1%を絶滅の危機にあるタイの象の為に使えば十分な資金になるだろうにそういうことはしない。
労働者に指示を受けているが、彼らの為の支援はしない。
まぁ、それは彼に限った事ではないし、タイにはそういった習慣がないのかもしれない。
カラバオをまとめて言うと、昔は貧乏人代表だったが今はそのイメージで売っている大金持ちの歌手。
ただ、民衆は彼を支持しているといったところだろうか。
それが良いとか悪いとかではなくただの事実である。
で、彼の販売しているか「カラパオデーン」に「カラバオデーンXO」なる商品がある。
味はなんとウイスキー味。
ドリンク剤のウイスキー割が流行っているからなのだろうかそんな商品を出している。
飲んでみると確かに、ウイスキーとドリンク剤を割ったような甘いウイスキー風ドリンクである。
これってアルコールが入っているのだろうか?でも飲んでも酒を飲んだ感じはない。
うーん、不可解な飲み物である。
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